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マレーシア&シンガポール
ぶらぶら旅日記

【クアラルンプール(KL)編】

INDEX

7月10日(土) ホタルに感動、白人にムカっ。

 7時起床。何だかスッキリしない空模様。のんびりと身支度を整え、9時、部屋を出る。3階へカギを返しに行くも誰もいない。しばらくウロウロして、スタッフ不在の場合は返却箱に入れておけばいい事に気がついた。

 外に出てタクシーを待つ。本当に来てくれるのか少しだけ不安になっていると、妙に立派なタクシーが目の前に停まった。「バスステーションだよね?」と荷物をトランクに積み込んでくれるのだけど、この人はRosliが電話してくれた人なのだろうか。考えてみれば、ドライバーの名前を聞いておくのを忘れていた。それにしても、こんな高級車じゃ高いに違いない。妙にフカフカの黒皮に覆われたシートに座り、「値段は聞いた?」「聞かなかったけど、多分8RMだと思う。」「・・・I hope so.」、Aliとの会話を思い出す。案の定、バスステーションまで15RM。Rosli〜(泣)。JBで、2RMだ3RMだで腹を立てていたのがアホらしい。もちろん、この人にボラれているわけではないと思うので、話しが違うけれど。

 指定された乗り場でバスを待つものの、出発時間の10時になってもバスが来ない。同じように隣の女の子がキョロキョロしているので、同じバスか聞いてみた。「多分、あのバスが来るから。」と離れた所に停まっているバスを指す。マラッカに住んでいる中国系マレーシア人のようで、荷物の少なさからして、日帰りでKLに遊びに行くのだろう。バスに乗り込むまで気にかけてくれていた。

 10分遅れで出発。2時間もするとKLのツインタワーが見えてきた。だんだんと道が混み始め、都会に来たという感じだ。ポツポツと雨が降り始める。宿が決まるまでは降らないでくれるといいのだけど。

 プドゥラヤ・バスステーションに到着、空は今にも雨が降り出しそうな暗さだ。客引きたちの呼び止める声を無視して、どんどん歩いて行く。が、この喧騒さえも懐かしく、知っている場所に来てホっとしているのも事実。まずは宿を決めないと。希望としては、本当は共同シャワーは好きじゃない。ブキッ・ビンタンに手頃な値段で泊まれるホテルがあるけれど、今日は土曜日なので予約なしでは泊まれないような気がするし、ブキッ・ビンタンまで行ってあてもなくさまようのはキツイ。ガイドブックには載っていないので電話番号も分からないし、どのみち、またプドゥラヤ・バスステーションからメルシンへ行くので、バスステーションに近いチャイナタウンで探す事にした。

 人で賑わうチャイナタウンを、大きな荷物を転がしながら歩くのは大変。歩道には屋台が出ていたりするので車道を歩く。まずは、屋台がぎっしりと並ぶプタリン通りにある『Chinatown Inn』へ行ってみる。部屋は空いているけれど、土曜日なのでシングルで99RMだと言う。もう少し安いといいのだけど。


チャイナタウン・プタリン通り入口。

 次に、スルタン通りを越えた先にある、少し怪しげなホテルへ行ってみる。こちらも土曜日なので、ホットシャワー付きのシングルで66RMだと言われる。値段的にはいいけれど、とにかく雰囲気が怪しげなので部屋を見せてもらう事にした。フロントで荷物を預かってもらい、階段を上って行く。工事中なのか、壁が崩してあったり、何者なのか分からない中国系のおばさんがウロウロしている。部屋の中はまぁいいとしても、ここに泊まるのは危険な気がしてやめた。

 雲行きがますます怪しくなってきた。宿探しに時間をかけるのも馬鹿らしいので、できればやめようと思っていたゲストハウスに行く事にした。一度泊まった事のある『YWCA』に行こうかとも思ったけれど少し離れているので、スルタン通りにある『Backpackers Travellers Inn』へ。3階にあるエアコン部屋(40RM)と4階にあるファン部屋(25RM)を見せてもらった。どちらも窓はない。エアコン部屋は狭く、ベッドがあるのみ。ファン部屋は鏡台もありエアコン部屋より広い。なので、ファン部屋に泊まることにした。

 ここでは料金は前払いで、毎日12時までにその日の部屋代を払う。受付にいたスタッフは日本語が話せ、日本語で説明をしてくれた。クアラ・スランゴールへホタルツアーに行きたかったので、どこかいい旅行会社を紹介してもらおうと尋ねると、「今日、ここから行くよ。」と言われた。よく意味が分からないでいたら、「60RMだけ。15時に、ここのロビーに来てお金を払うね。スタートは18時。行きたい?」と言われ、「行きたいですっ。」と力を込めて返事をしてしまった。今日は土曜日なので旅行会社は閉まっているかもしれないと思っていて、そうすると申し込めるのが月曜日で、その日のツアーに参加できないと早くても火曜日にならないと行けないかもしれないと思っていたのだ。しかも、あらかじめ日本で調べておいた旅行会社のツアーは、日本語ガイド付きで270RMだった。ガイドブックにも、相場は120〜150RMだと書いてあった。夕飯付きだったり、他の観光地も回るのだろうけど、私はホタルが見れればいいので安いに越した事はなく、ましてや、日本語ガイドなんて必要ない。こんなにもすんなりとホタルを見に行ける事になって嬉しい。

