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マレーシア放浪旅日記

5月8日(水)〜5月14日(火)編

INDEX


5月8日(水) JBなんて嫌いだー未遂の夜。 〔KK→JB〕
 6時半、トイレに行きたくて目が覚める。8時半、朝食を食べに下へ行く。今日はトーストとバナナが2本も付いていた。アヤがバナナをスライスしてトーストに載せ、「おいしい。」と言っているので真似をする。本当においしい。同じテーブルにいたオランダ人と少し話しをする。うーん、もっと英語の勉強しよう・・・。食後、受付の横に1台だけあるパソコンでメールチェック。1時間5RM。若干高めだけど、早いし打ちやすいしでいい。昨日のメールが怪しかったので、もう1度、アキさんとロマンスさんにメールを出す。どちらかが気付いてくれるといいのだけど。でもまぁ、どこかしらには泊まれるよね?

 10時45分、荷物が増えチャックが壊れるんじゃないかという位パンパンになったカバンを持ちチェックアウト。暑さと重さでフラフラしながらタクシー乗り場へ向かう。空港に着きチェックインを済ませ、おみやげを見て回る。そこで買ったマンゴーグミがとてもおいしく、かなり気に入ってしまった。もっと買っておけば良かった。そして12時半、MH69便はKLIAに向け離陸した。
(写真:飛行機の中から見たKKの空港。)前の席に座っている双子の女の子がとてもかわいい。シートの間からのぞいたり、手を握ってきたりする。そんな2人を、アヤと2人で激写する。そして、機内食を食べ満足し、14時半、KLIAに到着した。国内線乗継時、私たちがKKからJBへ行く事を知ったイミグレーションのスタッフたちがざわつき、困ってため息をついたり、笑ったりしている。「もういいよ。さぁ、行った、行った。」という感じで通されたものの、さっぱり訳の分からない私たち。「わざわざKL経由してるから笑ってるのかな?」「でも、マレーシア航空の人がそう行けって言ったんだから仕方ないじゃんね。」と言い合う。何なんだ?
  
かわいい双子の女の子。
 国内線の方へ来てしまったが何もない。次の飛行機までは2時間もある。仕方ないのでフラフラ散歩してみたり、日記を書いたりして時間を潰す。17時半、やっとMH1057便が出発。1時間もかからずにJBへ到着。空港がとても綺麗なので驚いた。荷物を受け取った後、今夜泊まる予定の半官半民のホテル『Hotel Seri Malaysia』までのタクシーチケットを買い、タクシーの順番を待つ。タクシーからJBの町並を見て2人で驚く。「JBって都会なんだねぇ。さすが、国境境の町だけあるねぇ。」などと言っているうちにホテルに到着。このホテルは市内から離れているので、ふら〜っと市内を散歩するという事もできないし、ちょっと高いのだけど、メルシン行きのバスが出ているラーキンバスステーションに近いのでここに宿泊する事にした。

 フロントに行き、アヤが今夜宿泊したいと話してくれると、「今日はもういっぱいで空きはありません。」との返事。中級ホテルで1泊1部屋100RMするし、200部屋もあるし、平日なのでまさか1部屋も空いてないとは思ってもいなかった。アヤと2人で、「え・・・。」と固まってしまい、どうしたらいいのか思いつかない。「どうしよう・・・。」と困っていると、フロントのお姉さんは「OK.」と言ってパソコンで調べてくれる。すると、「シングルでよければ1部屋空いています。」と言われ、エキストラベッドを入れてもらう事にし、何とか無事、泊まれる事になった。2人で「良かった〜。」と一安心。すると、2人の男の人がやってきて「部屋ある?」と聞いているが、もう部屋はなく帰って行った。アヤと顔を見合わせ、「危なかった〜。」とホっとする。それから部屋に通されると、そこはシングルではなくダブルで、結局エキストラベッドも用意されなかった。でも、とにかく泊まれて良かった。中級ホテルだけあって部屋は広いし、エアコンも付いているし、ベッドもフカフカだし、ホットシャワーだし、洗面所も綺麗だし、朝食も付いてる。良かった〜。でも、何だかこのホテル、綺麗なんだけど何か異様な雰囲気が漂っている。何でだろう?半官半民のせい?
(写真:『Hotel Seri Malaysia』外観。)

 ゆっくりしているヒマはない。バスステーションに行き、明日のバスチケットを手に入れなければならない。取れなかったらどうしよう。明日泊まる場所を考えなければならなくなってしまうし、ティオマン島にいられる期間も短くなる。密かに私は、アドバンスの講習が前回のように延び延びになっていく事を心配していて、なので日数に余裕がなくなるのが不安だった。どうかバスのチケットが取れますように・・・。

 ガイドブックには大雑把な地図しかなく、バスステーションへの行き方がよく分からない。なのでフロントへ行き、さっきの女の人に尋ねると、どうもうまく説明できないらしい。地図を書いてくれと言うと、他の人を呼びに奥へ入ってしまった。男の人が出てきて口頭で行き方を説明してくれ、結局地図は書いてくれない。まぁ、ここら近いハズだし行ってみようとホテルを出る。アヤと言われた事を確認しながら歩いて行く。辺りはどんどん暗くなっていき、しかも、どんどん寂しい感じの場所になっていく。スタジアムや日本人墓地への看板が出始め、ガイドブックを見ると何だか方向が違う気がする。さっぱり分からなくなってしまった。どんどん暗くなっていくし、もしバスチケットが買えなかったら、という思いからどんどん焦り出す。ちょうどその時、2人の女の子が通りがかり、道を尋ねると全く逆に来ていた事が判明。女の子たちも同じ方向に行くので一緒に行こうと言ってくれる。あのホテルの人の説明は何だったんだ。アヤとブーブー文句を言いながら女の子たちに付いて行く。風が吹き始め、空が怪しい雲行きになってきた。カミナリもビカビカ光り出す。「急いだ方がいい。」と言われ、丁寧に行き方を教えてくれた後、女の子たちと別れた。バスステーションはホテルに近く、ますます頭にくる。雨も降り出した。

