++HOME++PROFILE++DIARY++TRIP++

ピピ島シュノーケリングツア〜
2004年2月7日

映画『ザ・ビーチ』の舞台にもなったピピ島。
そして、無人島のカイ島。
シュノーケリングツアーに行ってきました。


INDEX

 今日はピピ島シュノーケリングツアー♪いそいそと身支度をする。タオルよ〜し。カメラよ〜し。日焼け止めよ〜し。水着も着たし。さぁ、準備OK!

 8時15分にピックアップに来てもらえる事になっているので、「ちょっと早めに。」と、8時5分に下へ降りて行った。するとすかさず、「アイコ?」と女性に声を掛けられた。もうすでに来て待っていてくれたみたい。早いな〜。

 ワゴン車で何人か乗って行くのかと思ったら、ただのセダン車。しかも、お客は私だけ。ちょっと、VIPみたいじゃない(笑)?車はどんどん北へ向かって行き、15分から20分位だったかな、「SEA LAGOON MARINA」へ到着した。ここでガイドさんと、すでに集まっていた人たちと合流。足をチラリと見られ、シュノーケリングで使うフィンを渡される。フィットするか履いてみて、合えばそのままキープだし、合わなければ交換してもらう。そして最後に、名前の確認。「アイコ?」と名簿を見せられたので覗きこみ、「イエス」。みんなフルネームで書かれているのに、なぜか私だけ、「AIKO」。何でだろう(笑)?それにしても、見事に白人ばっか。しかも、ラブラブカップルばかり。少し位は日本人がいるだろう、1人で来てる人もいるだろう。そんな考えは見事に玉砕。誰かと話したりできるのかなぁ・・・?

 みんな揃ったところでスピードボートに乗り込む。最初、乗り込んですぐにあるイスに座ったら、「前にも席があるから、誰かそっちに行って。」と言われ、「前にも席があるんだ。そっちの方が楽しそう〜♪」と、先頭切って前へ。前には8人くらい座れるスペースがあり、屋根はない。眺めは最高だけど、日に焼けちゃうかな。・・・なんていう心配どころじゃなかった事を、もう間もなく知る事になります・・・。

 前にはラブラブカップル3組と私が座り、ブロロロロロロ〜ンと激しいエンジン音を轟かせ、いざ出発!天気は快晴、空は真っ青、そんな中、どこまでも続く青い海の中を風を切って進んで行く。サイコ〜♪サイコー、サイコー・・・、サイコウ?えぇっと、ちょっと揺れが激し過ぎやしませんか・・・?

 見た感じ、波がそんなに立っているようにも見えないのに、小型のスピードボートはガンガンと跳ね上がっては水面に叩きつけられる。硬いイスにつけたお尻には激しい衝撃が走り、はっきり言ってめちゃくちゃ痛い。が、立とうものなら跳ね上がる勢いで青い大海原へ投げ出されそうな勢い。水面に叩きつけられる音は、まるで岩か何かにぶつかったんじゃないかと思わせるほどだし、何と言っても、跳ね上がって落ちる時の「G」がたまらない!!これじゃジェットコースターと変わらない〜(泣)。

 周りのカップルは、「わぉ!」と寄り添っているわけですよ。私はって言えば、脇にある鉄のハシゴを必死で握り締め、次々と襲い来る「G」に耐え・・・。ホントにホントに怖かった。速いからって、小回りがきくから色んな所に行けるからって、スピードボートを選んだ事を後悔。さらに、前の席に来てしまった事を大後悔。後ろの席の方が、まだましだったに違いない。とんでもない揺れに泣きそうになりながら、45分間これが続くのかと思うと、もしや帰りもこうなのかと思うと、本当に気が遠くなっていきそうだった。が、現実は、気が遠くなるヒマも激しい揺れに酔うヒマもないほどに、「怖い。」のひと言に尽きるのでした・・・(泣)。

 出発から30分くらい経ち、前方にピピ島が、大きい方が「ピピ・ドン」、小さい方が「ピピ・レ」、見え始めた頃、少し揺れが落ち着いてきた。この時の安堵感と言ったら。そして、立ち上がっていた方が楽だという事に気づき、顔に風をビュービュー受けながら、ピピ・レにある、『ザ・ビーチ』のロケを行ったマヤ・ベイに到着。湾の中はとても穏やかで、すでに何艘か船が止まっている。うわ〜、キレイだぁ〜♪やっと、「来て良かった。」、心からそう思えた(笑)。