 部屋に行き荷物を広げていると、激しい雨音とカミナリが聞こえ始めた。ものすごい豪雨のようである。間に合って良かったと思うと同時に、すごい歓迎だ、と苦笑いしてしまう。これでは外に出られない。

 とりあえずお腹が空いた。おいしいらしいチキンライスのお店がゲストハウスと同じに並びにあり、そこまでは屋根のある歩道を通って行けるので行ってみる事にした。受付の前を通ると、「雨だよ。」と笑われた。階段下にいた白人たちも、予想以上の大雨に出て行くのを戸惑っている様子。本当にすごい雨だ。でも、私は隣の隣くらいに行くだけなので大丈夫。

 インターネットでは『南香飯店』と書かれていて、夜は違うお店が入るので昼間しかやっていないと書いてあった。でも、書かれていた場所にあるのは綺麗で立派な店構えの『南香』。夜に違うお店になるとは思えない。でも、13時を過ぎているのに店内は沢山のお客さんで賑わっている。という事はおいしいのだろうし、間違いないのだろう。

 チキンライスとアイスチャイニーズティーを注文する。出されたチキンライスは見た目も良くおいしい。でも、期待が大きかったのか、「そんなに取り立てる程?」とも思ってしまったのが本当のところ。でも、おいしいし決してマズイわけではない。キレイな場所でキレイなチキンライスを食べたい人にはいいと思う。チキンライスの他、モヤシ炒めやチャーシューもおいしいらしい。さすがに1人じゃ食べきれないので挑戦していないけれど。


飲み物を含めて4RMちょっと。

 お店を出て、屋根が続く場所だけブラブラしてみるも特に何もない。部屋に戻り、昨日できなかった分の洗濯をする事にした。部屋に無理やり洗濯ロープを張り、洗った衣類を干す。15時にはロビーに行かなくてはいけないので、それまでベッドでゴロゴロする事にした。しばらくすると誰かがノックする。誰かと思ったら受付にいたスタッフで、ロビーにみんなが集まるのを待たず、ホタルツアーの集金に来た。おかげで15時まで部屋にいる必要もなくなり、雨も小降りになったようなので、母親に頼まれた物を買いに出掛ける事にした。

 チャイナタウンをブラブラし、スルタン通りにあるインターネットカフェ『EXCEL INTERNET CAFE』に入った。日本語が使えるか尋ねると、49番のコンピューターに案内された。ここでは唯一、このコンピューターだけ日本語が可能なよう。1時間3RM。席に着いて少しすると、「すいません、あとどの位かかりますか?」と日本語で話し掛けられた。「あと30分位は・・・。」と振り向くと、どこかで見た顔。「そうですか。」とすぐに立ち去ってしまったけれど、マラッカで会った人だ。

 インターネットカフェを出て部屋に戻る途中、サテ(マレーシア風焼き鳥)屋台の前を通りがかり、チキンを4本(1本50¢)お持ち帰り。小腹が空いていたので、ホタルツアーへ行く前に食べるのにちょうどいい。

 18時前、2階のロビーに下りて行くとホタルツアーに行くらしき人たちが集まっている。その中に、2人の日本人の男の子と話している、マラッカで会った人がいた。「マラッカで会いましたよね。」とご挨拶。名前はヤマシタさんで、ヤマシタさんもホタルツアーに参加するとの事。ようやく人が集まって、今日行ける事になったらしい。という事は、私はついていた。白人6人と私たち2人の計8人は、ワゴン車に乗り込んでクアラ・スランゴールへ向かった。

 渋滞している場所もあり、カンポン・ブキッ・ブリンビン(Firefly Park Resort)に着いた時には2時間位が経っていた。その間、国内はもちろん世界中を旅しているヤマシタさんに色々な話しを聞かせてもらっていたのであっという間だったけれど。気になるのは時々夜空を光らせるカミナリ。雨が降ると見れなくなるらしいので心配していたけれど大丈夫なようだ。

 ホタルは、ほとんど音のしないバッテリー駆動の小船に乗り、マングローブの木が密集しているスランゴール川を巡りながら鑑賞する。船着場へ行く桟橋を渡る手前に大きなチカチカと光る木があり、「あ、もうこれそうだ!」と興奮。が、「・・・あれ?これは電飾ですかね?」と弱気になるも「ホタルだー!」と感動。そう、電飾かと思ってしまうほどキレイなホタルの木。暗闇の中、光の残像を残しながら飛ぶ数匹のホタル。これからどんな景色が見れるのだろう。どんどん期待が膨らむ。


このゲートを越えて行くと暗闇に沢山のホタルが!