 スステーションは大勢の人で賑わっている。メルシン行きのチケットを売っているブースを探し、アヤが明日のチケットが買いたいと言ってくれる。一瞬間があったのでドキドキするが、無事、チケットを買う事ができた。良かった〜。アヤとチケットが取れた事を喜び、一気に気持ちが楽になった。雨が降る中プラットフォームを確認し、また、バスステーションの中へ戻って来る。雨の勢いはどんどん増し、傘をホテルに置いてきてしまった私たちは、とりあえず夕飯を食べて雨が止むのを待つ事にした。きっとそんなに長くは降らないだろう。2階を見に行くと何だかがら〜んとしていて寂しい。少し怖い感じがするので下に戻り、魅力的なお店もないので、ダンキンドーナツと合体したパン屋さんでパンを買って食べる事にした。チキンソーセージオニオンパンと、おかずにフライドカリーパフ(カレーパイみたいな感じ?ちょっと違うなぁ・・・。)とポピアアヤム(鶏肉の春巻き)を食べる。ちょっと油っぽかった。雨の勢いは衰える事もなく、まだまだ止みそうにない。仕方がないので、たいしたお店もないがブラブラと見て歩き時間を潰す。靴屋とアクセサリーショップでは、店員が何も言わずにピッタリくっついてきて側から離れない。せめて何か言えばいいのに。何か嫌な感じなのですぐお店を出た。21時を過ぎても雨が止む気配はない。あきらめてタクシーで帰る事にした。
(写真:ラーキンバスステーション内。)

 何だかぐったりとしてホテルに到着。フロントで鍵をもらい部屋に行く。早く横になりたい。ところが、いくら鍵を差し込んで回してみてもドアが開かない。「何でぇ〜・・・。」と、ここまで来て部屋に入れず、ますますぐったり。「ちょっとフロントに行ってくる。」と、フロントでドアが開かない事を伝えると、道を尋ねた時は不親切だった男の人も女の人も笑顔ですぐに対処してくれた。ちょっと私の中で、「何だ、いい人じゃん。」と好感度UP。どうも私が部屋を出る時に、いつものクセで中から鍵をかけてしまったのがいけなかったらしい。ルームメイキングの人がすぐに来てくれてドアを開けてくれた。

 やっと部屋に入れた私たちは、「疲れた〜。」とベッドに転がった。そして、改めてバスのチケットが取れた事を喜び合い、2人とも危なくJBが嫌いになるところだったと言い合う。やっぱり最初の印象って大事だよね・・・。あ〜、疲れたー。

5月9日(木) 戻って来たよ〜、ティオマン島。 〔JB→TIOMAN〕
 5時、ふっと目が覚めた。たまにゃんとモモちゃんと遊んでいる夢を見た。でも、今日の午後には遊べるんだ!また寝て目が覚めると7時。朝食を食べにレストランへ行く。ビュッフェスタイルになっているのだが、どれもこれも辛い食べ物ばかり。朝から刺激的だ。アヤが、「何かマレー人ばっかりじゃない?」と言う。確かに周りにはマレー人しかいない気がする。半官半民のせい?

 9時、チェックアウト。重い荷物を抱えバスステーションへ歩いて行く。本当に重い・・・。9時45分になってようやくバスが開く。待ちくたびれていた私たちはさっさとトランクに荷物を積込んで車内へ入って行く。バスはとても綺麗で広々している。ただ、窓に青いスモークが貼ってあるせいで何だか目がチカチカする。外の景色も違った色で見え変な感じ。10時、バスは出発した。JB脱出〜。(写真:このバスに乗ってメルシンへ。)今度はゆっくり市内を見たり、シンガポールへ国境越えしてみたいな。窓の外を見ていると、草に覆われた崖のような所があり、その上に3匹の犬がいる。すると、そのうちの1匹が匍匐(ホフク)前進で崖を下っている。たまたまアヤもそれを見ていて、「見たっ?」と顔を見合わせ大笑い。かわい〜。

 ふっと目が覚めると、どこかの町に入って来たようで家やお店が増えてきた。どこだろうと窓の外をよく見ていると、見たことがあるような旅行会社が目に入った。「あ、Leeさんがいる旅行会社だ。」と気付いたが、バスはどんどん進んで行く。慌ててアヤを起こし、「メルシンに着いたみたい。バス、停まってくれるかな。」と少し焦っていると、橋を渡った所で停まってくれた。JBのバスステーションからちょうど2時間、12時にメルシンに到着。重い荷物を抱え、少し遠くなってしまった道のりを歩いて行く。先にメールチェックをして行こうと、こないだ行ったケンタッキーの隣りにあるお店に行くと、ちょうど今はボスがいないため接続の仕方が分からないと言われ、違うお店を教えられた。少し迷ってもう1軒のお店でメールチェック。アキさんやロマンスさんから連絡なし。「宿、大丈夫だよね?」「大丈夫でしょ。」と言いながら、同じ並びにある『RESTORAN EE LO』で焼豚飯を食べる。すごくおいしくてペロリと食べてしまった。
(写真:本当においしかった焼豚飯。)
 13時になりJettyへ向かう。歩いているとバイクに乗ったおじさんに声をかけられ、ボートは13時半に出発すると言う。次は14時半だから急いで行ってチケットを買った方がいいような事を言っている。自分の所でチケットを買わせたいんだろうなと思ったけど、帰りのバスのチケットも買って行くつもりだったので間に合わないだろうと思いのんびりしていた。けれど、2人で手分けして買ってくれば間に合うかもしないと思い、おじさんにバスのチケットも買いたい事を伝えると、そこまで連れていってくれると言う。結局2人でボートのチケットを買い、Jettyで私が荷物番をしてアヤがおじさんと買いに行ってくれた。けれどバスのチケットは乗車する2日前でないと買えなかった。おじさんが、「13時半のはスピードボートだから35RMの券が必要。30RMの券だと次のになる。」と言う。「じゃぁ、次のでいい。」などと言っていると出発時間が二転三転する。何だかよく分からない。結局、13時半にボートは来なくて14時にやって来た。そして、私たちもそれに乗ることができた。何だかよく分からないけど、良かった。

