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南の国の旅日記・2
in
マレーシア・タイランド・カンボジア
【バンコク編・1】

INDEX

11月6日(日) 豚の丸焼き初体験

トイレ付きのバスなので休憩はなく、バンコク目指してぐんぐん進んで行く。
シートも広いしパーキングエリアに寄ることもないからか、目が覚めるとバンコクにかなり近く、空が明るくなり始めている。
夜行バスで、こんなにスコーンと寝れたのは初めてかもしれない。
やっぱり、VIPバスで良かった。お腹の調子も良さそうで一安心。

朝8時頃、バスはバンコクの南バスターミナルで停車。天気はあまり良くない。
路面が濡れているので、ひと雨降った後のよう。
すばやくトランクから荷物を出し、大きな通りまで出る。
これからカオサンの方へ行き宿探しをするのだけれど、バスターミナル内で声を掛けてくるタクシーは高い。
通りを流しているタクシーを停め行き先を告げる。
メーター制なので値段はいいとして、行き先によっては乗せてくれないタクシーもある。
自分が行きたい方面でなかったり、帰りに人を乗せれそうもないと乗車拒否。
日本では滅多にタクシーに乗らないのでよく分からないけど、日本では考えられないと思うのだけど・・・。

すぐにタクシーに乗れホっとくつろいでいると、アキさんが反応。どうやら、カオサンとは違う方向に進んでいるらしい。
「カオサンだよ?」と伝えると、「え?○○じゃないの?」と方向転換する運転手。
本当に間違えたのかわざとなのかは微妙。ところが、また違う方向へ進んで行く。
「カオサンだよっ(怒)。」と、声を荒げるアキさん。
最終的にはちゃんと着いたけれど、しっかりメーター通りの金額を要求する運転手。

間違えたのかわざとなのか分からないけれど、南バスターミナルから
プラ・ピンクラオ通りをほぼ真っ直ぐ行けば着いたハズなので、時間もお金も倍はかかったハズ。

いきなりイヤな感じだけれど、気を取り直して宿探し。何軒か部屋を見せてもらいながら回っているうちに、
カオサン通りからランブトリ通りに入り、さらに脇道に入ったプラ・ピンクラオ通りに近い、SUKPASATH HOTELにチェックイン。
5分も歩けば賑やかなカオサン通りに出れるけれど周りは静かでうるさくないし、
B400(約1200円)ながら、ホットシャワーとエアコン付き。ベッドはちょっと固いけど・・・。

SUKPASATH HOTEL: 2816862,2816926

チェックイン後ゆっくりするヒマもなく、用事のあるアキさんは外出。私はその間に、溜まり始めた洗濯を。
その後はカオサン通りへ行き、シェムリアップ行きのためのVISAや移動方法のチェックをする。
たまたま目に入った日本人がやっている旅行会社へ行き、少し話しを聞いてみた。
VISAは自分で取ろうかと思っていたのだけど、自分で取るのとそんなに大差はない。
国境に着いて自分でVISAを取る場合、イミの分からないお金を請求されるなんていうトラブルもあると聞いていたので、
だったらお願いしてしまう事にした。

それと一緒に、タイとカンボジアとの国境境、ポイペトまでのミニバンも予約。
ポイペトまでB250(約750円)。
ポイペトから乗り換えるバスの予約もしようと思えばできたのだけど、そこから先はタクシーで行った方が早いとの事。
なので、その場で他にタクシーで行く人がいたら一緒に乗れるという可能性も考え、とりあえずポイペトまでを予約。
ポイペトから先はかなり悪路で、途中で橋が落ちたりしていると、到着が深夜2時とかになってしまうこともあるんだとか。

VISA申請のために写真が必要なので、近くの写真屋で撮ってもらう。
できあがるまでに少し時間がかかるので、その間に、細い路地に出ていたおかず屋台で朝ご飯。
そして出来上がった写真を受取り、再度、旅行会社へ。
出発はあさって。朝6時半に集合とのこと。

それから用事があり、南バスターミナル近くにあるデパート『セントラルピンクラオ』へ。
カオサンからタクシーで行ったのだけど、やっぱり近かった。朝のタクシーにはやられた。
ちょうど用事が済んだところで、タイに駐在中のカッキーさんから電話。
今日はこれから3人で会う予定になっていたのだけど、もうカオサンに来ているとの事。
カオサンのスタバで待ち合わせの約束をして、すぐにタクシーで向かった。

私は、カッキーさんとは初めまして。しばらく3人でコーヒーを飲みながら話しをした後、
「飲もう。」ということになり、近くのオープンレストランへ移動。
まだ15時位なんだけど、夜はあまりゆっくり出来ないそうなので。
最初はビールでカンパイ。その後は、カシューナッツをつまみつつ、アキさん持参のウイスキーをチビチビと。
外でいい気分になりながら飲んでいると、突然激しいスコール。というわけで、中へ移動。
それにしても、よく降る雨だ。