 
オレンジ色のライフジャケットを渡され、10人乗りの小船に乗り込む。真後ろにいる船頭さんが小声で、「ホ、ホ、ホ〜タル来い。」と唄ったり、はるか上空を飛ぶ飛行機を見て、「ビッグホタル」と言うので笑ってしまう。

 静かに漕ぎ出した小船から眺める景色は、「スゴ〜イ・・・。」と思わずつぶやいてしまうような物だった。ホタルが好む木があるようで、川沿いに生えている全ての木に集まっているわけではないのだけど、その木全体を覆うように無数のホタルがチカチカと光輝いている。それだけでもキレイなのに、その光が水面に反射しユラユラと輝いている。久しぶりにキレイな物を見て感動した。よく「南国のクリスマスツリー」と言われているけれど、その表現はピッタリだと思う。

 が、こんな感動を台無しにしてくれるのが白人だ。事前に、フラッシュ撮影は固く禁止されていた。詳しくは分からないけれど、ホタルが死んでしまうらしい。あまりにキレイなので写真を撮りたくなるのだけど、試しにノーフラッシュと夜景モードで撮ってみたけれど、ホタルの光は画像としては残せなかった。なのでデジカメはしまい、見ることを楽しんでいた。

 まず1人目がフラッシュを焚いて写真を撮った。オートに設定してあったため、自動的に光ってしまったらしい。みんな、「あ〜。」と小さく声をあげたけれど、仕方ないという気持ちの方が強かったと思う。が、次々と、フラッシュを焚いて写真を撮る。普通、誰かがオートで自動発光したのを見たら、自分のカメラもチェックするものなのでは?だんだんと腹が立ってくる。ずっと大きな声で話しをしてゲラゲラ笑っているし、吸い終えたタバコを川へ投げ捨てる。最悪のマナー。ホタルを見る気がないなら参加しなければいいのに。

 ヤマシタさんが何度か、「ノーフラッシュ。」と注意をした。にも関わらずフラッシュを焚く。あまりにもひどく、ヤマシタさんが「フラッシュを焚いて写真を撮るな。」と怒ると、謝りながらも「Why?」という返事が返ってきた。信じられない。誰かが写真を撮ろうとすると、「またノーフラッシュって言われるぞ。」と聞こえるような小声で言って笑い合ったり、カミナリが光ったら、「ノーフラッシュ!」と言って笑っている。何度、後ろから全員、川へ突き落としてやりたい衝動に駆られた事か・・・。

 白人たちには腹が立ったけれど、約30分のホタル観光は感動的でもう1周したい位だった。見に来れて本当に良かった!

 帰りは渋滞もなく、だいたい予定通りの22時過ぎにゲストハウス前に到着した。すっかりお腹も空いていてたので、その辺の屋台でヤマシタさんとご飯を食べようと思っていたのだけど、もう店じまいをしている所が多い。まだ作れるというお店でホッケンミー(4.5RM)の夕飯となった。なかなかボリューム満点。

 部屋に戻り、着替えなどを持ってトイレ兼シャワー室の個室へ。ざっと水を浴び、洗顔フォームを泡立てる。水は出しっ放しにしていた。その水の勢いがどんどん弱まってくる。「あれ?」と思っていたら、水が出なくなってしまった。「え?」としばらく考え、どうやっても水が出ないので諦め、泡だらけの手をタオルで拭き、服を着て隣の個室に移った。試しに蛇口をひねってみるが水は出ない。さっき、水を出しっ放しにしたのがいけなかったのだろうか。それとも、遅い時間になると水が出なくなるのか。それとも、ここは4階だから水がなかなかここまで上がって来ないのか。さっぱり分からない。階段近くにもう1つ個室があるのでそちらへ移動。蛇口をひねると勢いよく水が出た。良かった。汗をたくさんかいたのに、今夜はシャワーが浴びれないのかと思った。

 顔を洗って流し、水を止め、よく泡立てたあかすりで体を洗う。蛇口をひねり体の泡を流そうとすると、何て事か水が出ない。体中のこの泡をどうしたらいいのか考えられず、しばらく放心していた。が、どうやっても水は出ないので諦め、泣く泣くバスタオルで体を拭いて服を着て部屋に戻った。何で水が出ないのだろう。それにしても気持ち悪い・・・。やっぱり、もう少しいい所へ引っ越そうかな・・・。

7月11日(日) ヒンドゥー教徒の聖地バトゥ・ケイブへ。バスが壊れた〜!?