 15時15分、『ABC』のJettyに到着。早くてびっくりする。そして、今回は壁をよじ登ってではなく、ちゃんと階段からJettyに上がって行けた。良かった。あ〜、戻ってきたよ〜、ティオマン島!『TIOMAN HOUSE』に向かって歩いていると、すれ違う村の人が「Welcome back.」と声をかけてくれたりする。アヤと、「覚えてくれてるんだね。嬉しいね。」と喜ぶ。「みんないるかなぁ。」と言いながら『TIOMAN HOUSE』に着くと、アキさん、ロマンスさん、キタロウ、そしてアドバンスを取っている最中のカズさんがいた。「こんにちは〜。」13日ぶりのティオマン島、そんなに日が空いたわけでもないのに、何だか懐かしい気分。たまにゃんファミリーも元気そう。でも、子猫ちゃんたちが大きくなっててびっくり。しかも、1匹子猫が増えている。よその子らしいのだけど、今じゃたまにゃんのお乳も飲んでいるとか。名前はまだなく、「お友達。」アキさんのパソコンがウイルスにやられてメールを見てなかったそうで、ロマンスさんが部屋の鍵をもらってきてくれた。ドアノブが直っていれば前と同じ部屋にしようと思ったけど、「直したよ。」というドアノブはあっさり外れ、違う部屋にしてもらった。今度はドアノブは外れないし、ベッドも落ちない。ただ、窓の戸が閉まらないので当然鍵はかからず、ドアノブが外れなくても同じかもしれない・・・。
(写真:あまり目につかない所にある看板。)


 荷物を置き、1.5リットルの浄化水を1RMで売っている『BAMBOO HILL CHALETS』へ水を買いに行く。受付にはスーがいて、「また戻って来たの?」とニッコリ。私たちの事を覚えててくれたんだ。それから部屋に水を置き、散歩に出かけた。KKにいる時に、「ティオマン島に行ったらバティックやろうか。」と言っていた私たちは、前に来た時見かけた、バティック体験ができるお店をのぞきに行った。のぞいているとお店の人が「こっちにおいで。」と中に呼んでくれて、今まで書いたバティックを撮った写真などを見せてくれた。日本にバティックを教えに来たんだか何だか、とにかく日本に来た事があるらしく、その時の写真も見せてくれた。名前はリッキー。紙に「力 力」と書き、「リッキー パワー」と笑っている。なるほど。バティックは大きな布1枚65RMで、「自分でどんな絵が書きたいかを考えておいで。」と言われる。やってみたいけど、けっこう時間もかかりそう。アドバンスの講習を受けるので時間的に厳しい気もする。リッキーは「夜も遅くまでやってるからダイビングの後に来ても大丈夫。」とは言ってるけど、うーん、どうしよう。やってみたいけど、厳しいかなぁ。アヤと迷う。

 リッキーのお店で「PLUS100」を買い、ビーチで飲みながら貝を拾ったり海に入ったりして遊ぶ。しばらく遊んだ後、部屋に戻ろうと道を歩いて行くと、『South Pacific Restaurant』の所にあるテーブルに、キタロウと『South Pacific Restaurant』で働いているママーがいたので、座って一緒に話しをする。それにしても、相変わらず蚊が多い。痒いし洗濯もしなければならないので部屋に戻る事に。順番に洗濯をしていると、外でたまにゃんが「んな〜、んな〜。」と呼ぶので、しばらく外のイスに一緒に座っていた。かわいい。
(写真:とてもお利口さんのたまにゃん。)

 19時半過ぎ、カズさん、アヤ、キタロウと夕飯を食べに行く。ロマンスさんがいないと思ったら『Tioman House Restaurant』にいたので、みんなで混じる。ロマンスさんがカレーを食べているのを見たらカレーが食べたくなり、アヤとカレーを1つとライスを2つ取り、半分個にして食べた。おいしくて満足。そして、みんなの話しもおかしい。治してあった虫歯が水圧のせいなのか痛み出したらしいキタロウが、ちょっと弱っている。が、やっぱりおかしい。潜ると鼻血が出るらしく、水の中では赤く見えるんだけど水面に上がると緑色の血が垂れているんだとか。キタロウは人間じゃないらしい。(笑)

 明日からアドバンスの講習が始まる。何だかみんな風邪をひいているらしいので気を付けよう。久しぶりの水シャワー、ちょっとツライかも。

5月10日(金) ガンガゼの攻撃!? 〔TIOMAN〕
 7時起床。ティオマン島の朝は涼しい。夜なんて、寒くて目が覚めたくらい。まぁ、ファンが回しっぱなしなんだけど。でも、最近は天気も悪いらしく、海も、前より波が荒い。私たちの旅も終わりに近づいてるからか、気分的に何だか寂しい感じがする。前回来た時は「夏休み!」みたいな気がしたけど、今回は夏休みの終わりみたいな気がする。今日はいい天気になるといいな。トイレにいるとアヤが、「アイコ、来て来て。」というので行くと、部屋の中にたまにゃんとシロが遊びに来ていた。かわい〜。朝食を食べに『South Pacific Restaurant』へ行くと、ロマンスさんがいた。久しぶりのJAFFLE、嬉しい。今日はチーズJAFFLEを食べる。相変わらずニワトリの親子が歩いている。が、前回3匹いたヒヨコが2匹しかいない。しかも、ヒヨコもだいぶ大きくなっていて黄色じゃなくなっていた。約2週間の間で、少しづつ色々な物が変わっている。少ししてキタロウもやってきた。相当歯が痛いらしく、かなり弱っている。

 10時、今日の講習スタート。アキさん、カズさん、アヤと一緒にビーチよりエントリー後、潜降。久しぶりだからちょっとドキドキしてたけど、「あれ?」と思うくらい大丈夫。やっぱり、海の中って気持ちいい〜♪
【詳細は『ダイビングライセンス取得奮闘記 in ティオマン島』へ。】
 屋でシャワーを浴びようとした時、新たな問題が発生した。細いパイプでつながっているだけのシャワーのパイプが外れ、水が噴き出したのだ。しかもドロ水。アヤと2人で「ひゃ〜〜〜〜!!」となす術もなく、「ロマンスさ〜〜〜ん!」と、助けを求めに部屋を飛び出した。ロマンスさんはあっという間に、勢いよくドロ水が噴き出るパイプを元に戻してくれた。この部屋のパイプは外れやすいらしい。前にいた人も、「ロマンスさん、シャワーのパイプが外れてドアが開かないんですけど・・・。」と言いに来て、行ってみたら水の勢いが強すぎてドアが開かなかったそう。仕方ないので思いっきり押したらビャーっと水が噴き出て、部屋の方までびしょびしょになったらしい。あぁ、ベッドの次はシャワーなのね・・・。