   
だんだんマヤ・ベイに近づき・・・、到着。

 ここでシュノーケリングをするのかと思いきや、20分位の自由時間との事。必要ない物をボートに置いて行き、ボートの後ろから海の中へ降りて行く。浅瀬をじゃぶじゃぶと真っ白なビーチまで歩き、とりあえず木陰に腰を下ろす。ビーチから見るマヤ・ベイは本当にキレイで、「ここにデカプリオが来たのかー。」と、しばし周りの景観に浸る。

  
『ザ・ビーチ』の舞台、マヤ・ベイ。

 ラブラブカップルたちが、楽しそうに海の中へ。・・・せっかく来たんだし、やっぱ、泳いどくべきだよな。そう思って海の中へ。でもやっぱり、足のつかないトコは怖いのです(笑)。なので浅瀬で、1人ピチャピチャ、と(笑)。水の中に足を伸ばして座ってみるも、「温泉じゃないし。」なんて、自分でつっこみ入れたり。うん、結構、寂しー(笑)。


みんなが草むらの中へ入って行くので行ってみたら、小高い所からこんな景色が。

 時間になってボートに戻り、次の場所へ移動。今度こそシュノーケリングタイム♪フィン持って、マスク持って。「ライフジャケット必要な人〜。」の声に、ハイ、ください。フィンを履いていれば浮くのは分かっているんだけど、なにぶん1人ですからねぇ。溺れたらイヤだし(笑)。ボートマンが「泳げる?」と聞くので、「あんまり泳げない。」と。間違っても、「ダイビングやるんだ。」とは言わないよ(笑)。心配になったのか、一緒に泳いでくれました(笑)。

 
シュノーケリングポイント。

 海はキレイで、魚(オヤビッチャ)がいっぱい。餌付け用のパンを持たされた途端、魚たちの奇襲攻撃に合い、痛っ!思わずパンを投げたら、わざわざボートマンがまた持たせてくれた。あ、ありがとう(泣)。

 
私を撮ってくれたんだけど、オヤビッチャに邪魔されてます(笑)。
オヤビッチャの顔って、怖い・・・。

 15分位でシュノーケリングタイム終了。次の場所へ移動。今度は、ピピ・レのキレイなある湾の中へ。ここもまた、本当にキレイ。しばしの休憩タイム。とは言っても、海の上にプカプカと停泊し、景色を楽しむ。最初はボートマンと話し、その後、白人ばかりの中、唯一のタイ人カップルが声を掛けてくれた。ちょっと日本語が分かるらしく、英語と日本語で会話。あ〜、やっと会話できた。これぞ、旅の醍醐味(笑)!?

 
ホントに静かでキレイだった〜。

 そこから出ると、今度はヴァイキング・ケーブの前で少しだけ停泊。中に入れるわけでもないので、とりあえず写真を撮って終了。そして、ピピ・ドンへ。「ピピ島」と言ったら、一般的にはこっちを指すのかな?お店やホテルがあるのはこっちなので。


ヴァイキング・ケーブ。

 船着場には行かず、お昼を食べるレストランの近くでボートは停まった。みんな裸足で海に入り、じゃぶじゃぶと歩いてビーチへ。お昼はいくつかのグループに別れ、席に着いた。タイ人カップルと数人の白人と一緒に、テーブルに並んだ沢山の料理をシェアしながらのランチタイム。おいしいし、お皿が空になるとすぐにおかわりを持って来てくれる。大満足♪

  
ピピ・ドンに近づき・・・、上陸。

 タイ人カップルはそれぞれバンコクとアユタヤに住んでいて、2人とも日系企業で働いているのだそう。なので、日本語が少し話せるんだって。2人とも何回か日本に来た事があるそうで、とても日本に興味があるみたい。話していると分かるけどとても賢そうな2人で、話していてとても楽しい。周りへの気の使い方も日本人っぽいし。

 食後、せっかくの2人の時間をあまり邪魔しても悪いので、1人でふらふらお散歩。それにしても地面が熱い。裸足で来ちゃったのは失敗だったかも。なるべく、日陰を選びながら歩く。もっと先の方まで行ってみようかと思ったけれど、時間が気になるので少し早いけど戻る事にした。1人で置いてかれたらねぇ。ま、1人しかいない日本人だから、忘れられる事もないだろうけど。


 時間になり、またピピ・レへ。まずはシュノーケリングタイム。今度は1人でシュノーケリング。やっぱりオヤビッチャがいっぱい。突然、魚がぶわ〜っと集まってくるので顔を上げると、ボートマンやガイドさんが、ボートの上からわざとパンを投げて笑っていた。しかも、調子に乗ってボートから遠ざかって行くと、「アイコー!」と叫ばれ、「もっとこっち。」と指示を出された(笑)。