 6時に目が覚めた。真っ先にトイレへ行き、水が出る事を確認、シャワーを浴びて洗濯をする。ようやく、体中の石鹸が落とせてスッキリ。昨日の夜は、一体何だったのだろう。(後から聞いたところ、水道管の工事が失敗したのだそう。だったら、張り紙でもしておいてくれれば良かったのに・・・。)

 8時40分、受付で部屋代を払い、バトゥ・ケイブへ行けるローカルバス乗り場の位置を確認する。よく聞かれるのだろう、手馴れた様子で簡単な地図を書いて説明してくれた。セントラル・マーケット近くのバンコク銀行の前から、11Dのバスに乗ればいいとの事。

 徒歩10分程度で教えてもらった場所に着いた。途中、朝食を食べる人たちで賑わっている場所があり、おいしそうなスープ麺やパオなどに惹かれたけれど我慢し、とりあえずバトゥ・ケイブを目指す事にした。教えてもらった場所はバスの往来はあるもののバス停らしき物がない。でもそんなものなのかと思い、しばらく待つ事にした。が、一向にバスが来る気配がない。道を挟んだ向かいにあるレストランのおじさんが、何か言いたげにこちらを見ている。私も変に思い始めたので、そのおじさんに尋ねてみた。すると、少し場所が違ったようで、正しい場所を教えてくれた。

 教えられた場所に行くと、2年前に泊まった、生まれて初めてのゲストハウス『Full Moon Budget Inn』の前だった。懐かしい。しばらく待つもバスは来ない。不安になり、他の場所行きのバスの案内をしている人に尋ねてみると間違いないので、11Dのバスが来るまでボーっと待っていた。

 9時半になり、ようやくバスが来た。運転手に行き先を告げると金額を言われる。バトゥ・ケイブまで1.6RM。2RM札を料金箱へ入れると、もう1つの箱から切符が出てくる。おつりはどこから出てくるのかと待っていたら、「おつりは出ないよ。」と笑われた。知らなかった。ガラガラのバスに乗り、出発。

 長距離を移動するバスとは違い、このバスはオンボロ(笑)。でも、何だかウキウキする。天気も良く、車窓から見えるものは何を見ても楽しい。ガソリンスタンドで全身泡まみれになりながら車をキレイに洗っているタクシードライバーがいたり、庭先で手を振る子供がいたり。途中で1度、運転手がバスを停めて降りて行ったが、すぐに戻って来て走り出したので気にしていなかった。2度目、運転手がなかなか戻って来ない。戻って来たと思ったら後ろの方へ行き、床にあるフタを開けている。そして、後ろの席に座っていた人たちが文句を言いながら降りて行く。・・・故障?

 どうするのかよく分からないので、そのまま席に座っていた。少しすると、後ろの方に座っていたトドン(イスラム教の女性が被るスカーフ)を被った女性が前の席に移って来て、「故障だって。代わりのバスが来るまで待つみたいよ。どこまで行くの?」と聞かれた。バトゥ・ケイブだと言うと、「タクシーで行った方がいいかも。近いわよ。」と笑っている。でも、ここからどうやってタクシーに乗ればいいのだろう?どうしようもないのでそのまま座っていると、「食べる?」とアメをくれた。

 外で、イライラした様子で運転手が携帯電話で何か話している。30分近く経ち、修理師を乗せて代わりのバスがやって来た。前の席のマレー人に手招きされて降りて行くとなぜかバスには乗せてもらえず、みんな元のバスに戻る。まさか代わりのバスがあるにも関わらず、このバスを直して行くのだろうか。少しイライラしていたら次の便の乗客を乗せたバスがやって来て、それに乗るように言われた。この便は乗客が多く座れなかったが、これでバトゥ・ケイブへ行ける。

 乗って5分位でバトゥ・ケイブに着いた。言われた通りに近く、笑ってしまう。これなら歩いて来た方が良かったかもしれない。親切にしてくれたマレー人に挨拶をしてバスを降りた。

 目の前に切り立った山があり、上の方へと階段が続いている。思っていたよりも立派で、「うわー。」と感激してしまった。門をくぐり階段へ向かって歩いて行く。ハトが沢山いる階段下から見上げると、ますますワクワクしてきた。観光客も多いが、さすがヒンドゥー教徒の聖地、サリーやパンジャビスーツで身をまとい、おでこにビンディをつけたインド系の人たちが沢山いる。

 
あまり期待していなかったので感激。

 無料だと思っていたのだけれど、同じバスに乗っていた白人たちがチケットを手にして階段を上って行くのが見え、あまり考えずにチケットブースのような場所へ行く。13RMを渡すとわざわざ中から出て来てくれ、丁寧にチケットと案内図を渡された。階段を上りきった所で日本語のオーディオガイドセットを受け取って、番号順に回るように言われた。やはりバトゥ・ケイブに入るのは無料で、わざわざオーディオガイドを頼んでしまったようだ。

 272段ある階段を上って行く。ここにはサルが沢山いて、観光客から貰えるバナナなど目当てに寄って来る。中には参拝用の花などが入っている袋を引っ張られ、思わず手を離して奪われているインド系の人もいた。自分の荷物は気をつけた方がいいかもしれない。