17時近くになって雨も小降りになったので、夕飯を食べに行くことにしてレストランを出た。
今日のメインは、子豚の丸焼き。前からおいしいと聞いていてずっと食べてみたかったので、
何を食べに行きたいか聞かれリクエスト。そして、カッキーさんがお店を調べておいてくれたのです。

表通りに出てタクシーをつかまえようと歩いて行く途中にムエタイジムがあり、ちょうどトレーニング中。
前から、タイの国技ムエタイを見てみたいとは思っていたのだけどなかなか機会がなく、
みんな自然と足が止まり用意してあるベンチに腰掛けたので一緒に見学。
ここは観光客などが体験できたり、短期間のトレーニングを受けれたりするところみたいなのだけど、
見てるだけでもかなりハードなのが分かる。
練習相手になっている人たちは本物のムエタイ選手だそうで、当たり前なんだろうけど、
練習生のパンチを受ける時に目を閉じないのがすごいと思った。
私だったら、反射的に目を閉じちゃうだろうなぁ。

だけど1つ。
パンチやキックを受ける時、「あんっ、あんっ。」と高い声を出してる人がいて、
それがとっても気になってしまった(笑)。



ゆっくりとムエタイのトレーニングの様子を見たあと、子豚の丸焼き目指して出発。
表通りに出てタクシーを拾おうとするが、行きたい方面を告げると乗車拒否されてしまう。
タクシーは次々とやって来るのだけどなかなか乗れず。本当に、日本じゃ考えられないよなぁ。

次々とタクシーを停めてはカッキーさんが交渉してくれ、
無事、タクシーに乗ることができた。
そして子豚の丸焼き目指して出発。
と思ったら、まずはカッキーさんの会社へ行き、
そこからは運転手さん付きの車にて。スゴイ!

子豚の丸焼きが食べれるお店を2軒探しておいてくれたのだけど
1軒目はやっておらず、
2軒目の中華レストラン『シャンガリラ』へ。

みんな、お腹はそんなに空いていなかったのだけど、
子豚の丸焼き・青菜炒め・麻婆豆腐を注文。
ここでもまた持参のウイスキーをチビチビ飲みながら子豚の登場を待つ。
そして、目の前に置かれた子豚ちゃん。
ひゃー、ホントに子豚だ(当たり前)!
私の勝手な想像では、ケバブの様に串に刺した子豚を
クルクル回しながらグリルしたようなものだと思っていたのだけど、
実際は、ペキンダックの子豚版というようなものだった。

パリパリに焼かれた皮が薄く切られていて、小さなパオと一緒に食べる。おいしぃ〜!
そして、ある程度皮を食べ終えると店員がやって来て、子豚を厨房へ持って行った。
数分後、子豚の柔らかいお肉は唐揚げとなって再び登場。これまた、おいしぃ〜!


 

「もうこれ以上は食べれない。」という位にお腹がいっぱいになった。
そういえば周りから聞こえてくる会話は日本語が多いし、ここは日本人御用達のお店なのかな。
どこかのテーブルでロブスター料理を頼んだらしく、私たちのテーブルの近くにある大きな生簀から、
ロブスターを取り出そうとし始めた。が、イキのいいロブスターは逃げ回って捕まらない。
そんな様子を笑いながら見ていると、ついにロブスターが捕まった。
と思ったら、思いっきり水しぶきが飛んで来て、思わず笑ってしまった。

カッキーさんの帰る時間に合わせてレストランを出ることに。お店を探しておいてもらったうえ、
ご馳走になってしまいました。カッキーさん、ごちそうさまです。
さらに、運転手付きの車でカオサンまで送ってもらってしまい・・・。
本当に、どうもありがとうございました。
毎日お仕事が忙しそうですが、お体に気をつけて頑張ってくださいね。


カッキーさんと別れた後、夜になって賑やかさを増したカオサン通りに立ち並ぶお店を覗きながら歩いて行き、
そのままホテルへと戻った。あぁ、お腹いっぱいで動けない・・・。




11月7日(月) 楽タイ古式マッサージ

朝、お粥を食べようと出掛けて行くも、いつもなら出ているらしいお粥屋台が出ていなかった。
昨日食べたおかず屋台もおいしかったのだけど、そこも出ていない。
なのでパっと目についた、おかずが何種類も出ている食堂で食べることにして、おかずを選ぶ。
それぞれおかずを決め、水を頼んだ。
そうするとたいていのお店が、氷だけ有料であとはポットに入った水やお茶を出してくれるのだけど、
ここではペットボトルの水を2本出され、ご飯と合わせて、普通のおかず屋台よりも高い金額を言われた。
「ここ、高いなぁ。」と思い、ペットボトルなら1本でいいし、水を1本減らしてくれるように言うと、
それが気にくわなかったらしいおばさん、タイ語で何かを言ったあと、おもむろにご飯とおかずが載ったお皿を取り上げ、
いきなりおかずを減らし始めた。
はぁ(怒)?かなり感じの悪い店。見るからに強欲そうな顔をしているこのおばさん、要注意・・・。

