++HOME++PROFILE++DIARY++TRIP

マレーシア放浪旅日記

5月1日(水)〜5月7日(火)編

INDEX


5月1日(水) 感動の御来光。 〔Mt.KINABALU→KK〕
 深夜1時起床の予定だったが、時間が気になって何度も何度も目が覚めてしまった。トイレに行き、コンタクトをしようと鏡が空くのを待っていたら、使っていた外人さんが、「毎朝これが大変なのよ。」とグチりながらソフトレンズを入れようとしていて、何度も失敗していた。そして、「使って。」と鏡を半分使わせてくれ、ハードレンズの私がすぐに入れられたのを見て、「Wow.」と嘆いていた。しかもレンズを落とし、「貸して。」と私の洗浄液を使っていたが、ソフトにハードの洗浄液を使って大丈夫だったのかな。

 2時、レストランでプレーンオムレツ with トーストを食べる。そして2時40分、真っ暗闇の中、頂上のロウズピーク目指して出発した。登り出してみると思っていたより寒くない。が、ひたすら岩場を登って行くのはかなりキツイ。
【詳細は『aico東南アジアの最高峰キナバル山に登る』へ。】
 6時、ロウズピークから念願の御来光を拝む。何て綺麗なんだろう。この御来光が見たくて頑張った。この感動は絶対に忘れない。そして、頂上でアヤと抱き合って撮った記念写真は宝物だ!

 感動の後には、下山が待っている。相当大変だろうとは予想していたが、実際は予想をはるかに上回るツラさだった。『Laban Rata Resthouse』まで降りてきた時点で、私のヒザはガクガクだった。そして、頭痛もヒドイ。約1時間の休憩後、再び下山が始まったがどんどん足がツラくなっていく。そして、何度もコケながら13時50分、無事、下山終了。マリオスから登頂証明書を渡されたときの嬉しさ、そして握手で別れたときの満足感。あぁ〜、終わったー!


 それから『RESTORAN KINABALU BALSAM』へ行き、少し遅めのお昼にする。たった今下山してきたキナバル山を見ながら食べるフライドミーホッケンスタイル(焼きそばのようなもの。)。最高においしい。(写真:上に載ってるキザミレタスがまたおいしい。)が、足はどんどんヒドイ筋肉痛になっていく。食後、管理事務所で荷物を受け取り、バスに乗るため坂を下りて行く。足がパンパンでかなりツライ。バスを待っていると、ミニバスのようなバンが通りがかった。アヤが話しをすると、KKまで20RMでいいと言うので乗り込む。アヤが、「これ、本当にバスなのかな?KKまでいくらか聞いたら、『普通はいくらなの?』って言うから『20RMくらい。』って言ったら、『じゃぁ、20RMでいい。』って言われたんだよね。しかも、宿まで連れてってくれるって言うの。」と言う。本当にこの車は何なんだろう?でも、アヤが「これバスなの?」と運転手さんに尋ねると、「そうだよ。」と答える。そうか、じゃぁ、バスなんだ、きっと。

 結局、運転手さんは宿の場所が分からず、バスターミナルで降ろしてもらう事にした。それぞれ20RMずつ払おうとすると、2人で20RMでいいと言う。「え?」とびっくり。行きにかかったあの値段は何だったんだ。とにかく、どうもありがとう。車を降り、重い荷物とヒドイ筋肉痛にヒーヒー言いながら『TREKKER'S LODGE』へ向かう。やっぱりここの人は親切だ。本当に居心地がいい。部屋に荷物を置き、横になりたい気持ちを押さえて、たまっていた洗濯をする。さすがに今日はツライなぁ。

 順番にホットシャワーを浴びてスッキリすると、もう動きたくなくなってしまった。「今日は夕飯いいかぁ。」と2人で言い合い、ベッドでゴロゴロしていた。あぁ、足痛い。親指の爪、両方とも死んでるし。明日が怖いな・・・。

5月2日(木) フットマッサージ初挑戦。 〔KK〕
 ふっと目が覚めると深夜2時。また、メガネはかけっぱなし、顔にはホワイトマスクが貼りっぱなし、予習していたダイビングの教科書は広げっぱなしだ。「あぁ、またやっちゃった。」と、シーツのような掛け布団を掛けて寝直す。次に目を覚ますと5時。次は6時。疲れていて眠いハズなのに、何度も目が覚め寝た気がしない。眠れないのでダイビングの予習をする。8時半過ぎ、朝食を食べに下に行く。ものすごい筋肉痛で、階段もなかなか下りて行けない。関節が曲がらないロボットのように歩く。あぁ、ツライ。宿の人も笑っている。トーストとバナナの載ったプレートをもらい、紅茶を入れて席に着く。今日のバナナは甘くておいしい。

 部屋に戻って洗濯をしたりボーっとした後、順番に、1人は外に出て用事を済ませ、1人は部屋でダイビングの予習をする事にした。まず、私が外へ。まず、郵便局へ行って切手を買い、それから『Wisma Merdeka』内にある両替所でお金を両替。それから水を買い、インターネットをしに行く。絶対に日本語入力もできるハズだと思い、お店の人にやり方を教わる。でも、とても面倒臭い。12時半過ぎに部屋に戻り、アヤと一緒に『Centre Point』内にあるフードコートへ行き、ご飯に好きなおかずを載せて食べる、ナシチャンプルを食べる。どのおかずもおいしそうで迷ってしまう。そして、気になっていた飲み物、『PLUS100』を飲んでみる。微炭酸のスポーツドリンク(?)でおいしい。筋肉痛がヒドイ体に染み込んでいくようだ。