 
女の人から奪った袋を抱えるサル。

  
急な階段が続く。

 
階段の真ん中には段数が書かれていた。

 階段を上りきって後ろを振り変えると、遠くまで街を見下ろす事ができる。いい眺めだ。そこから洞窟内に入って行く。左手にオーディオガイドセットを貸し出している所があり、チケットを渡して日本語セットを借りた。番号順に見所をおさえていく。最初は無料で入れるのに失敗したと思ったけれど、これはこれで良かったかもしれない。それぞれにまつわるストーリーが聞けて楽しい。一番奥まで行くと吹き抜けになっていて、天井から光が差し込み、厳かな雰囲気を醸し出している。

 
階段上からの眺めと洞窟入口。

 
天井から光が差し込み神秘的。

 
光とともに雨がポツポツと落ちてきたのでイヤな予感がした。案の定、洞窟内を1周してくると大雨になっていた。少し待つと小振りになってきたのでオーディオガイドを返却し、下りる事にした。オーディオガイドを返却するとチケットを返され、下でもう1ヶ所見学できると言う。でも英語があまり分からないようで、何が見学できるのかよく分からない。


洞窟内の壁に。色鮮やかでキレイ。

 下りの階段は上りよりも急に感じられ、さらに雨のせいで滑りやすくなっているので緊張する。下りきり、何が見学できるのだろうと少しキョロキョロしてみたがよく分からず、また雨がひどくなる前にバスにも乗りたかったので、帰ることにした。後から気づいたのだけど、アートギャラリーを見学する事ができたみたい。

 バスを降りた辺りに行けば乗れるだろうと歩いて行ったのだけど、バス停がどこにあるのか分からない。さらに雨足が強まり、高架下から動けなくなった。どうしようか考えていると11Dのバスがやって来る。これに乗らないと、そう思い手を挙げてみた。すると運転手が気づいてくれ手招きするので走って行き、バスに乗せてもらった。チャイナタウンまで1.6RM。小銭を手の平に出し数えると1.5RMしかない。すると、「それでいいよ。」と切符を出してくれた。ありがとう。でも、行きに多く払ってるからいいよね(笑)。

 3〜40分でチャイナタウンに到着。雨はすっかり上がっている。トイレに行きたかったので一旦ゲストハウスに戻り、再び外出。歩いてブキッ・ビンタンへ。プドゥ通りを歩いているとナシ・カンダー(ご飯に好きなおかずを載せて食べる。マレー系ならナシ・チャンプル、中国系なら経済飯、インド系がナシ・カンダー)が目に入り店内へ。白いご飯とナシ・ビリヤニのどちらがいいか聞かれ、JBで食べておいしかったのでナシ・ビリヤニを選択、好きなおかずを3種類載せた(5.5RM)。よく分からないインド映画?を見ながらのランチタイム。

 お店を出て、てくてくとブキッ・ビンタンを目指して歩いて行く。ブキッ・ビンタン通りに出ると、この前来た時にはなかった『吉野屋の牛丼』ができていてびっくり。この前はわざわざタクシーに乗ってワン・ウタマまで行ったっけ。

 BBプラザやLot10に入っている伊勢丹などを見て回る。BBプラザではプロなのかアマなのか分からないけれどステージが作られ、次々と色々な人たちが歌を唄い、それを見ようと大勢の人たちが集まって大賑わい。伊勢丹の地下にある日本食品がおいてあるスーパーでは駐在員の家族なのか、「これ、懐かしい〜。」と小さな子供が喜んでいた。

 またポツポツと雨が降り出したので、様子を見ようとブキッ・ビンタン通りにあるインターネットカフェへ。1軒目は日本語が使えず、2軒目で1時間ほどインターネットをした。チャイナタウンより高く、1時間4RM。帰りはアロー通りを通って行った。ここの通りは夜になると、たくさんの屋台が並ぶ。ここで食べたい物が色々あるのだけど、夜、チャイナタウンから1人で歩いて来るには少し遠い。

 ストハウスに戻ると、ロビーにヤマシタさんと日本人カップルの姿が。マサさんとユキコさんで、もう1年半くらい2人で旅をしているのだそう。2人はKLに来る前2週間ほどティオマン島のABCにいたそうで、ヤマシタさんは2人にティオマン島の話しを聞いていたらしい。昨日は、私がこの後ティオマン島に行く話しをしていたので、ヤマシタさんはかなりティオマン島が気になり出しているよう。

 今、ティオマン島ABCには、マサさんとユキコさんが餌付けした猫、ミー子がいるそうで、ぜひ、会いに行かなければ。しかもイスラム教徒の島なのに、犬を飼っている所があるとの情報。イスラム教では犬は汚いものとされているので、これは犬好きの私にとってはスゴイ事だ!