 シャワーを浴びた後、アキさん、カズさん、ロマンスさんが先に行っている『MAWAR』へご飯を食べに行く。今日のランチはマレーシア風焼きそばミーゴレン。妙に水っぽいミーゴレンだけどおいしい。そして、フレッシュライムジュースもおいしい。食後、アヤと散歩がてら隣村の『Tekek』までインターネットをしに行く事にした。会計時、レジの所にバナナケーキがあるのを発見して買っていく。すっかりいい天気になった午後、バナナケーキを歩き食いしながらのんびり歩いて行く。あ〜、やっぱり気持ちい〜。島はいいなぁ。でも、水を持って来なかったのは失敗かも。
(写真:ビーチを歩いて行くとこんな景色が続く。気持ちいい。)

 前にお祭りがあった広場を越えて少し行くとちょっとした山道になり、そこを抜けると小さなJettyがある。でも、まだ『Tekek』のJettyではない。さらに歩いて行くと、『Mango Grove』というレストランがあり、バティックも見えたので寄って行く。するとおじさんが出て来て、「おいで。」と書きかけのバティックの所に連れて行かれた。そして、「塗っていいよ。」と筆と水で溶いた絵の具(?)をくれた。おじさんの名前はハシム。「好きなだけやってっていいよ。」と言われ、喜ぶ私たち。でも、そろそろ行かないと、ナイトダイビングの時間に戻れなくなってしまうので行く事にする。ハシムは「もっとやってけばいいのに。」という感じで、「帰り、時間があったらまた寄ってって。」と言ってくれた。ここでもバナナケーキを売っていたので、ついまた買ってしまう私たち。ハシムが私たちに「ビューティフル。」と言うので、「ハンサム〜」と言い返すと、両手で顔を覆い声にならない声で「ん〜〜〜。」とものすごく照れる。それがおかしくて、アヤと何度も「ハンサム〜」と言って笑っていた。おかしい。
    
写真左:『Tekek』への入口。  写真中央:『Tekek』へ向かう途中。  写真右:バティック体験中。
 ずいぶん歩いて来たのに、Jettyはなかなか見えてこない。暑いし喉はカラカラだし、だいぶ疲れてきた。あまりにも喉が渇いたので途中で水を買う。帰りの分も取っておかなくちゃと思いつつ、ゴクゴク飲んでしまう。やっと『Tekek』のJettyまで来た。そこからインターネットができるお店は近い。何だかんだ1時間近くかかってしまった。『ABC』から歩いて来た、って言うとみんながびっくりするのが分かる気がする。それにしても、やっぱり『Tekek』は都会だ。Jettyも大きいし、雰囲気が違う。でも、私は『ABC』の方が好きだなぁ。メールチェックをすると、トモちゃんからメールがきていた。今はラオスの山の中にいるんだそう。すごいな〜。

 約1時間後、『ABC』に戻る事に。砂浜を歩いて行こうとコンクリートで固められた坂を下って、狭い砂浜を歩いて行く。すると途中で砂浜がなくなってしまい、海の中を歩くようになってしまった。波は結構荒く、たくし上げている巻きスカートがどんどん濡れていく。上に上がりたいものの、滑りやすく危ない。頑張って少し先に見えている階段から上がる方が良さそうだ。波が引く度に何かが見える。「魚?」と2人でよく見ると10cm位のカニ。よくよく見ると、ちょっと気持ち悪いカニが沢山いる。「や〜、気持ち悪いー。」「はさまれるー。」「こわーい。」と大笑いしながら、じゃぶじゃぶ歩いて行き、無事、上に上がる事ができた。はぁ、疲れた。(笑)少し行くと、広くて真っ白な砂浜になったので、また砂浜を歩く事にした。最初は、「気持ちいいねぇ。」「綺麗だねぇ。」と喜んで歩いていたのだけど、2人ともだんだん目がチカチカしてめまいがし始め、「あぁ、ダメだ・・・。」と道に戻った。砂浜の白さにやられた〜。

 『Mango Grove』の前を通るとハシムが出て来た。「寄ってきなよ。」と言われたが、時間がもうない。時間があったらもう少しやってみたかったな。山を越え、『ABC』に戻ってくるとホっとする。部屋に向かって歩いていると、前に日本人ご夫婦がいて、話しをしながら部屋まで戻ってきた。今はニューヨークに住んでいて、ご夫婦で4ヶ月半の旅行中なんだそう。かっこいい。
    
すっかり南の島を満喫中♪
 18時、海へ潜る前に学科。その後、いったん部屋に戻ると電気がつかない。電球が切れたのかと思ったけどファンも回らない。また停電かと思って周りを見てみると、どうも停電ではなさそう。またまた、「ロマンスさーん。」と助けを求める。結局、宿の人を呼んできて直してもらった。その時、ファンのカバーを外してそのまま帰ってしまったので、私たちもそのままにしておいた。とにかくここはワイルドだ。

 19時、アキさん、カズさん、アヤと暗くなった海へエントリー。いよいよアヤが楽しみにしていた、そして私が恐れていたナイトダイビング。「真っ暗なのかなぁ。はぐれたらどうしよう。」とビビりつつ潜降。「あれ?」またしても驚く。ナイトダイビングって楽しい〜♪サメはいるし、魚の寝姿は見れるし、エビの目は光ってるし、夜光虫は綺麗だし、みんなの持ってるライトの光も綺麗。すごい、すごい、すごい!こんな気分だから、鼻から水を吸っても大丈夫。(笑)でも、ついにやられたっ!ガンガゼに攻撃された。痛いよー。
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 シャワーを浴びた後、アキさん、カズさん、ロマンスさん、キタロウがいる『TIOMAN RESTAURANT』へ行くと、日本人の新婚さんご夫婦も来ていた。そこに混じり、ナシゴレンカンポンを頼む。このナシゴレン、異様に辛い。とにかく辛い。ヒーヒー言いながら4分の3位食べ、そして、一口食べたアヤに、「辛っ!よくここまで食べたね。」と言われ、「そうだよね、すごい辛いよね。」と食べるのを断念。辛かった〜。ご飯を食べながら、ナイトダイビングの時のガンガゼの話しになる。水中での私のガンガゼの表現方法を笑われた。でも、両手の人差し指でチクチクしてる感じを表現するしかなかったんだけどな〜。確かに、やってて自分でもおかしかったけど。しかも、「でも私、不思議なんですよね〜。普通、ふくらはぎなんて刺されないですよねぇ?」と言うと、「うーん、でも、ガンガゼは飛んで来ないからねぇ・・・。」って。確かに・・・。でも、いつか飛んできそうって思ってたんだけどな。

 キタロウ、相当歯が痛いらしく、明日メルシンの歯医者に行くらしい。でも、かなり行きたくなさそう。うーん、気持ちは分かるなぁ。やっぱり、言葉も分からないし腕も分からないし、怖いよねぇ・・・。