 それから、頑張った足をいたわってあげようとフットマッサージをしてもらう事にした。3月にKKに来た時、ちょうど閉店時間でマッサージをしてもらう事ができなかったお店が『Centre Point』内にあるのだ。私の記憶を頼りに、そのお店を探し求めて広い店内を歩いて行くが、お店が見つからない。筋肉痛の足で歩き回るのは本当にツライ。やっとお店を見つけ、中に入って行く。1時間25RM。まず、薬の入ったお湯に足を浸す。最初は熱かったけど、だんだん気持ち良くなっていく。はぁ〜、極楽、極楽。(写真:足をお湯に浸し中。足がだんだん暖まっていき、とても気持ちいい。)足をお湯に浸している間、日本語が話せる男の人とテリア犬のパギーがやってきた。少し話しをしていると、マッサージをしてくれる先生がやってきた。「あ!マレーシア版『木の実ナナ』だ!」思わず心の中でそう叫ぶ。アヤにこっそり、「木の実ナナに似てるよね?」と伝える。

 初めてのフットマッサージ、感想は・・・痛い。確かに気持ちいい部分もあったけど、押しダコができている指でグリグリ押されるたび、「くぅ〜〜〜っ。」と耐えていた。足ツボの説明が日本語で書かれたカードを渡され、痛がる度に「○番」と、今どこのツボを押しているのか教えてくれる。が、胃の時だけは憐れむような目でうっすら笑顔を浮かべて、「Stomach.」とつぶやく。そんな目で見ないでおくれ、木の実ナナよ・・・。どうも、胃と腸と腰が弱っているらしい。「イタタタタタ・・・」と叫ぶ私の横で、アヤはめったに「痛い。」という言葉を発する事もなく気持ちよさそうにマッサージを受けている。いいなぁ。でも、マッサージ終了後、足はずいぶん軽くなっていた。

 それから少し2人でブラブラした後、私は部屋へ戻る事にした。帰りがけ、ピサンゴレン(フライドバナナ)を見つけ買って行く。普通はバナナをななめにスライスして揚げてあるみたいだけれど、ここのはバナナを2つに切って揚げてあった。4つで1RM。アヤと一緒に半分個にして食べようと思っていたのだけど、我慢できずに先に1人で2つ食べてしまった。おいしい〜。
(写真:ペロリと食べれてしまうピサンゴレン。)それからダイビングの予習をやり、ようやく終了。するとアヤが戻って来て、「雨が降り出してきたから戻って来た。」と言う。「そうなんだ。」と言っているうちに、カミナリがゴロゴロ鳴り出し、雨が勢いよく降り出した。

 雨が落ち着いてから2人で、『Wisma Merdeka』へ出掛けて行った。半分あきらめながら国際電話にチャレンジ。すると、「プルルルルル〜」。掛かった!2人で大喜び。インチキカードじゃなかったんだ。おじさん、疑ってごめんよー。それにしても、ほとんどの公衆電話が国際電話が掛けれないなんて。その事に驚いてしまう。それから、明日泊まるホテルを見に行く事にした。ユーコが深夜にKKに着くので、深夜でも出入りOKの中級ホテル『Pantai Inn』に泊まる事にしたのだ。部屋を見せてもらい、ベッドが3つある部屋を予約する。フカフカのベッドに綺麗なトイレ&ホットシャワー。しかもテレビとエアコンまで付いている。「すごーい。テレビ付いてるよー。エアコン付いてるよー。」と、アヤと興奮。

 それから夕飯を食べに『Centre Point』内にあるフードコートへ行く。またナシチャンプルが食べたかったのだが、もうあまり魅力的なおかずがなかったので、2.8RMのファーストフードのようなナシアヤムを食べることにした。お皿ではなく、パックに入って出されるのだけど、これがなかなかおいしい。それにしても、「チキンライス」と「ナシアヤム」の違いがよく分からない。チャイニーズ風かマレーシア風の違いなのかな?

 りがけ、ケーキ屋さんの前を通りがかったらたまらなくケーキが食べたくなってしまい、ケーキを買って帰る事にした。色々迷ったあげく、2人で『E.T. Cake』を買って行く事にした。見た目は全然E.T.には見えないけど・・・。部屋に戻り、さっそく箱を開け、ウキウキで「いただきまーす!」と一口。2人とも一瞬固まり、「マズイ・・・。」と大笑い。楽しみにしていたクリームはものすごく油っぽく、ものすごく甘いのになぜかしょっぱい。小さなケーキなのに、本当にツラくてなかなか食べ終わらない。ツラくてツラくて水ばかり飲んでしまい、ついには1本飲んでしまったほど。それでもケーキは食べ終わらない。あと1口だけど吐きそうになり、もう限界まできていたので捨ててしまった。胃が油っぽくなってしまった私たちは下に行き、ポットに用意されている紅茶を飲んで休んでいた。宿の人に『E.T. Cake』の話しをすると、「ローカルケーキはダメだよ。」と考えるのもイヤそうな顔をしていた。やっぱりそういう物なんだ。おいしいケーキが食べたーい!
(写真:全くE.T.には見えない。そしてマズイ・・・。)