今朝も昨日に引き続きイヤな感じだけれど、気を取り直してロッカーチェック。
何もカンボジアに全部の荷物を持って行く事もないので、大きなロッカーがあれば預けて行きたい。
昨日の旅行会社が入ってる建物内に荷物預かり所があるような事を聞いたので見に行ったのだけど、
大きなロッカーはなさそうだったし、早朝出発のため、荷物預かり所の開いてる時間帯も合わずムリだと判断。
大きなロッカーがあるなら、今日中に預けてしまえばいいかとも思ったけれど・・・。

泊まっているホテルに預けることも考えていたのだけど、やはり設置されているロッカーは小さいし、
ちゃんとしたホテルではないので、受付に頼んでおいて大丈夫なのかはイマイチ不安なところ。
部屋でさえ心配で、昨日も今日も、パソコンなどの高価品はロッカーに入れている位なので。
が、ホテルに戻ってよく見てみると、旅行者の物らしき大きな荷物が隅に置かれているので、大丈夫かな。
私もここに預けて行こう。


再びカオサン通りを抜け、まずは郵便局へ。そして近くのバス停からバスに乗ってSIAM駅まで行き、
そこからスカイトレインに乗ってASOK駅へ。目指すはタイムズスクエア。
この中の4階にある旅行会社『Program D』で日本行きのチケットを予約してあり、支払いと発券が目的。

発券までに30分位かかるので、その間、タイムズスクエア内にある
インターネットカフェでメールチェック。
そしてエアチケットを受取ったあと、スクンビット通りを、
1つ隣のPHROM PHONG駅に向かってブラブラと歩いて行く。

道端に出ているフルーツ屋台のパイナップルが目に留まり、
パイナップルを買う。これがまた、甘くておいしくて。
何となしにそのまま脇道へ入ってみると、
ものすごく賑わっている麺屋さんがあった。
ちょうどお昼時なので、どんな物が食べれるのか並んでみることに。
席が空き、言葉が分からないので麺の種類だけ選んであとはおまかせ。
出てきた麺には色々な具が載っていて、レバーも載っていた。
そしてスープはかなり日本の醤油ラーメンに近く、美味!
ここは並ぶ価値アリ。

麺屋さんを出て、またブラブラと寄り道しながら歩いて行く。
目指すは、THONG LO駅近くにあるマッサージ屋『カノクェート』。
ガイドブックに載っていたマッサージ屋で、ここは盲目の人たちがマッサージしてくれるのだそう。
タイ古式マッサージ2時間で、B350(約1050円)。
入ると2階へ案内された。まずは足を洗ってくれるのだけど、どう見ても盲目の方ではないよう。
「?」と思っていたら、このマッサージ屋は2軒ありここは2号店。
こちらの店舗は通勤がしづらいという事で、盲目の方たちは本店の方で働かれているとか。

カノクェート:TEL 0-2392-8166
1/1 Soi 63,Sukhumvit Rd.


足を洗ってもらったあとはゆったりとした服に着替え、マッサージ開始。
2時間たっぷりとしてもらえるタイマッサージは気持ち良くて好きな反面、いくつか痛くてキライなマッサージもある。
が、今回当たったおばちゃんが上手なのか、痛くてキライな部分のマッサージもとても気持ち良かった。
あぁ、極楽〜♪
そして2時間たっぷり、今にも寝てしまいそうな程の気持ちの良い時間を過ごし、マッサージ終了。
最後に、マッサージしてくれたおばちゃんにB20(約60円)ほどのチップを。
あぁ、体が軽くなったー!

外に出ると、今にも雨が降り出しそうな空模様。ちょうどやって来たバスに急いで乗り込み、伊勢丹へ向かう。
たまたま九州フェア開催中だったので覗きに行き、試食用のキビナゴのフライと梨を食べてみた。
おいしい(^▽^)。
その後はスーパーで売られているモノをチェックしたり、紀伊国屋へ行ったり。

最後、伊勢丹の中にあるタイスキレストラン『MK』で夕飯。
単品で具を頼むよりセット物を頼んだ方が安いかと、セットで注文。が、これが思ったよりも量が多かった。
もともとあまりお腹が空いておらず、ビールも2人で瓶ビール1本にしておいたのだけど、
途中でもうお腹が、苦しくて、苦しくて・・・。
野菜はともかく、魚の練り物や肉がノドを通っていかない。
う〜、ツライ・・・。




はち切れそうなお腹を抱えながら、バスでカオサンまで。バスも、慣れると便利な乗り物だ。
アキさんは仕事の事でメールチェックをしなくてはならなかったので、
その間1人で、夜のカオサン通り沿いに並ぶお店を見て歩く。
アクセサリーにしても雑貨類にしても洋服にしても、「お。」と目を引くような物が色々あるのだけれど、
とにかくお腹が苦しくてどうしようもない。
アキさんと合流したとき、とにかく早く帰ろうと促してしまったほど。

部屋に戻ってまず、明日のカンボジア行きのための荷造りを。
そしてシャワーを浴び、早々にベッドに潜りこむ。
明日は5時起きというのもあるけれど、とにかく気持ちが悪くてたまらない。
何かおかしい、何かおかしい・・・。


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