 しばらく話していると、ゲンティン・ハイランドのカジノへ行っていたカメラマン・ナガイさんが帰って来た。ナガイさんはプドゥラヤ・バスステーションで仕事道具のカメラを置き引きされてしまったそうで、カメラを買うべくカジノに通っていたらしい。が、どうもマレーシアとは縁がなかったとかで、今夜バンコクに経つと言う。マサさんとユキコさんは、明日の朝プルフンティアン島へ行くと言う。私はまだいつティオマン島に行くか決めていなかったのだけど、18時を過ぎたところで、メルシンまでのバスチケットを買いに行く事にした。プドゥラヤ・バスステーションでカメラを盗まれたナガイさんに、「カバン、盗まれないようにね〜(笑)。」と送り出されて。

 ホタルツアーとバトゥ・ケイブに行くつもりでKLには来たので、その2つに行けた今、いつ出発でも構わない。ただ、明日の朝は急なのでやめようと思い、明日の夜行かあさっての朝に出ようと決めた。夜行バスなら1泊分の宿代が浮くので夜行で行こうかと思いカウンターへ行くと、明日の夜行はいっぱいだと言われてしまった。なので、あさっての9時発のチケットを購入。メルシンまで19.5RM。

 ゲストハウスに戻ると、ヤマシタさんとナガイさんがまだロビーにいたので混ざり、少し話しをして、サテをつまみにビールを飲みに行く事になった。まずはセブンイレブンで缶ビールを買い、それを持って近くのサテ屋台へ。ヤマシタさんオススメのレバーを2本にチキンを1本。出てくるのが遅かったので忘れられているのかと思ったけれど、無事、出てきた。レバーのサテがおいしい事、おいしい事。

 何だか物足りず、ナガイさんはマレーシアを出る前にアイス・カチャン(マレーシアのカキ氷。コーンなどが入っている。アイル(=水)・バトゥ(=石)・チャンプル(=混ぜる)とも言い、通称ABC。)が食べたいとの事で、ハン・ルキル通りにあるフードコートへ移動。私は地元で有名だと言われる『冠記』のワンタンミー・ドライが食べたかったのだけど、フードコート内のお店も、斜め前にある本店(?)の方もやっておらず、食べたい物が浮かばない。ヤマシタさんもそのようだ。

 とりあえず、フードコート内にあるアイス・カチャンのお店へ。何となくものすごい量のような気がしたので注文しようかどうしようか迷い、ナガイさんのアイス・カチャンを見てから考える事にした。出てきたアイス・カチャンは想像以上に大きく、3人で笑ってしまった。お店の人がスプーンを3つ付けてくれたので、少し分けてもらった。やっぱりおいしい。

 結局、またサテのレバーを食べようと戻ったのだけど、もうレバーは終わってしまっていた。なのでチキンを2本と、テ・アイス・オ・コソンを注文。やっぱりサテはおいしい。

 ゲストハウスに戻り、ヤマシタさん、ナガイさんのいる私の部屋と同じ階にあるドミトリーへお邪魔。ドミトリーには泊まった事がないのでキョロキョロしてしまう。ヤマシタさんと同い年だという方も戻って来た。何だか、合宿所のよう。お邪魔したのは、タイで発行されている「G-DIARY」という雑誌を貰うため。最近では日本のコンビニでも売っている所があるらしいのだけど、はっきり言ってとんでもない雑誌らしい。バンコクやプーケットなどの風俗店情報雑誌というか(笑)。もちろん、内容はそれだけではないのだけどそんな雑誌があるという話しになり、くれるという事になったのだ。メルシンへ向かうバスの中での、時間潰しに読ませて頂きます(笑)。

7月12日(月) KL市内をじゃらんじゃらん。

 早い時間に目が覚めたもののベッドの上でダラダラと過ごし、9時になってようやく動き出す。最近、朝ご飯を食べていない気がするので、朝ご飯を食べにハン・ルキル通りのフードコートへ出掛けて行った。何を食べようかと端から見て歩き、一番最初に目が合ってさわやかな笑顔を見せてくれたおじさんのお店で食べる事にした。たまたま手にしていた料理に目が行き、「同じ物にする?客家麺(ハッカミー)ドライだよ。」と言うので、それとアイスチャイニーズティーを注文。これがおいしくて、「当たりだ。」と思った。


客家麺ドライ、4RM。

 ご飯を食べ終え、近くにあるマレーシア最大のヒンドゥー寺院スリ・マハ・マリアマン寺院へ行った。中から観光客が出て来るので私も入ってみようと思い行こうとしたら、「靴は脱いで。」と言われた。見ると入口脇に靴を預ける場所があり、男の人が1人いた。靴と靴下を預け番号札をもらい、中へ。

 
ヒンドゥー寺院は本当に細かくてカラフルでキレイ。


お供え用の花々。

 中に入ると、一気にインドになる。昨日、オーディオガイドで説明を聞いていたので、「これは○○だ。」と分かって楽しい。やっぱり、オーディオガイドを利用して良かった。マレーシア最大とは言っても、一周するのにたいした時間はかからない。靴を受け取ると20¢要求された。