5月3日(金) ユーコがやってきた。 〔KK〕
 5時、ふっと目が覚める。体が重い。今日もまた筋肉痛だ。7時起床。トーストとパパイヤの朝食を食べ、9時45分、チェックアウト。重い荷物を抱え、筋肉痛で曲がらない足でカクカク歩きながら『Pantai Inn』へ行きチェックイン。(写真:『Pantai Inn』外観。)荷物を置いて、マレーシア観光振興局(MTPB)へ行く。ティオマン島までの一番楽な行き方を知りたい。できればジョホールバル(JB)から船でティオマン島まで行きたかったのだけど、JBからは船は出ていないとの事で、やっぱりメルシンまで行かなければならない。でも、KLからバスで行くよりはJBからバスで行く方が近いので、JB行きの飛行機の時間を教えてもらい、『Gaya Centre』内にあるマレーシア航空のオフィスへエアチケットを買いに行く事にしてMTPBを出た。

 チケットを買いに行く前に作戦会議も兼ねて、『Wisma Merdeka』内にあるフードコートへ行く。とりあえず飲み物だけ頼み、JBへ移動する日やJBでの宿泊先を決め、それからお昼にした。今日のお昼はロティチャナイ。0.8RMなんて安いし、おいしい。気に入った!13時になり、エアチケットを買いにマレーシア航空のオフィスへ行くと、13時から14時は休憩時間のため閉まっていた。仕方がないのでその間、インターネットをする事に。アヤに、「ジャングルクルーズに行きたい。」というユーコからのメールが届いていたので、その予約もする事にする。

 14時になり、マレーシア航空のオフィスへ行く。私たちはKKからJBへ直行便で行きたかったのだが、すでに日本でKKからKL行きのエアチケットを取ってあったため、KL経由で行かなければならなくなってしまった。理由はよく分からない。とにかくそのため、JBへの到着時間が夕方になってしまうので市内観光はできない。でも、8日にJBへ行ける事が決定。ひとまず安心。

 それから、ジャングルクルーズの予約をするため旅行会社へ行く事にした。どの旅行会社へ行ったらいいのか分からず、アヤの知り合いがいる旅行会社へ行く事にした。アヤの知り合いは外に出ていて直帰するとの事で会えなかったが、色々な所に電話をかけて探してくれ、アヤが電話で話す事ができた。その後、アヤがお店にいた人とツアーの内容を話し合って、明日から1泊2日のツアーに参加する事が決まった。みんないい人ばかりでとても親切にしてくれ、とてもいい気分。そして、英語もマレー語も話せるアヤはかっこいい。でも、ずっと頼りっ放しでごめーん。でも、ありがとう。

 買い物をしながら部屋に戻り、明日持って行くものをリュックに詰める。20時、ホテルの隣りにあるお店でナシチャンプルとマレーシア風焼き鳥サテの夕飯。やっぱりサテはおいしい。それから部屋に戻り、ベッドでゴロゴロしながら日記を書いていたら、いつの間にかヨダレを垂らしながら寝ていた。はっと目が覚めた時、「そろそろ行こうか。」とアヤに声をかけられた。22時45分、ホテル前でタクシーに乗り空港へ。空港に友達を迎えに行くのも何だか不思議な気分。ユーコの乗った便は23時35分着予定。ところが待てど暮らせど誰も出てくる気配がない。「おかしいねぇ。」と言いながらベンチに座って待つ。24時過ぎ、ようやく人の動きが。「あ、着いたみたい。」と、到着ゲート前へ行く。アヤがユーコを発見。2人でユーコが気付くのを待ち、ユーコが気付いた瞬間、両手を振る。「ユ〜コ〜!」あー、やっぱり何だか不思議な気分。外に出て来たユーコ、「2人とも現地人化してる〜。」と笑う。そうかな?へへ。とにかく、99年入社3人娘(?)、揃ったね〜!

 ユーコは来たばかりで忙しくなっちゃうけど、明日は5時起きだ!

5月4日(土) サイチョウとテングザルに魅せられて。 〔KK→SUKAU〕
 4時50分起床。5時30分、フロントに荷物を預けチェックアウトし、ホテル前からタクシーに乗り空港へ向かう。カウンターでチェックインを済ませた後、カフェでクロワッサンを食べる。7時、サンダカンへ向けMH2042便は出発した。窓から見える山や海を見ているうち、「キナバル山、見えるかな?」と思い3人で気にして見ていると、私たちが座っている側ではない方の窓から、キナバル山がチラリと見えた。「あぁ〜、あっちだぁ。」と、3人でガッカリ。帰りは見れるといいな。

