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10月31日(月) ティオマン島よ、また来年 初めてワンシーズンを過ごしたティオマン島ABC村。あっという間にオフシーズンを迎え、島を出る日がやってきた。 最近は「モンスーンシーズン」という言葉にふさわしく、天気が不安定で雨も多い。大量の荷物を抱え、 雨の中Jettyへ向かうのは容易ではない。見上げた空はどんより曇り空。が、何とかもちそうだ。 8時発の、ティオマン島からメルシンへ向かうフェリーに乗るつもりで準備をしていると、 今日は7時半発だと聞かされ慌てる。余裕をもって準備していたハズなのに、気がつけばバタバタと。 一番の心配の種が、今年産まれた4匹の仔猫たち、「チャチャ丸」「キク」「モモ」「サクラ」。 連れて行くワケにもいかず、オフシーズンの間、島に残して行く事になる。 この村に住むサリアとアニスにエサやりをお願いしたものの、ちゃんと生きていけるか心配でならない。 とにかくもう、甘えん坊の仔猫たち。愛情不足で弱ったりしないといいのだけど・・・。 この何日間もこんな事ばかり考えていたので、別れ際、どれだけ寂しい思いをするのだろうと覚悟していた。 が、予想外にバタバタと出発する事になったため、仔猫たちとのしばしの別れを惜しんでいるヒマもなかった。 でも、これで良かったのかもしれない。仔猫たちも、変な空気を感じているヒマがあまりなかったようだし。 7時半発だと聞かされ慌ててJettyへやって来たものの、少し遅れてやって来たのは違うボート会社のフェリー。 結局、いつも使っている『BLUE WATER』のフェリーがやって来たのは、8時を少し回った頃だった。 メルシンまでRM30(約900円)。 島を出る人が多いのか、ボートの本数が減っているからか、思ったよりも混んでいる。 船酔いしないようにと、最初はオープンエアになっている2階の席へ行ったものの、前も横も壁の席しか空いていない。 「これなら変わらないや。」と、下の席に戻り、ウトウト眠りながら、 今年最後の「ティオマン−メルシン」間の時間を過ごした。 メルシンには10時ごろ到着。用事を済ませた後はジョホールバルへ向かうのだけど、直行バスは11時半発。 出発まで1時間半待つのならローカルバスに乗り、コタ・ティンギ経由で行った方が早いだろうと判断、 ローカルバス乗り場へ。 が、用事を済ませ、いざバスに乗り込もうと思ったら、大量の荷物を持って乗り込むには申し訳ないほどの乗客の数。 そこで、11時半発のジョホールバル行きのバスにまだ空きがあるようなら、直行バスで行こうと予定変更。 明日は、ヒンズー教の光のお祭りディ・パバリ。 さらに11月3日はハリラヤ、日本で言うところのイスラム教のお正月。 このため、マレーシアは民族大移動の帰省ラッシュシーズン。 今頃バスチケットを手に入れるのはかなり厳しい状況のなか、ジョホールバル行きのチケットは手にする事ができた。 ラーキンバスターミナルまでRM8.8(約260円)。 出発まで、R&Rプラザ内にある食堂でお茶を飲んで過ごそうと歩いて行くと、ふと、 ある白人と目が合い、お互いにギョっ。何と、最近ずっと帰って来ていなかったお隣のオカマさん、デビ。 結局、仲直りしないままにオフシーズンに入ってしまった・・・。
バスターミナルのマックで簡単にお昼を済ませ、タクシーで、予約してある『CRYSTAL CROWN HOTEL』へと向かう。 部屋は広くてキレイ。NHKも観れて、納得のRM120(約3600円)。※カンパニーレート 暖かいお湯にでも浸かりながらゆっくりしたいところだけれどアキさんは仕事があり、すぐにシンガポールへ。 私はその間に買い物をしようと、一緒にタクシーでボーダーまで。 では、また後で。 明日の夜にはタイに向けて出発してしまうので、マレーシアのお土産をシティ・スクエアで探す。 地下にスーパーがあり、マレーシア王室御用達のBOH TEAが売られていると聞いていたので探すも、 なかなかスーパーが見つけられない。 何度か回ってようやく、一旦駐車場に出なくてはいけない事に気づいた。 買いたかった物はとりあえず買え、足が妙に痛くなってしまったのでティータイム。 スタバでホっと一息。 ジョホールバルの夜をかなり警戒しているアキさん、中心地で夕飯を食べてから帰ろうかという話しもしていたけれど、 完全に暗くなる前にホテルに戻ろうと、夕飯は取らずに、中心地からは少し離れているホテルへと戻った。 夕飯は、ホテルの並びにある近くの中華レストランで。 向かう途中、頭にゴミ袋をかぶったおじさんがフラフラと歩いていた。 夜のジョホールバル、怪しいかも・・・(笑)。 ビールでカンパイ後、エビのサンバル炒めセットと餃子ヌードルをつつき合っての夕飯。 何日間にもわたる食料品消化で重く疲れた胃腸、これからしばらく労わってあげないと。 もちろんビールは1本だけで。 11月1日(火) マレーシア脱出 朝、じっくりのんびりと湯船に浸かる。あぁ、幸せ。そして、ビュッフェスタイルの朝食を食べにレストランへ。 食後、部屋に戻って軽く休み、少し離れている所にある大型スーパー『ジャイアント』まで、 散歩がてらブラブラ歩いて行く事にした。 部屋の窓から見下ろした街並みは閑散とした雰囲気だったけれど、実際歩いてみても車が少ない。 ディ・パバリに関係があるのか、ハリラヤに関係があるのか、単に時間が早いのか。