 次に、斜め前にある中国寺院へ。中に入るとすぐ、天井から渦巻き状のお線香がぶら下がっている。ベトナムのチョロンにあるティエンハウ廟を思い出し、またしても謎の中国人ミンを思い出してしまった。彼は元気だろうか(笑)。

 
チャイナタウンの中国寺院。

 
ぐるぐるうずまきのお線香。

 それから『EXCEL INTERNET CAFE』に行くと、日本語が使える49番のコンピューターは使用中。よく見たらヤマシタさんで、お店の人に、「もうすぐ終わるから待ってて。」と言われ、ヤマシタさんが終わった後、30分だけインターネットをした。

 それから、ムルデカ・スクエアやスルタン・アブドゥル・サマド・ビル(最高裁判所)を見に行くことにし、ぶらぶら歩いていたらトイレに行きたくなったのでセントラル・マーケットに寄って行った。トイレの場所も覚えていて、何だか懐かしい。簡単に一周し、外へ出た。出てすぐ、「すいません、今、何時ですか?」と声を掛けられた。時計を見ると11時なので、そう教える。時間を聞いてきた割には誰かを待っている風でもなく急いでいる様子もない。


セントラル・マーケット入口。

 「台湾人?」「ノー。」「中国人?」「ノー。」「韓国人?」「ノー。」「日本人?」「イエス。」、こんなやり取りがあり、すでに怪しんでいた。何時か聞いてきて何人かを聞くなんておかしい。はっきり言って、私が日本人かを確認しただけのように思える。私も日本人だなんて答えなければいいのだけど、万が一違う言葉で話し掛けられても分からないので、つい日本人だと言ってしまった。すると、「日本人だって。」とすぐ後ろにいた女の人に声を掛け、「僕の姉さん。」と紹介された。女の人もニコニコと挨拶してくる。「これからどこに行くの?」と聞かれたので、「じゃらんじゃらん(散歩)」と言ってニコニコと、それ以上何を聞かれても英語が分からない顔をして立ち去った。だいたい何で突然、お姉さんが現れるのだ。多分、ガイドブックに書かれているような賭博詐欺に引っ掛けようとしたのではないかと思う。

 ゲストハウスにある情報ノートを見ると、色々な人がKLで賭博詐欺にあったり物を盗まれた事が書いてあった。ヤマシタさんも、いきなりバイクに乗った人に突き飛ばされ何か言われたらしい。普通のバイクに乗った私服の自称警察官で、ヤマシタさんが日本人だと分かったら「ソーリー。」と言って行ってしまったらしいけど。今まで怖い思いや盗難にあった事はないけれど、やっぱり気をつけないと、と思う。怪しい人はやっぱり怪しいし。

 セントラル・マーケットから少し歩くと、ムルデカ・スクエアやスルタン・アブドゥル・サマド・ビル(最高裁判所)に出る。ムルデカ・スクエアには世界一高いフラッグポールがあり、その先端では大きなマレーシア国旗がゆったりとはためいていた。ムルデカ・スクエアと道を挟んで真向かいに、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(最高裁判所)がある。時々、道沿いに観光バスが停まり、ゾロゾロと観光客が降りてきて、写真を撮って立ち去って行く。

 
夜にはライトアップされる、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル。

 
ひときわ目立つ時計塔。

 
世界一高いフラッグポールの先端ではためくマレーシア国旗。

 
スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(最高裁判所)の裏にはゴンバック川が流れていて、川沿いをセントラル・マーケット方面に戻るように歩いて行く。橋を渡り、今度はセントラル・マーケットを背にしてゴンバック川が合流しているクラン川沿いを歩いて行く。この2つの川が交わっている場所にあるのが、マスジッド・ジャメ。とてもキレイなモスクだ。LRTのマスジッド・ジャメ駅の前には屋台が立ち並んでおり、そこを覗きながらマスジッド・ジャメの入口まで行ってみた。

 
ゴンバック川沿いから見た景色。
KLタワーとツインタワー(左)と、マスジッド・ジャメ(右)。

 門の隙間から中を覗いていると白人カップルがやって来て、それに気づいた中の人が門を開け中に入れていた。女の人は持参のスカーフで頭を被う。スカーフを持っていると入れるのかな、と見ていたら、「入る?」と聞かれた。スカーフを持っていないと言うと、「あれを使って。」と中を指差す。見ると、スカーフが何枚か掛けられていた。それで頭を被い、中を見学。礼拝所の床は白い大理石で、とてもキレイで涼しそうだった。

 
入口から見たマスジッド・ジャメ。

 
真っ白な大理石の床が涼しげでキレイ。

 マスジッド・インディア通りの方に行ってみようと、ろくにガイドブックも見ずにぶらぶら歩いて行った。適当に歩いていたのでよく分からず、しかも暑さと歩き疲れでどうでもよくなり、セントラル・マーケットへ戻る事にした。マスジッド・ジャメ駅前の屋台でピサン・ゴレン(スライスしたバナナに衣をつけて揚げたもの。)を見つけ、持ち帰る。1RM分で良かったのだけど2RM札しかなく、なぜか2RM分渡されてしまった。結構な量だ。