 40分足らずでサンダカンに到着。ガイドさんに迎えられ、車に乗り込む。私たちを含め、7人の日本人でのツアー。まず、両替をする人のためにサンダカン市内へ。両替のできるお店が開くまでに少し時間があるので、街中をぶらつく。
(写真:サンダカン市内にあるセントラルマーケット。)8時半、お店が開き、8時45分、ゴマントン洞窟へ向け出発。ゴマントン洞窟までの道のりは遠く、道も悪い。かなりガタガタ揺れる。10時半、ゴマントン洞窟に到着。少し前から降り出した雨の勢いが増す。が、トイレに行ったり、受付でカメラの持込料30RMを払っているうちに雨は止み、青空が広がった。

 しばらくジャングルのような中に作られたボードウォークを歩いて行く。雨の後で滑りやすくなっていて、筋肉痛の足で滑らないように歩くのはかなり大変。途中、モスラの子供のような蛾の死骸が転がっていてびっくり。しばらく行くとロングハウスと大きな洞窟の入口が見えてきた。そこで雨が降り出し、洞窟に少し入った所で説明を受ける。ゴマントン洞窟ではツバメの巣の採取が行われており、洞窟内にはツバメとコウモリが沢山いる。フンが落ちてくるので帽子は必需品。ガイドさんを先頭に中へ入って行く。洞窟の天井はとても高く、ツバメとコウモリの鳴き声が響き渡っている。足元はツバメとコウモリのフンで、まるでじゅうたんのようにフカフカしている。しかも、かなり臭い。そんな中、いつ頭にフンが落ちてくるかとビクビクしながら歩いて行く。よく見るとゴキブリもいっぱい。なかなかエキサイティングな洞窟だ。洞窟内はとても広いので、とうていカメラのフラッシュは届かないだろう。でも、「30RMも払ったんだから。」と、とりあえず写真を撮ってみる。
  
写真左:ゴマントン洞窟の入口。中で撮った写真は暗くて全然ダメ・・・。  
写真右:ハシゴ。これを洞窟内にかけ、ツバメの巣を採取する。
 1周して外に出てくると、また青空が広がっていた。車に戻る途中、カメレオンの子供を見て喜ぶ。車に乗り、今日の宿泊先であるスカウの『Kinabatangan Riverside Lodge』へ向かう。車に乗り出して少し経つと、また雨が降り出した。どうかジャングルクルーズの時までには止みますように。12時過ぎ、ロッジに到着。天気は不安定なままだ。まず、ウエルカムドリンクとしてオレンジジュースが出された。それから部屋の鍵を渡され、部屋へ行く。部屋にはベッドが3つあり、シャワーもお湯が出る。なかなか綺麗で3人で喜ぶ。13時、お昼の時間だ。お昼は3種類のおかずとご飯。ナシチャンプルのようにして食べる。どのおかずもおいしい。デザートはスイカ。
    
『Kinabatangan Riverside Lodge』外観と部屋の様子。そして、お昼ご飯。
 この後の予定は、15時半におやつとしてピサンゴレンを食べ、16時からジャングルクルーズに行く。まだ時間があるので、3人で川沿いを散歩したり、ソファに座って好きに飲んでいい紅茶やコーヒーを飲んだりしていた。すると、川の向こうを指してみんなが騒いでいる。サイチョウという鳥がいるらしい。双眼鏡を貸してくれるが、イマイチ姿がはっきりと分からない。ただ、ガイドブックで見ていたのでどんな鳥かは分かる。しばらくすると、サイチョウが川を越えてこちら側にやってきた。「あー、サイチョウだ!」と、みんなでカメラやビデオを構えて走り寄る。サイチョウが飛ぶ度に大騒ぎ。大きな角が付いているくちばしのサイチョウ、かっこいい。
      
夢中になって撮ったサイチョウ。でも、たいしたカメラじゃないから、この位にしか撮れない。
 15時半、待ちに待ったピサンゴレンの時間。プレーンとはちみつがけの2種類出され、どちらもおいしかった。でも、人数の割りには量が少なかった。この後はいよいよジャングルクルーズ。でも、天気は雨が降ったり止んだりで怪しい。降らないといいんだけど。

 16時、ライフジャケットを着てボートに乗り込む。天気は何とかもっている。茶色く濁った広い川を進んで行く。川が二手に分かれ、右側の方に入って行くと川幅が狭くなり、木々が川に迫り出していてジャングルっぽくなってきた。少し行くと左手側の木々の中にサルがいる。「サルだー!」とみんな興奮気味。運転手さんがボートを岸の方に寄せてくれる。ガイドさんの説明によると、これはカニクイザル。みんな興奮しつつ写真を撮っていると、やっぱり雨が降り出した。この雨はすぐに止んだものの、右手側にブタオザルが見えた後、大雨になってしまった。ガイドさんが貸してくれたカッパを3人で足にかけ、それぞれ折りたたみ傘を広げる。少しして雨は止んだが、足もお尻もびしょびしょになってしまった。
  