『さなぎ』を出てジャイアントへ。入口で手荷物を預ける。とても広く、何でも揃っている雰囲気。 何を買うでもなく端から見て回る。色々と欲しい物は多く、夢はどんどん広がっていくばかり・・・(笑)。 現実的に必要かつ買える値段の南京錠を買おうと手にしたものの、長い行列のできたレジを見て断念。 そろそろホテルに戻り、チェックアウトしなければ。 荷物をまとめチェックアウト。荷物はフロントに預かってもらうことにし、まずは近くのコピー屋へ行き、ひと仕事。 その後、ホテルの前にあるバス停からバスに乗って中心地へ。 気がつけばお昼の時間になっていて、お腹が空いてきた。チキンライスが食べたかったのでチキンライスのお店を探す。 鴨ばかり目に入り、「鴨でもいいよ。」なんて言っていると、『SWEE KEE』というチキンライスのお店があった。 中に入ると満席で賑わっている。席が空くまで待つようだけれど、これは期待できそう。 少し待つと席が空いた。蒸したのもローストしたのも食べたかったので1人前ずつ注文。 お皿に盛られて来た時、2人前ではあるけれどその量にびっくり。けっこう大盛り。そしておいしい! 『さなぎ』に引き続き、ここもまた来たいお店の1つに仲間入り。 おいしいお昼に満足した後は、シティ・スクエアとその近辺をブラブラと。 そしてここでも発見、『PHOTO HUNT』。 単純に、左右に並ぶ写真の間違い探しを制限時間内に行うゲームなのだけど、見つける度にやっている私たち。 当然、ここでもトライ。 特に用があったわけでもないのでしばらく歩き回ったらする事もなくなり、行きと同様、バスに乗ってホテルへ戻った。 今日はディ・パバリなので何かイベントでもあるのかと思っていたけれど、特にそういったものを見かけることはなかった。 気がつかなかっただけかな? 戻ってから、チェックアウト後でも使えるかを確認しておいたプールで泳ぐことに。 プールには誰もおらず、完全に貸切状態。トイレで水着に着替え、ゆっくりとプールの中へ入った。 まず、端から端まで歩き、どの場所でも足が付くことを確認(笑)。それからゆっくりと、行ったり来たり泳いでいた。 プールから上がったらデッキチェアで本を読み、泳ぎたくなったらプールの中へ。 あぁ、いい気持ち。 気がつけば18時を過ぎている。ざっとシャワーを浴びて体を乾かし、夕飯を食べに行くことにした。 午前中ジャイアントに行った帰りに見つけた、ホテルから少し行った所にあるホーカーズ『大馬花園小販中心』が、 今夜の夕飯場所。午前中は閑散としていた屋台街だけれど、夕飯時のこの時間、 大勢の地元の人間で賑わっている。観光客らしき人は見かけない。 屋台の数も生簀も多く、どこで何を食べようか迷ってしまう。 人が食べている物を覗きつつひと回りした後、餃子をつまみに飲む事に決定。 豚肉餃子とエビ餃子を1皿ずつ注文。そして、ビールを置いてる屋台にビールを注文。 こういった屋台では、基本的にはその都度お金を支払うので、細かいお金を多めに持っていると便利。 飲むと言っても今日はこれから夜行バスでの移動。トイレの心配もあるので、1本で十分。食事もほどほどで。 と思っていたのだけど、ついつい小粒のカキが入ったオムレツと貝のチリソース炒めも追加してしまった。 どれもこれもおいしく、このおいしさと程よい辛さと、そしてこの場の雰囲気で、ビールもう1本(笑)。 あぁ、結局また、よく食べた〜。 食後、少しだけ行った事のない道をぐるりと回ってホテルへと戻った。途中、魚がメインのペットショップに寄り道。 カメのコーナーがあり見ていると、口を大きく開けたままピクリとも動かないカメを発見。 こうして、口の中にエサの小魚が入ってくるのをじっと待っているらしい。 ・・・怖い。 20時、ホテルに預けていた荷物を受取った後、タクシーにてラーキンバスターミナルへ。 さすがにハリラヤ直前、バスターミナルはものすごい数の人でごった返している。 チケットを買ったブースで荷物を預かってくれるというので預け、身軽になって少しぶらつく。 どこもかしこも人だらけで蒸し暑い。 特に見るものもなく、エアコンの効いたダンキンドーナツでお茶を飲んで時間を潰す。 言われた時間に荷物を預けたチケットブースへ行くと、今度は違うブースへ案内される。 そこで席の最終確認、バス乗り場へと連れて行かれた。大きな荷物をトランクに入れてから、自分の席へ。 これだけ混雑しているので、直前になって「席がない。」と言われかねないと心配していたので、席に着いて一安心。 エアコンが効き過ぎて寒い事は分かっていたので、用意していたパーカーを羽織り、さっそく寝る体勢に入る。 出発予定時間は21時半だったけれど、アロースターに向けてバスが動き出したのは30分遅れの22時頃。 さて、マレーシア脱出のための、長〜いバスでの旅の始まりだ。 |
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