ボルネオ島旅日記
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マレーシア


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3月18日(月)
 午前0時10分。私たちを乗せたMH80便は、真っ暗な夜空に向かって飛び立った。日焼けで火照り、疲れきった体をブランケットでくるみ、眠りにつく。たまたま目を覚ますと、ご飯を配っているところだった。一体何時なんだろう?窓の外はまだ暗い。かなり放心状態ではあるものの、しっかりと食べる。そしてまた眠る。
 それから寝たり起きたりを繰り返すうち、暗かった窓の外は綺麗な朝焼けでオレンジ色に変わっていた。飛行機の中から見る、雲の上の朝焼けは本当に綺麗だ。大半の人は眠っているので、ちょっと得したような気分になる。そして、それから間もなく飛行機は成田空港へ到着した。毎度の事ながら、現実に引き戻される瞬間。夢のようだったボルネオ島旅行の終わり。そして私たちは、春の到来を感じさせるような気持ちのいい陽気の中、帰路へと着いたのだった。

こんがりいい色に焼けました。@シグナルヒルの展望台

あとがき  
 何気ない一言から実現されたこのボルネオ島旅行。本当に楽しい旅でした。約1年前、ランカウイ島で実感した語学力のなさから始めた英会話。ここで私は、英会話の勉強だけではなく、沢山の魅力的な方々と出会いました。そして、そのクラスのユキコさん、アキコさんと旅できた事は本当に嬉しい事でした。
 そして、この旅行の後に待っていたものは、私の人生に於いて1つのターニングポイントになるであろう「退職」という1つのイベント。仕事復帰後2日間で、旅行中に溜まっていた仕事、身の回りの片付けを終え、ボルネオ島旅行の余韻に浸りつつ、バタバタバタ〜っと慌しく会社を去って行きました。
 そういった意味でも、今回のボルネオ島旅行は、私にとって特別な意味を持つ旅だったと言えるかもしれません。「卒業旅行」のようだったような気さえします。ボルネオ島の自然や人々の優しさに触れ、私は沢山のパワーをもらってきました。この「大きい物」に触れてしまうと、色々な事が小さな事に思えてしまうから不思議です。このパワーを糧に、新しい、今まで以上の毎日を発見できたら、と思います。
 最後に、ユキコさん、アキコさん、そしてボルネオ島に、「感謝、感謝」です!
2002年4月11日



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