写真左:ここからボートに乗って出発。  写真右:まだ細い川に入る前。
 ユーコが、「あ、サルが川に落ちてる!」と前の方を指差す。見ると、次々とサルが川の中に飛び込んで行く。どうも反対岸へ行くのに1回のジャンプでは届かず、いったん川に入ってから渡っているようだ。立派な尻尾と垂れ下がった大きな鼻のテングザルだ。反対岸に移ったテングザルたちは、激しく葉っぱをむしってはムシャムシャ食べる。群れている数も多いし、ケンカもよくする。そしてボスは見るからにボスらしく立派だ。しばらくボートはそこに停まり、「すごーい。」とみんなで見ていた。だんだん飽きてきて、「いつまでいるの?」とザワつき出すと、ボートは今来た方向に戻り出した。てっきりこのままロッジまで戻るのかと思いきや、またサルが群れている所で停まってしまい、ちょっとみんな笑っていた。(写真:ジャンプして反対岸に移ろうとしているテングザル。中央に飛んでいる最中のテングザルがいるのが分かるかなぁ。)
 18時、部屋に戻りシャワーを浴びる。びしょ濡れの後のホットシャワーはより気持ちがいい。部屋には夕飯時に巻くよう、サロンが用意されていた。たまたま赤いTシャツを着たアヤと私を見て、「兄弟みたい。」とユーコが言う。同じような髪型をして、同じ色のTシャツを着て、同じサロンを巻いている。何だかおかしい。
  
ガイドさんと一緒に記念撮影。&アヤと兄弟記念(何だそれ?)に。
 19時半、夕食を食べに行く。ビュッフェ形式のナシチャンプル、なのかな。5種類のおかずとパイナップルとメロンのデザート。野菜も肉も魚もエビもおいしくて大満足。(写真:野菜もおいしかったけど、エビちゃんおいしー♪)隣りのテーブルにはロシア人の団体がいて、とても盛り上がっている。そのうち踊り出し、とにかく楽しそうだ。私たち日本人7人は、ちょっと呆気にとられながら笑っていた。食事の後は、そのままスライドショーが始まった。この辺りで見られる動物たちの紹介だ。なかなか面白い。

 明日はオランウータンを見に行く。マラリアになってしまうので触っちゃいけないとか、もしオランウータンが奪って飲んでしまうと死んでしまうので、虫除けスプレーを出してはいけないなどの注意事項を説明された。それと、ブタオザルがいたら目を合わせたり、歯を見せてはいけないなども言われた。そう言われるとやってしまいそうな自分が怖い・・・。

5月5日(日) オランウータン&豪華ディナー。 〔SUKAU→KK〕
 4時、トイレに行きたくて目が覚めた。相変わらず筋肉痛は治らない。ボーっとしながらトイレに行き、また寝る。5時起床。6時半、朝食にトースト、スクランブルエッグ、ソーセージが出される。7時、昨日の7人はバラバラになり、私たちはセピロックのオランウータンリハビリテーションセンターへ向かう。途中、サンデーマーケットが開かれていて賑わっていた。どこからこの人たちはやって来たのだろう?周りを見渡してみても、パームヤシ畑しか目につかない。どこまでも続くパームヤシ畑の中には、パームヤシ工場もあった。

 9時、オランウータンリハビリテーションセンターに到着。すると、ロッジで別れたスカウに残った1人を除いたメンバーも到着。一緒だったんだ。そして、カメラの持込料10RMを払い、昨日とは違うガイドさんの後をついてボードウォークを歩いて行く。入ってすぐ、ちょっとした人だかりができている。何かと思ったら、緑色のヘビだ。このヘビには毒があるらしい。それからさらに歩いて行くと、オランウータンへの餌やりを見る事ができるプラットフォームAに到着。フィーディングタイムは10時なので、しばらく待つ事になる。木の上の方にオランウータンが1匹いて、みんな興味津々だ。サイチョウも飛んで行った。
  
写真左:オランウータンリハビリテーションセンター入口。  写真右:みんなが写真を撮っていた毒ヘビ。
 10時に近づくにつれ、どこからともなくオランウータンが集まってくる。観光客が沢山いるプラットフォームを通ってエサ場に行くオランウータンもいて、みんな大興奮だ。集まってきたオランウータンはロープにぶら下がり、様々なポーズを取ってくれる。(本人はポーズを取ってるつもりはないのだろうけど。)ついつい写真を撮りまくってしまう。10時になり、係りの人がバナナと牛乳を持って現れると、さらにオランウータンが集まってきた。バナナをその場で食べるのもいれば、持ってどこかに行ってしまうのもいる。とにかくそんなオランウータンたちに釘付けになる。フィーディングタイムが終わるとビジターインフォメーションセンターへ移動し、オランウータンの生態ビデオ上映会が始まる。部屋は暗く、しかも涼しく快適で、ついウトウトしてしまった私。眠い・・・。
    
かなり近くまで接近。すると、それまで少しでも近くで見ようとしてた人たちが、「お〜。」と下がって行くからおかしい。
 11時過ぎ、今度は昨日と同じメンバーで車に乗り、『Sandakan Hotel』へ昼食を食べに向かう。ここでまた、別のガイドさんに代わった。12時、ホテルに到着。ランチはホテルでのビュッフェ。久しぶりのご馳走にワクワク。料理もデザートも色々あり、つい3人で「あれも食べたい。これも食べたい。」と欲張ってしまい、最後には「苦しい、死ぬぅ〜。」と苦しむ私たち。食後、出発の時間までホテル前にあるおみやげ屋さんを見る。そこにガイドさんもやって来る。「前に来た時にガイドしてもらった気がする。」とアヤが声をかけるとやはりそうで、しばらく2人は盛り上がっていた。ユーコと2人で、「アヤ、かっこい〜。」とつぶやき合う。