こっちにもオヤビッチャがうじょうじょ。

 今回もまた、15分位でシュノーケリングタイム終了。少し早めに上がって、ボートに1つだけついているシャワーでざっと体を流し、水を飲んでみんなが上がって来るのを待つ。ボートには大型クーラーボックスがあり、水やコーラなどがたっぷり冷やされていて飲み放題。フルーツも出ます。後から上がって来たタイ人カップルの彼女の方、マリーが、私のハウジングをつけたデジカメを見て、「これで海の中の写真が撮れるの?すごい!」と感激してた。そうだよね、私も初めは感動したもん。

 次は、目と鼻の先にあるモンキービーチへ上陸。ここには野生(?)のサルが沢山いて、観光客がくれるバナナ目当てに(?)集まってきている。ビーチにバナナを売っているお店があり、サルにバナナをあげたい人たちが購入。バナナを手にした観光客を見たサルたちが一斉に集まってくる。シャッターチャンスです(笑)。たまに、売り物を盗んで行くサルもいるようで、お店のおばちゃんが、ちゃんと見張りをしていなかったおじさんを叱りつけていた(笑)。

 
おサルがいっぱい。あんまり近づくと危険らしい。

 
ビーチもキレイ。右の写真のボートで行きました。

 次は、無人島のカイ島へ。途中、キャメル・ロック前で、写真撮影のために減速。確かに、ラクダだ〜。


思わず両方撮っちゃったけど、右がキャメル・ロックです。

 20分ちょっと位かな、カイ島が見えてきた。海の中にぽつんと浮いた小さな島。真っ白なビーチには、カラフルなパラソルが並んでいるのが見える。ここもまたキレイだな〜。が、ここではシュノーケリングはしないらしい。また、マヤ・ベイのように自由時間になった。しかも、1時間も。

  
小さくてキレイな島、カイ島。

 ガイドさんに、「これから何するの?泳ぐの?」と聞かれたので、「散歩する。」と言ったら、「散歩いいね。あそこでジュース飲むのもいいよ。涼しいし。」と、1軒だけあるレストランを指し、ガイドさんはそこへ入って行った。私はのんびり島を1周。のんびり歩いてもすぐに1周できてしまう位の小さな島。確かに、散歩だけで1時間はもたないし、あとでレストランへ行くのもいいかもしれない。

 
何だろう?と思ってよく見たら、小さな小さなカニ発見。

 岩場でマリーたちに会い、「あっちが楽しかったよ。」と言うので言われた辺りへ行ってみた。ちょうど岩場に波が入ってきて、楽しい。岩の隙間に緑っぽいカニが何匹かいるのが見え、「カニだ♪」と覗き込んだ瞬間、血の気が引いた。白と黒のシマシマの海ヘビが丸まっている・・・。


岩場での磯遊びも楽しいけど、ヘビには注意(笑)。

 何だかんだやっていたらいい時間になったので、レストランには寄らずボートへ戻った。こまめに日焼け止めを塗ってはいたんだけれど、やっぱり日に焼けていて、体がピリピリして火照っている。日焼け独特の倦怠感があるけれど、これがまた、何ともいい気分。プーケット島に戻る約30分、ずっと立って風に当たっていた。気持ちいい〜。

 「SEA LAGOON MARINA」に近づいてきた。「マリー達と写真を撮りたいな。」と思っていたら向こうから来てくれたので、少し話しをして一緒に写真を撮った。マリー達とアドレス交換。マリーは、デジカメで撮った魚の写真がとても気になるらしく、「魚の写真も送ってね。」とニッコリ。送るからね。

 ボートを降りるとボートマンに握手で見送られ、その先では、おしぼりとオレンジジュースでお出迎え。そしてお決まりの(?)、ボートに乗る時に撮られた写真がプリントされたマグカップだったかお皿だかが売られていた。その先ではお迎えの車が待機していて、各方面毎に割り振られていった。ここで、マリー達とはお別れ。「マタ、会イマショウ。」って手を振ってくれた。楽しかったよ、ありがと〜。バイバ〜イ。

 帰りはワゴン車で、他の人たちと一緒。私は助手席に座らされ、一番最初にアパートへ送り届けてもらった。あ〜、1日満喫したなぁ。楽しかった♪

日記に戻る。コチラから。


Copyright (C) aico. All Rights Reserved.


inserted by FC2 system