5月11日(土) ティオマン島で漂流? 〔TIOMAN〕
 4時、お腹が痛くて目が覚めた。ものすごく痛い。やっぱり昨日のナシゴレンの辛さにやられたみたい。あまりにツライので正露丸を飲む事にしたのだが、見ると、糖衣された正露丸が、3錠飲まなければならないのに2錠しかない。とりあえず2錠飲むか、黒い強烈な正露丸を飲むか考えるが、2錠で治るような腹痛ではない。あきらめて黒い正露丸を飲む事にしたのだが本当に強烈で、1錠ずつ飲んでいた私は、なかなか3錠目を飲む事ができない。くぅー、臭すぎる。

 6時起床。パーカーを着て靴下も履いているのにうっすら寒い。本当に夏の終わりみたいな気分になってしまい、ちょっと寂しい。今日も『South Pacific Restaurant』へ行き、スクランブルエッグ on トーストを食べる。やっぱり卵がおいしい。それにしても、お腹がかなり怪しい。あんなに臭い正露丸を飲んだのに効いてないみたい。少ししてキタロウがやってきた。だいぶ歯が良くなったらしく、昨日の弱っていたキタロウではない。なので、歯医者には行かない事にしたそう。3人で、「できることなら行きたくはないよね。」と話していると、カズさんもやってきた。今日は天気が良さそうだ。部屋に戻り、やっぱり不安なのでもう1度正露丸を飲む事にする。本当に強烈・・・。

 8時半、今日の講習スタート。アキさん、カズさん、アヤと一緒にボートに乗り込む。今日はボートダイビング、のハズが、突然、今日のポイント『CHEBEH』を目指している途中で、ボートが止まってしまった。エンジンにトラブル発生。助けを待つ間、4人で船頭の方に座り強い日差しの中、話しをして時間を潰す。アンカーを降ろしているから流されてはいないけど、何だかみんなで漂流してるみたい。だんだん揺れが気持ち良くなってきて眠くなってくる。アキさんがおばあちゃんの所で買ってきてくれていたココナッツまんじゅうをもらって食べた。おいしい。それにしても、だいぶ時間が経ったのに助けが来る気配はない。いつまで漂流(じゃないけど)するんだろう?あまりに暑いので、屋根のある方に移動する。だんだんみんな海に飛び込んで暑さをしのぎだした。ボートの後ろに2本のロープがあり、それにつかまって海に入っている人たちもいる。アキさんもカズさんもアヤも海に入ってきて、「入ってきなよ。これだけで全然涼しくなるよ。」と言う。「うん。」と笑って入ろうとしない私に、「怖いんだろ。」とアキさん。大当たり〜。(笑)「だーいじょうぶだよ〜。フィン履いてロープつかんでれば絶対沈まないから。」と笑われ、「じゃぁ、入って来ようかなぁ。」と、アヤと一緒に、フィンを履きマスクをしてスノーケルをくわえ海の中へ。けっこう流れがある。海の中をのぞくと、深〜いのがよく分かる。海の青さとキラキラ光るチリ以外、何も見えない。綺麗だけど、ちょっと怖〜い。そのうち水を飲み、「うん、涼しくなった。」とさっさとボートに上がって行った私。(笑)

 12時前、やっと助けのスピードボートがやってきた。とりあえず器材などはボートに残し、いったん『Kampong Salang』へ行く事になった。そこでお昼にする事にしたのだが、アキさんが用意してくれていたナシルマのお弁当をボートに置いてきてしまったので、みんなでレストランへ行き、ナシチャンプルをご馳走になった。お腹を気にして辛くなさそうな物を選んだつもりだったのに辛く、ちょっとドキドキ。食後、『Kampong Salang』にある『B&J DIVING CENTRE』の前にあるテーブルに座り、ボートの復活を待っていた。それにしても、今日は本当にいい天気だし、『Kampong Salang』のビーチや海も本当に綺麗。こんな事がなければ『Kampong Salang』に来れなかっただろうし、これはこれで良かったかな。少しして出発できる事になりJettyへ向かう。でも、行きに乗ってきたボートより小さいボートで、何組かに分かれる。やっと潜れると喜んでいたのも束の間。なぜかボートは『ABC』のJettyに向かう。そしてJetty近くで止まり、ダイブマスターとアキさんが話しをし、結局今日は戻る事になった。そして急遽、マリンパークでレックダイビングをする事になった。
    
こーんな綺麗な海の中へ潜って行くのです!
【詳細は『ダイビングライセンス取得奮闘記 in ティオマン島』へ。】 
 マリンパークには何艘も船が沈んでいて、1艘しかないと思っていた私はちょっとびっくり。レックダイビングも面白い。でも、私も面白いらしい。そんなにトロイかな〜?部屋に戻りシャワーを浴びる。その後、アキさんちへ行き夕飯作りの手伝いをする事になっている。行く前に手を洗おうと蛇口をひねると、その振動でまたシャワーのパイプが外れ、ドロ水が噴き出した。「ひゃー。また外れたー。」と叫ぶとアヤがすぐに来てくれて、「ちょっと待ってね。」と服を脱ぎ捨て直してくれた。アヤ、かっこいい!

 アキさんちへ行くとカズさんがタマネギの皮をむいていたので、一緒に皮むきをする。むき終わると、それを使ってアキさんがタンシチューを作ってくれた。煮込み中、ビールで乾杯後、白ワインやチーズをもらってすでにいい気分。少しして先生がバゲットを持って来てくれ、アキさん、先生、カズさん、ロマンスさん、アヤ、キタロウ、私の7人で、改めてカンパーイ!今日は、カズさんの1日遅れのバースデーパーティ。タンシチュー、おいしい!そしてさらに、赤ワインと日本酒でアヤも私もどんどんいい感じになっていく。アキさんが、おばあちゃんのバナナケーキを丸ごと買ってきてくれていた。わーい!
(写真:「あ〜、みんないい感じぃ♪」と写真を撮ると、そういう私もいい感じだと笑われた。)