 14時、さらに違うメンバーも加わり、展望台へ向けて出発した。車の中で同じツアーの男の人が、さっきセントラルマーケットで買ってきたというジャックフルーツとスネークスキンフルーツを分けてくれた。なかなか不思議なお味・・・。展望台は道路の脇にちょっとした休憩所を作ったような感じで、サンダカンの街と港を見下ろす事ができた。特別ものすごく綺麗というわけでもなく、本当に「ちょっと立ち寄った」くらいで、次の日本人墓地へ向けて出発した。

 日本人墓地へは、まず華人墓地の脇の小道を通って行く。左手にびっしりとカラフルなお墓が広がる。お墓は荒れた感じで、亡くなった方の写真が飾られているのもあり、ちょっと怖い。少し行くと「日本人墓地」と書かれたゲートが見え、そこを登って行くと墓石が見えてくる。これは戦争で亡くなった方や「からゆきさん」のお墓だそうだが、遺骨はここには埋まっていないそうだ。この場所からは海が見下ろせ、墓石は全て日本の方を向いているという。みんなで墓石の奥に立ち、遥か遠くにある日本の方を見てみる。この先に日本があるんだなぁ。
(写真:この先に日本があるんだそう。)

 次にマレーシア人の住む水上家屋へ行く。車を降り、水上家屋の間を歩いて行く。家の中を見せてくれる家があり、中に入ると、赤ちゃんを抱えた人の良さそうなお母さんと、アズバというかわいい男の子がいた。最初は写真を撮られるのを恥ずかしがっていたのだが、そのうち写真を撮られると大喜び。そのはしゃぎっぷりがとてもかわいい。それから、アクセサリーを売っている家など見て、車に戻る。
  
かわいいアズバと水上家屋の様子。
 次に向かったのは、タナ・メラという丘の上に建てられた普済寺(プージーシ寺)。車はぐんぐん坂を上がって行く。さすがこれだけ上がって来ただけあり、この大きくきらびやかなお寺からの眺めはとても綺麗。お寺の中を見て、少し海を見ながらのんびりする。ブーゲンビリアもとても綺麗。
    
きらびやかな普済寺(プージーシ寺)、別名千段寺。
この龍が巻きついている柱は(写真右)マカオから取り寄せたんだそう。
 車に乗り込み、サンダカン空港へ向かう。私たちはKKへ、果物をくれた男の人はKK経由で日本へ、もう一組の女の子たちは今夜も泊まるので、まだ観光が続くという。空港に着いてから6人で写真を撮った。ばいばーい。そういえば、名前も聞かなかったなぁ。

みんなお元気でー!
 チェックインを済ませ、イスに座り搭乗時間を待っていると、日本人のおじさんがふら〜っと寄って来た。イスは沢山空いているのに、私が荷物を置いていたイスに座ろうとするので、とりあえず荷物を足元に下ろした。「どこを見てきたの?」と聞かれ、見てきた場所を話すと、「日本人墓地で何か感じなかった?私は今朝行って来たんだけど、涙が出てきてね。」と言う。そして「からゆきさん」の話しなどを始めた。他にも、バリ島のビーチボーイがいかに日本人女性を騙しているかや、KKのタンジュンアルホテルはいいとか、KK市内のおいしいレストランの話しなどなど。話しは面白いし、悪い人ではないのは分かるけど、「誰???」とずっと思っていた。話しの内容から、ボルネオ島が大好きでしょっちゅう来ている事と、大阪で貿易会社をやっている渡辺さんという事だけは分かったけど。搭乗時刻になり飛行機内へ入ろうと歩いていると、渡辺さんがやって来て、「今夜ごちそうするよ。ホテルに迎えに行く。19時でも、20時でも。何時がいい?」と言う。「え、でも・・・。」と3人で言葉に詰まっていると、「いいから。ごちそうする。何時がいい?」と言うので20時に約束をして、それぞれ飛行機の中へ入って行った。「ホントにいいのかなぁ。」と3人で顔を見合わせる。

 17時25分、MH2065便はKKへ向け飛び立った。キナバル山が見れることを祈り、カメラを構えて窓の外を注意深く見ていた。が、またしても反対側。たまたま反対側に、果物をくれた男の人がいたのでカメラを託すが、キナバル山は雲の中へ隠れてしまった後だった。本当に残念。だけど、窓から見える夕日が綺麗。