2RM分のピサン・ゴレン。

 セントラル・マーケット内は冷房が効いているので快適だ。真っ先に2階へ上がり、フードコートのフレッシュジュース屋へ。ここでマンゴージュースを買い、ピサン・ゴレンを数枚食べた。衣がパリっとしていておいしい。適当に自分で作ってみた事があるけれど、やっぱり何かが違う。

 ゆっくり涼んだ後、端からお店を見て回る。欲しい物は色々あるけれど、持ち帰る事を考えると慎重にならざるを得ない。カバンにあまり余裕がないので(笑)。

 セントラル・マーケットを出てチャイナ・タウンへ行き、S&MプラザやUDA Oceanを覗いてゲストハウスに戻った。少し部屋でのんびりし、再びブキッ・ビンタンへ行こうと外出した。ゲストハウスを出てすぐ、あまりにもノドが乾くのでセブンイレブンで100PLUSを買い、お店の前で一気に飲み干した。本当にノドがよく乾く。

 今日も、BBプラザやLot10をぶらぶら。日曜日の昨日とは違い、のんびりとした雰囲気だった。お昼ご飯を食べていなかったので、帰りにアロー通りで何か食べて行こうかと思ったけれど、まだ屋台もポツポツとしかやっていないし面倒臭くなってしまったので、何も食べずに帰った。

 ゲストハウスに戻ると、ロビーにヤマシタさんがいたので少し話しをする。まだ、ティオマン島に行こうかキャメロン・ハイランドに行こうか迷っているのだそう。「インタネーットしてきます。」と言うと、「朝も行ったのにまた行くの?」と笑われた。確かに(笑)。

 朝も行ったインターネットカフェで30分ほどインターネットをし、道沿いに並び出した屋台を覗く。後で、またサテを食べに行こうと話してはいたのだけど、どうしてもワンタンミー・ドライが食べたくて少し探してみた。今日も『冠記』は開いていない。ハン・ルキル通りで呼び込みをしているおじさんに、「ワンタンミーある?」と聞いたら、「ワンタンミーはあそこのお店だよ。」と、スルタン通りの屋台を指し、「ワンタンミーだって!」と注文が入ってしまったので促されるまま席に着く。そこはワンタンミーでもドライではなく、いわゆるワンタン麺のワンタンミー・スープしかない。でも、「蝦雲呑」と書いてあるので、これはこれで楽しみだ。そして出てきたワンタンミー・スープは、エビがプリプリしているワンタンゴロゴロ入っていておいしかった。満足。


エビワンタンミー・スープ、3RM。

 
ゲストハウスに戻り、ヤマシタさんとヤマシタさんと同室の昨日の夜会った人と合流。これからプルフンティアン島に行くところだったようで、途中で別れた。ゲストハウスで会う人たちは、どんどん次の目的地に向かって出て行くから、何だか面白い。

 残念な事に、サテ屋がお休みだった。でもすっかりサテの気分になっていたので、アロー通りまで行こうかという話しになった。が、ハン・ルキル通りも覗いてみる事にし、「この奥にも色々屋台が・・・。」と言いながら『冠記』(本店?)の脇にある路地に入って行った。

 きなり露露(ロロ。カキ氷にフルーツを載せたようなもの。)屋台を発見!マンゴー露露を食べてみたかったので、いきなりデザートになってしまうけど食べる事にした。出てきたマンゴー露露を見てニンマリ。これでもかという位、パウダー状の氷をお皿の上にギュゥギュゥ押しながらテンコ盛りにし、その上からマンゴーソースをたっぷりとかけ、さらに、カットされたマンゴーが盛り付けられている。大満足!


大満足のマンゴー露露。納得の3.5RM。

 
そして、同じテーブルで食べていた人の料理が気になり、結局ここで食べて行く事にした。クレイポット(土鍋)に、肉骨茶のスープと肉と麺が入っている、クレイポット・イーミー。少し前にワンタンミー・スープを食べてしまったのでかなり苦しかったけれど、それでもおいしいと思ったのだから、本当においしいのだと思う。


クレイポット・イーミー。3RMだなんて安い。

 お腹が十分に満たされ(ヤマシタさんは物足りなかったようだけど。)、セブンイレブンへビールとつまみを買いに行った。そこで、ヤマシタさんから聞いていた同じゲストハウスに泊まっている在日韓国人のスンギルさんとバッタリ会い、3人でゲストハウスのロビーで話しをした。スンギルさんは今、北海道に住んでいるのだそうだけれど、以前はわりとご近所だった事が分かって笑ってしまった。こんな所で、地元話しができる人とお会いするなんて(笑)。

 2人に色々な話しを聞かせてもらい、KLでの最後の楽しいひとときを過ごした。22時半頃、部屋に戻って荷造りをした。


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