 みんなでワイワイ色々な話しをしている時、何からそういう話しになったのかは忘れたけど、ダイビングをする時に使うタンクの中身の事を私が「酸素」と言うと、酔っ払っているハズのアキさんが、「おい、待てよー。俺のトコでオープンウォーター取ってない人もいるんだから(カズさん)、そんなこと言うなよー。ちゃんと教えてないみたいじゃん。」と焦っている。酔っ払い気味の私は、「あ、そっかぁ。酸素と窒素だー。あははは〜。」とさらにダメ押しをし、「おい〜〜。酔いが覚めちゃったよ。」とアキさんは焦り、カズさんや他のみんなは笑っている。そうそう、酸素ではなく、圧縮された空気ですね、はい。(笑)

 パーティ終了後、ロマンスさんやアヤは星を見にビーチへ行ったけど、眠くてたまらなかった私は部屋に戻り、そのままベッドに倒れ込んでいた。はっと気付くと蚊に食われまくっていて、「蚊取線香くらいたいて寝れば良かった・・・。」と慌てて用意した。蚊取線香の効き目ってすごいんだなぁ、と妙に感心した夜だった。

5月12日(日) ジャングルトレッキング  〔TIOMAN〕
 5時半、トイレに行きたくて目が覚める。7時起床。『South Pacific Restaurant』へ行き、トマト&チーズJAFFLEを食べる。本当にここのJAFFLE、お気に入り。食後、アヤとのんびりビーチを歩きながら部屋に戻り洗濯をした後、10時、キタロウを呼びに行く。今日は3人でジャングルトレッキングをして『Kampong Juala』へ行く。
 『Kampong Juala』へ続く道の入口は『Kampong Tekek』にある。3人でのんびりと歩いて行き、「『Kampong Juala』まで4km」という看板が見えた所で左手に入る。ちょうど角でバナナを売っていたので買って行く事にする。そこから少し歩いて行くと、急にジャングルになる。沢山の木々が生い茂る中、まるで道先案内人のようなキタロウを先頭に入って行く。ジャングルの中は木で覆われているので直射日光が当たる事はないが暑く、3人も汗だくになりながら歩いて行く。巨木が沢山あり、大きな太い木に根っこのような木が絡み付いているのを見て、「あの木、網タイツ履いてる。」「セクシー。」などと笑っていた。
    
まずこの看板が見え(写真左)、左に曲がるとこんな道が続き(写真中央)、そしてジャングルになる(写真右)。
まるで道先案内人のようなキタロウ。
 途中に遊べる滝があると聞いていた私たちは、まずはその滝を目指して歩いて行く。水の音が聞こえ始め、滝、発見!でも、入ってはいけないと書いてある。「ここかなぁ?」と言いながら、滑りそうな道とも言えない道を降りて行く。とりあえずキタロウだけが川の中に入って行き、アヤと私は手だけ水につけたりして休憩。3人でバナナを食べていると、川の向こうの木々の中に2匹のサルが現れた。少し離れた所にキタロウがバナナを置く。「食べに来るかな。」と3人で様子を窺っていたのだが、警戒しているサルはなかなか来そうにない。来るまで見ていたいけど、1日1本15時に『Kampong Juala』からシーバスが出ているので、それに乗って帰って来たい。すでに12時を過ぎているし、そろそろ出発しないと。

 「まだ4km歩いてないのかなぁ。」と3人で疑問に思い出した頃、少し開けた場所が見えてきた。『Kampong Juala』に着いたのかと思いきや、何と「『Kampong Juala』まであと3.6km」の表示が。「は???」みんなびっくり。どういう事?とにかく先を急ごうと歩いて行く。下り坂になり始めると、それまでの山道が舗装道路に変わり、緩やかではあるもののひたすら下って行く。やっぱり下りはツライ。その途中、目指していた本物の滝が出て来た。せっかくなので寄って行き、休憩をする。大きな滝ではないのだが、結構深そうなので入るのはやめる。ここは涼しくて気持ちがいい。でも、ものすごく蚊が多く、時間も気になるので出発する事に。上に上がって行くと何匹かサルがいて、キタロウが威嚇すると逃げて行った。キタロウ VS サルはキタロウの勝ち。アヤと2人で笑う。その後にもサルを見かける。ここはサルが多い。
  
写真左:涼しくて気持ちのいい滝。  写真右:大きな葉っぱに登ろうとしているアヤ。
 13時半、無事『Kampong Juala』に到着。ここには「『Kampong Tekek』まで7km」の表示が。本当に何kmの道のりなんだろう?何だかとても静かな雰囲気が漂っている。まず、シーバスのチケットを買いに行く。チケットはレストランで売っていて、『ABC』まで20RM。ついでにそこでお昼を食べて行く事にした。私たちの他には誰もいない。目の前は海でとても気持ちがいい。喉がカラカラだった私たちは、3人ともフレッシュオレンジジュースを頼んだのだが、妙に味が薄い。「きっと、3人分に薄めたんだ。」と言い合う。注文してからずいぶん経って出されたヌードルカリー。ちょっと薄味だったけど、おいしかった。(写真:見た目と違って薄味のヌードルカリー。)
  
『Kampong Juala』の海。
 14時45分、シーバスに乗るためJettyへ向かう。わりとギリギリだったのか、席が埋まっていたので船頭の方に行き、アヤと私はボートの縁に座り、キタロウは船頭に座る。15時、風を切って出発。「気持ちいいー!」と思いきや、このシーバス、異様にスピードが遅い。日陰もなく太陽の日の光も暑くてたまらない。いったい、『ABC』に着くのは何時になるんだろう?かなり時間も経ち、暑さでボーっとしていると、前に座っていた白人さんたちが何か言っている。見ると、彼らの仲間の1人が運転席に座っていて、窓越しに笑い手招きしている。行くと席を譲ってくれ、ちゃっかり運転手さんと並んで座っていた。快適だ!