 18時半、『Pantai Inn』に到着、チェックイン。時間があるので、ショッピングセンターへ行ってみるが閉店していたので部屋に戻り、日記を書いたりして時間を潰す。20時前、渡辺さんがやってきてボート乗り場の前にあるシーフードレストラン『Port View』へ連れて行ってくれる事になった。店内には沢山のいけすがあり、大きな魚やカニやエビや貝やらがいる。渡辺さんはそれらを指差しながら、調理方法を指示している。かっこいい。席に着き、まずはビールでカンパイ。おいし〜♪渡辺さんに「どこの会社だったの?」と聞かれ答えるとびっくりしている。なぜかと思えば、渡辺さんの甥っ子さんが本社で勤めているそうだ。そして、「こんな若い子たちをリストラしちゃうなんて、あの会社ももうダメだな。」と言い、リストラされた私たちは、「そうだ、そうだ。」と笑う。料理が次々運ばれてくる。モロヘイヤのような粘りのある野菜、楊貴妃・・・ん?楊貴菜・・・あれ?何だっけ?とにかく、そういう野菜の炒め物と、カニのチリソース炒めみたいのと、ムール貝のチリソース炒めみたいのと、茹でエビと、海鮮焼きそば。どれも渡辺さんのお薦め料理で、本当に本当においしい。このチリソースみたいのがまたおいしく、ご飯にかけて食べるのがたまらない。まさか今回の旅の間に、こんな贅沢な物が食べれるなんて思ってもみなかった。あぁ、幸せ〜。本当にごちそうさまでした。


 『Port View』での食事の後、これまた渡辺さんお薦めの『The Jesselton Hotel』の中にあるカフェでお茶にする。(写真:『The Jesselton Hotel』。きれい〜。)渡辺さんといい味を出しているマスターは顔見知りのようだ。かっこいい。このホテルもまた何ていい雰囲気なんだろう。優雅だ〜。ここは私たちで払い、のんびりと話しをしながら私たちのホテルまで戻って来て、そこから渡辺さんはタクシーで帰って行った。たくさん色々なお話しをしてくれ、今夜は少し、これからの事について考えたかな。まだまだ何も決められないけど。

 それにしても、今日は1日、食べ過ぎだ。お腹が痛い・・・。

5月6日(月) アイスカチャンはドリアンの味? 〔KK〕
 5時、トイレに行きたくて目が覚める。お腹痛い・・・。次に目が覚めた時、時計の針は9時を指している。ちょっとびっくり。10時頃、遅い朝食に漢方薬を使って豚肉などを煮込んだスープ、バクテーを食べようと、ガイドブックに載っている『佑記茶室』へ出掛けて行ったがやっていなかったので、『Wisma Merdeka』内にあるフードコートへ行く事にした。私はお気に入りのロティチャナイを食べる。(写真:お気に入りのロティチャナイ。でも、今日のは上手じゃないし、前回よりカレーが少ない。)それから『Wisma Merdeka』内のおみやげ屋さんを見て回る。

 14時、ユーコが来たらまた行こうと言っていた『WIYA』へ、チキンライスを食べに行く。やっぱりおいしい。大満足。
(写真:『WIYA』の店員さん。チキンライスも撮ったけど失敗・・・。)それからインド人が経営する3軒の生地屋に立ち寄り、3枚10RMの布を購入。テーブルクロスにしてもかわいいだろうな。こういうのって見始めると止まらない。それから『Centre Point』へ。『Centre Point』内にあるスーパーで、紅茶などを買う。その後、疲れた私たちは、『Wisma Merdeka』内にあるパン屋さんで買ってきたマレー菓子を、エスカレーターの脇にある植え込みの縁に腰掛けて食べる事にした。座っていると警備員が通りがかり、「座らないように。」と注意された。よく見れば「座らないで下さい。」と書いてある。あらら。それから上の階まで上がって行き、お店を見ながら下へ降りて来た。最後にユーコがスーパーで買い物をしている間、またアヤと一緒にエスカレーター脇の植え込みの縁に座っていたらどこからか警備員が現れ注意されてしまった。めざとい。でも、私たちも懲りないね〜。でも、疲れてたんだもん・・・。

 部屋に戻り、スーパーで買ってきたリンゴを食べる。甘くておいしい。それから荷物をまとめたり、ポストカードを書いたりし、19時過ぎ、朝、食べる事ができなかったバクテーを食べに『佑記茶室』へ行く。地元でも人気のお店のようで賑わっている。何だかよく分からないので、中身の肉をミックスで頼んだ。そして出されたバクテーは、各具がそれぞれ小皿に盛られた物だった。私たちのイメージしていたバクテーは、1つの土鍋の中に肉や野菜が一緒に煮込んである物だったので、このバクテーを目の前にしてちょっととまどう。「どうやって食べるんだろう?」と3人で言い合いながら食べる。うーん、何だかイマイチ。ちょっと想像していた物と違い、ガッカリ。
  
『佑記茶室』とバクテー。もっと違う物を想像していたのでちょっと残念。
 食後、『佑記茶室』の斜め前にある漢方薬屋をのぞきに行く。怪しげな物が沢山あっておもしろい。それから『佑記茶室』の前にある『The Jesselton Hotel』の前で、昨日から気になっていた探検隊のような格好をしているホテルのスタッフと写真を撮らせてもらった。そして、『佑記茶室』と『The Jesselton Hotel』の間の道路にある『WALKSIDE CAFE』(これも『The Jesselton Hotel』が経営している。)でお茶を飲んで行く事にした。昨日の夜に引き続き、ちょっとリッチな気分。マレーシア名物(?)のテー・タレッを飲む。周りの雰囲気はいいし、テー・タレッはおいしいし、いい夜だ。
  