 シーバスは『Kampong Salang』、『Kampong Panuba』のJettyに寄った後、ようやく『ABC』までやってきた。時刻は16時45分。ずいぶんかかったなぁ。またもや喉がカラカラの私たちは、まっすぐ『South Pacific Restaurant』へ向かった。アヤと私は「PLUS100」を飲み、元気回復。そこへママーがやってきた。『South Pacific Chalets』に泊まっているキタロウから、「ここに泊まってると、よくその辺になってるパパイヤとかココナッツ取ってきてくれるよ。」と聞いていた私たちは、冗談半分で「ココナッツジュース飲みたい。」と言うと、ママーは本当にナタを持ち出し取ってくれた。嬉しいけど、「PLUS100]を一気に飲んだばかりなので正直ツライ。アヤと2人で苦しみながら飲むが、なかなか飲み干せず「どうしよう。」ととりあえず置いておくと、ママーがジュースを捨て中身が食べれるように割ってくれた。おいしい〜。
(写真:シーバスから見た『ABC』。私たちが泊まっている『TIOMAN HOUSE』の辺り。)
  
写真左:木に登ってココナッツを取ってくれている最中のママー。
写真右:取ってもらったココナッツ。飲むのがツラく、とりあえず写真を撮ってみた。
 部屋に戻りシャワーを浴びて着替えると、また突然、シャワーのパイプが外れドロ水が噴き出した。さすがにもう驚きもせず、水の勢いに負けない力でパイプをはめる。まったくもう。その後、外から女の子の声が聞こえてきた。アヤと、「あれ?」とのぞくとラオスにいるハズのトモちゃんがいる。「トモちゃんだー!」

ティオマン島で見た最初で最後の綺麗な夕日。
 、カズさん、ロマンスさん、アヤ、キタロウ、トモちゃんと一緒に、『Rinda House』へロティを食べに行った。ベジタブルチーズエッグロティ、おいしい。ここでまた、こないだのガンガゼの攻撃の話しになった。何でふくらはぎに刺さったのか不思議がる私に、カズさんとロマンスさんが、「きっと、足をバタバタしてガンガゼを蹴り上げたんだよ。蹴り上げられたガンガゼもびっくりだよなぁ。」と言われ、みんなに笑われる。私はバタバタしてた記憶はないんだけど(笑)、そうか、攻撃されたんじゃなくて、私が攻撃したのか。『TIOMAN HOUSE』に戻って来て、トモちゃんと2人でロマンスさんの部屋の前に座っておしゃべり。またティオマン島で会えるなんて嬉しい。

 ヤが、蚊なのか虫なのか何かにたくさん食われ大変な事になっている。かわいそう・・・。

5月13日(月) ライセンス(AOW)GET! 〔TIOMAN〕
 6時起床。朝食を食べに『South Pacific Restaurant』へ行く。荷作り中のキタロウの所にロマンスさんがいて、4人で朝食を食べる。今日はオムレツJAFFLEを注文。途中でカズさんもやってきた。7時半、ボートがやってきたので、カズさんとキタロウを見送りにJettyへ行く。何だか変な気分。

 8時半、今日の講習スタート。アキさんとアヤと3人でボートに乗り込む。今日はボートが止まりませんように。
【詳細は『ダイビングライセンス取得奮闘記 in ティオマン島』へ。】
 今日の1本目は、『SOYA』でのダイビング。ちょっと心配していた水深30mという深さも大丈夫。ちょっと流れが強かったし、口に水が入ってきて気になったけど、食事中の海ガメが見れて感激!カメチョップ、すごかった〜!お昼はナシルマのお弁当。おいしい。そして2本目のポイントは、『FUN CANNYON』。ここも流れが強く、気付くと2人とはぐれてしまった私。怖いとか焦るとかっていうのはなかったけど・・・。うぅっ。(泣)でも、これで講習終了。アドバンスのライセンスが取れたー!

 部屋に戻りシャワーを浴びた後、おばあちゃんのココナッツまんじゅうを食べ、『Bamboo Hill Chalets』へインターネットをしに行く。帰り、おばあちゃんのお店の前を通ると「ココナッツまんじゅう買っってかない?」とおばあちゃんが寄って来た。でも今日はもう食べたので、「明日、バナナケーキを買いに来るね。」と約束して部屋に戻った。
(写真:こんな道をのんびり歩いているだけでいい気分。)

 アヤと2人で夕飯作りの手伝いをしにアキさんちへ行く。アヤが鶏肉と豚肉を切っている間、近くのお店にナスとニンニクを買いに行く。行けばすぐ分かるかと思っていたのだけど、ナスが見当たらない。お店の人に聞くにも、「ナスって英語で何て言うんだ?」と思い、とりあえず「パープルベジタブル」と言ってみる。言ってて自分でもおかしくなってしまい、お店の人も「?」という顔をして笑っている。結局、色々な所にしまってある野菜を端から見せてもらって、やっとナスを手に入れた。アキさんちへ戻り、ニンニクをすりおろし、アヤが切った肉に味付けをした後、2人揃ってアドバンスの認定をされた。やったー!その後、アヤがおにぎりを作り、私が鶏肉と豚肉を揚げ、その後にアキさんがナスのオイスターソース炒めを作ってくれた。

 アキさん、ロマンスさん、アヤ、トモちゃん、日本人ご夫婦と、ビールでカンパーイ!今日もまた、みんなでワイワイ楽しい。途中、あまりにも喉が渇いて仕方ないので水を買いに行くとパイナップルジュースもおいしそう。買ってみると、これもまたおいしい。片付けをした後、ロマンスさんとアヤと3人でビーチへ行き星を見る。今日もまた南十字星が綺麗。流れ星も1つ見れた。こんな風に南十字星が見れるのも、明日で終わりなんだな。寂しい。「お友達」がどこで拾ってきたんだか、異臭を放つ魚をくわえてやってきた。みんなで取り上げようとすると、ものすごい声で唸って猫パンチをする。いつものかわいい「お友達」じゃない。怖いよー。結局取り上げる事はできず、お腹は大丈夫なのかな・・・。心配。
(写真:今日もまたビールでカンパーイ!)

 部屋に戻り順番にシャワーを浴びる。アヤが呼ぶので行ってみると、今度はシャワーのパイプではなく、下の方に付いている蛇口が外れてドロ水が噴き出している。もう、笑ってしまう。無理やり差込み、とりあえず直った事にする。ちょっとした振動がある度に、どこかが外れるこのシャワー。怖いよー。(笑)

5月14日(火) FUN DIVE! 〔TIOMAN〕
 6時起床。部屋を出た所でロマンスさんに会ったので、3人で『South Pacific Restaurant』へ行く。前から、オムレツとチーズが一緒のJAFFLEがあればいいのに、と思っていた私は、おばちゃんに聞いてみるとあっさり作ってくれた。大満足♪部屋に戻る途中、Jettyへ向かうアキさんに会う。アキさんは今日から1週間、器材の修理などのためKLへ行く。明日KLへ行く私たちは、夜、アキさん、カズさんとKLで合流する事になっている。