写真左:いい感じの『WALKSIDE CAFE』。  写真右:探検隊(と呼んでいた。)と一緒に。
 それからカフェの店員さんに「ガーデニア風アイスカチャン」を薦められ、3人で1つ食べてみる事にした。イチゴアイスがのった氷の下には、赤と緑のシロップゼリーとあずきとコーン。最初は「氷にコーン!?」とびっくりしたが、これがなかなかおいしい。そして意外な事に気が付いた。イチゴアイスとあずきを一緒に食べるとドリアンの味がする!何だか分からないけど、とにかく楽しくて仕方なかった私たちは、この発見に大笑い。食べる度に、「ドリアンだー。」と笑い合う。とにかく楽しくて楽しくて仕方ない。本当にいい夜だ。そして、ユーコにおごってもらってしまった。ユーコ、ごちそうさま〜。

 帰りがけ、セブンイレブンを見かけ寄って行く。ここのセブンイレブン、ドアが開く度、何ともマヌケな音を発するのだ。またまたこの音にハマってしまう私たち。ドアが開く度に大笑い。特にアヤがハマってしまい、マヌケな音が店内に響き渡る度に、体中の力が抜けきってしまったように大笑いしている。私はそんなアヤに大笑い。本当におかしい。

 あー、もうユーコ帰っちゃうんだなぁ。

5月7日(火) ユーコ’S ホリデー終了。 〔KK〕
 3時起床。3時50分、ホテル前でタクシーに乗り空港へ向かう。ユーコの休暇は今日で終わり。あっという間だったなぁ。出発ロビー前でお別れ。寂しいよぉ〜。日本に帰ったら、すぐに写真会やろうね。

 ホテルに戻り、もう一眠りする。が、何だかお腹がゴロゴロして寝付けない。食べ過ぎだ・・・。眠れないので、洗濯をしたりガイドブックを読む事に。アヤと、ティオマン島へ行くのに、どうせ市内観光ができないならJBに行く事ないかも、という話しになり、JB行きのエアチケットをキャンセルしてKLから飛行機で行こうか、と話していた。が、マレーシア航空でティオマン島行きのエアチケットは取れないようで、そうすると返金だけしてもらう事になるし、ティオマン島行きのエアチケットの取り方も何だか面倒臭そうだ。今から色々替えるのも面倒なので、やっぱりJBまで行く事に決める。

 10時過ぎ、ホテルの隣りにある店で朝食として肉マン(鶏肉)を食べた。ふかふかでおいしい。それから、部屋に戻って荷物をまとめチェックアウト。また重い荷物を抱え、『TREKKER'S LODGE』へ移動する。やっぱりこっちの方が落ち着くなぁ。そういえば、筋肉痛が治っている!チェックイン後、たまっていた洗濯をする。ここは洗濯物を外に干せるから嬉しい。洗濯終了後、『Wisma Merdeka』へ行き、一番レートの良さそうな両替所を探して2万円分両替する。お店によって多少レートが違うので、前回もよく確認すれば良かった。本当に多少の違いだけど。それからふらっと見て歩いた後、フードコートへ行きお昼にする。今日は、きし麺のような麺に野菜たっぷりのあんがかかったクイテオバサー。野菜もレバーもおいしいけど魚肉の練り物は生臭く、これ以上お腹が痛くなっても困るので残した。

 次に、ティオマン島へ行く日がはっきりしたので、アキさんにメールを出し行く日を伝え、『TIOMAN HOUSE』の予約もしてもらう事にした。ところが、いつもと同じお店に行ったのに、今日案内されたパソコンは設定が違うらしく、どうも使えない。結局、3台もパソコンを替えてもらったものの何だかイマイチ。ちゃんとメールは送れてるのかな?

 それから、また何軒かインド人の経営する生地屋をのぞきながら『Centre Point』へ向かっていると、ピサンゴレンが目に入った。アヤと、「ティオマン島に行ったら食べれないもんね?」と、食べて行く事にし席に着く。思わず1人1RMずつ頼んでしまったら、山盛りのピサンゴレンが出てきて2人でびっくり。ここのピサンゴレンにはサンバルが一緒に付いてきた。これもまたおいしい。食べていると、隣りの席に座っていたおじさんたちが何か言っている。言葉も分からず「何を言ってるんだろう?」と思っていたら、アヤが「あ、ホントだ。アイコ、首のトコが汚れてる。」と言って拭いてくれた。おじさんたち、教えてくれてありがとう。アヤ、拭いてくれてありがとう。

 それから『Centre Point』へ行き、『Centre Point』内のスーパーで買い物をする。Maggiのチリソースが買いたかったのになかったので、違うスーパーへ行く事にする。チョコレートオレンジミルク味のジュースを飲みながら海の方を歩いて行く。このジュース、かなりおいしい。次に行ったスーパーでは無事、Maggiのチリソースを手に入れる事ができ、さっき飲んで気に入ったジュースも買って帰った。いったん荷物を部屋に置き、また『Wisma Merdeka』へ行く。やっぱり心配なので、もう1万円分両替していく。そしてフードコートへ行き、夕飯としてナシチャンプルを食べた。

 明日はJBだ。何だかすごく眠い。

PREVIOUS  NEXT


Copyright (C) aico All Rights Reserved.


inserted by FC2 system