 8時半、ロマンスさんとアヤと『B&J DIVING CENTRE』へ行き、ボートの準備ができるのを待つ。今日は3人でファンダイブ!9時、ボートに乗り込み、タンクを積込むのと他のお客さんを乗せるため、いつものように『Kampong Salang』へ行く。今日のポイントは『CHEBEH』と『BATU MALANG』。オープンウォーターの時、私が巨大ビビるマンに変身した場所だ。まず、1本目の『CHEBEH』に向かう途中、アヤが「イルカだっ!」と叫んだ。「ホントだっ。」とロマンスさんも興奮気味。私もちゃんと見たいのに、コンタクトを外し、メガネもしていないのでイマイチよく見えない。アヤが「いっぱいいるっ。」と言っているのによく分からない。何となく「あれがそうかな?」と思っているうち、イルカたちはいなくなってしまった。くぅ〜〜〜〜。(泣)

 『CHEBEH』に着く前に、あるダイブマスター(?)がロマンスさんに、「あの人(マレー人)も一緒にいい?」みたいな事を言っている。その様子を見ていたら私にも、「あの人も一緒にいい?」と聞いてきた。別に一緒なのは構わないけど、うまい人だったら私と一緒じゃどうかと思ったので、「いいんだけど、私は下手だよ。」と言うと、「下手なの?」と言って行ってしまった。『CHEBEH』に着き、さっそく海へエントリー。例の「あの人」はどうするんだろうと3人で気にしてみるが、「まぁ、いいんじゃない。」と潜降。流れもなく透明度もいい。そして、今日は耳抜きがよくできる。「あ、耳抜きってこうやるんだったのか。」と、潜降しながら小さな感動。あー、よく抜ける。それにしても、すごい綺麗!前回はそんな余裕がなかったからあまり分からなかったけど、『CHEBEH』ってすごい!サンゴは綺麗だし、魚はいっぱいだし。アオマダラエイも見れた。海ってすごい!

 コーラルアイランドへ移動してお昼を食べる。今日のお昼もナシルマのお弁当。スノーケリングをして写真を撮るつもりでいた私たちは、コンパスナビゲーションの練習をした時に行った、あの真っ白な砂浜と魚がいっぱいいる所へ行ける事を願っていたのだが、残念ながら違う場所だった。
(写真:行きたかった場所ではなかったものの、やっぱり綺麗。)が、さっさとナシルマを平らげ、カメラを持って海の中へ入って行った。前に行った場所ほどではないけど、やっぱり魚は沢山いるし、海は綺麗だし。スノーケリングも楽しい。ロマンスさんもアヤも素潜りしている。私も潜ってみようかな、と思ったけど、パニくっても嫌だったのでやめておいた。(笑)
    
イマイチだった水中写真。魚なんてマメつぶのよう。やっぱり潜らなきゃダメって事?
写真中央はロマンスさん。
 『BATU MALANG』へ移動し、潜降。前回、私がかなりへこむ事になった場所だ。でも、今日は大丈夫。ここも何て綺麗なんだろう。膨らんだハリセンボンや、岩の間から口をパクパクさせながらユラユラしている大きなウツボ。トンネルみたいになっている所をくぐって出て来ると、大きなミノカサゴもいる。すごい!海の中に潜らなければこんなの見れない!ロマンスさんが浮上のサインを出し、ゆっくりと浮上して行く。あぁ、もう終わりだ。もっと潜ってたいよー。

 帰りのボートで記念撮影。これで終わりなんだなぁ。もっと潜りたいなぁ。最後のダイビング、天気はいいし、透明度もいいし、流れもなかったし。本当に楽しかった。アヤがダイブマスターのザハ(?)とマレー語で会話している。かっこいい。例の「あの人」とちょっと話しをすると、「You are a good diver.」と、親指を立て「Good. Good.」と言ってくれる。いい人だ。ありがとう。(笑)『Kampong Salang』で人が降り、タンクも降ろして席がガラガラになったので、3人でウトウトしながら『ABC』へ戻って行った。

 ショップで器材を洗って干した後、お腹が空いたアヤと私は、おばあちゃんの所へバナナケーキとココナッツまんじゅうを買いに行った。おばあちゃん、嬉しそう。ちょうどトモちゃんも通りがかりのぞいて行くが、バナナと甘い物が苦手なトモちゃんは、「あー、ダメだ。」と行ってしまった。部屋の前のイスに座って食べていると、たまにゃんが鈴をチリンチリン鳴らしながらやってきて、ちょこんと座った。かわいい。今日はココナッツまんじゅうではなく、蒸しパンのような物にココナッツをふりかけた物で、これもおいしかった。
  
ティオマン島で見る最後の夕焼け。
 夜、ロマンスさん、アヤ、トモちゃんと一緒に『MAWAR』で、ティオマン島での最後の夕飯を食べる事にした。料理が出てくる前にLOG付けをする。見た魚を記入中、ロマンスさんに「ん?」と言われ何かと思ったら、「ワヌケヤッコ」を「マヌケヤッコ」だと思い記入していた私。みんなに笑われる。どうも変な名前だと思った。その後、ウミウシの「ブロッキィ」を記入中、アヤが「かわいそうな名前ですね。」と言う。みんなで「ん?」とのぞくと、「グロッキー」と書いている。みんな大笑い。今日の夕飯はチキンナゲット。何かおいしい物を食べようと思っていたのに、思わずナゲットを頼んでしまった。これはこれでおいしかったけど、もっと違うのにすれば良かった。(写真:おいしかったけど、もっとマレーシアっぽいのにすれば良かったー。)

 『TIOMAN HOUSE RESTAURANT』へ行き、ロマンスさんに宿代を交渉してもらう。「12RMまでにはなるよ。」と言われていたのだけど、ボスはいきなり「12RM」と言う。すかさずアヤが「10RM!」と言い、ロマンスさんも「トラブルがいっぱいあったし。」と言ってくれると、あっさり1泊10RMになってしまった。6泊なので60RM。つまり1人30RM。安い!ちなみに前回は1泊25RM・・・。

 アキさんちの前のテーブルで、ロマンスさんにビールをもらってカンパーイ!旅ももう終わっちゃうんだなぁ。ロマンスさん、アヤ、トモちゃんとティオマン島での最後の夜を過ごす。この南十字星も、もう見納めだ。本当に夏休みの終わりみたい。

 部屋に戻ると、外に干しておいたアヤと私のTシャツがなくなっていた。一緒に干してあった水着はあったんだけど。ちょっと怖くなる。何か・・・ね。でも、そんな気分を吹き飛ばしてくれるかのように、たまにゃんファミリーが部屋の中に入ってきた。かわいい〜。

 さぁ、荷造りだ。

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