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マレーシア&シンガポール
ぶらぶら旅日記

【シンガポール編】

INDEX

7月24日(土) 歩く、歩く、シンガポール。

 7時起床。いつものようにシャワーを浴びて荷造りをし、8時、朝食券を持ってレストランへ。ビュッフェスタイルの朝食なのだけれど、自分で好きな具材を載せたり味の調整ができるようになっているプローン・ミーもあり、種類が豊富でワクワクしてしまう。一通り食べてみたいので、1口ずつお皿に盛って席に着いた。

 少し早めにバスステーションへ行き、トランクに大きい荷物を積み込んで席に着いた。バスの中はガラガラだ。9時、KLへ向かうアキさんより一足先に、JBに向け出発。それではまた、近いうちに(笑)。一番前の席に座っているバス会社のおじさんが、ずっと何か話したそうにニコニコしながら見ていて、1度はニッコリ笑い返したのだけどボーっとして行きたかったので、ひたすら知らん振りをしていた。

 今日も天気があまり良くなく、約2時間後にJBのラーキン・バスステーションに着いた時には雨が降っていた。バスステーションで少しぶらぶらした後、170番のバスで、シンガポールのクイーン・ストリート・ターミナルを目指す。これはローカルバスなのでトランクはなく、大きい荷物も中に持ち込まなければならない。なかなか持ち上げられないでいたら後ろに並んでいた男の人がスっと持ち上げ、中まで運んでくれた。きちんとお礼を言いたかったのだけど、あっという間に奥まで行ってしまったので、きちんとお礼も言えなかった。1.7RMを払い切符を取って席に着く。大荷物での移動は本当に大変だ。

 バスステーションを出て、行きに見た道を走って行く。嫌だと思ったJBだったけれど、少しだけ懐かしい気分になった。10分位でジョホールバル駅の近くまで来て、「ここ、来たなぁ。」と窓の外を眺めているとバスが停まり、どんどん乗客が降りて行く。イミグレは入国した時と同じ場所だと信じ込んでいたので「あれ?」とは思いながらも、そのまま席に座っていた。すると、降りかけていたマレー人一家が私を気にしてチラチラと見てくれ、「ここで降りるのよ。」と手招きしてくれた。

 イミグレへ行くのに階段を上がらなければならず、重い荷物を持ち上げようとしたら、またまた近くにいた男の人が一緒に持って上まで行ってくれた。お礼を言うとニッコリと笑い、そのままスっと行ってしまった。みんな親切でありがたい。

 イミグレを抜け、170番のバス停でバスが来るのを待つ。170番のバスなら、どの便に乗っても構わない。一応、切符を見せるのかと思い用意していたが、見せようとすると「いいから乗れ。」という風に手を振られた。

 コーズウェイを渡り、約5分後、今度はシンガポールのイミグレへ。ここはエスカレーターがあるので、重い荷物があっても楽々と上まで行く事ができる。まずは出入国カードを記入する。カウンターで記入しようとしていると、おじいちゃんと呼んでも良さそうな年齢の人が隣に来て、「こう書くんだよ。」と自分のカードを見せてくれ、立ち去って行った。何だかみんな優しい。

 イミグレを抜け、また170番のバス停でバスを待つ。クイーン・ストリート・ターミナル行きのバスがなかなか来なくて、ここで少し時間が掛かった。バス会社の人がバスの中まで荷物を運んでくれ、一番後ろの席に座った。ここなら荷物がみんなの邪魔にならないので一安心。

 雨こそ止んだものの相変わらず天気が悪く、どんよりとした厚い雲が空を覆っている。都会的なキレイな街並みを抜けて行きながら、約1時間後、クイーン・ストリート・ターミナルに到着した。一番最後に降りようと最後まで座っていると、隣の席にいた男の人が、「運んであげるよ。」と言って、外まで運んでくれた。お礼を言うと、「どういたしまして。」と去って行った。本当にみんな優しい。

 次に目指すは、ビーチ・ロード沿いにある『Beach Hotel』だ。地図で見る限りそう遠くはないはずなので、地図を見ながら歩いて行く。アラブ・ストリートを抜けて行き、ビーチ・ロードにぶつかった所で右に曲がってずっと歩いて行くと、約15分位で右手にホテルが見えてきた。

 ここは1階がレストランになっていてフロントは2階になるのだけれど、入口にガードマンがいて案内してくれた。帰りも空港で夜明かししようかとも思っていたけれど、前回、やっぱり動き回った後の徹夜は辛かったので、今回はホテルに泊まろうと思う。最初に2泊分の金額140S$を支払い、部屋へ案内された。広くはないけれどキレイで、テレビもエアコンも冷蔵庫も付いている。ツインの部屋なのでベッドが2つある分、1人で伸び伸び使えていいかもしれない。一応、トイレとシャワーはセパレートでお湯が使え、本当に狭いけれど、ウォークインクローゼットもある。だけど、クルアンで泊まった部屋より高いので、クルアンではいかに安くいいホテルに泊まれたかを実感した。

 少し涼しい部屋で休憩し、14時半、オーチャードまで歩いて行ってみようと部屋を出た。外に出ると太陽が顔を出し始め、だんだん明るくなってきた。どこかでお昼ご飯を食べようとお店を覗きながら、ビーチ・ロードを歩いて行く。ホテルから5分くらい行った所に『海南美食園』というチキンライスのお店があり、そこで食べて行くことにした。中国語で話し掛けられたので「日本人だから分からない。」と言うと、日本人が珍しいという事はないと思うのだけど、「日本人なの?」と嬉しそうに聞かれ、「日本人だって。」という風に仲間に言い、みんな言葉の分からない外国人に接するように、ただニコニコと言葉は発せず、ジェスチャーだけで色々と親切にしてくれた。そして、ここのチキンライスはとてもおいしかった。今回食べた中で一番のおいしさだと思う。


本当においしかったチキンライス。
チャイニーズティーと合わせて4.1S$。

 
再び、ビーチ・ロードを歩いて行く。「そろそろあると思うんだけどなぁ。」と右手側を気にしていると、道端で写真を撮っている白人たちが見えてきた。ここが、シンガポールの有名なコロニアルホテル、ラッフルズ・ホテルだ。本館を囲むように沢山のお店が入っているラッフルズ・ホテル・アーケードがあるので、少し見ていこうと中へ入って行った。

 
高級感漂うラッフルズ・ホテル。

 さすが高級感が漂っていてキレイ。最初にレストランが目に入った。ティータイムにはハイティーをやっていて、「いつか来てみたいなぁ。」と思いながらゆっくり歩いて行った。噴水を超え奥に進んで行くとアーケードがある。ぶらぶらと、3階まで見て歩いた。ラッフルズ・ホテルの高級感を楽しんで、再びビーチ・ロードへ出た。

 
噴水があったり、カフェがあったり。

 

ライオンのオブジェが沢山。ミノカサゴが乗ってるかわいいライオン発見。

 
少し先にMRTのシティ・ホール駅があり、この辺りは前に来たので少しホっとする。駅の向こう側にセント・アンドリュース教会があり、前回は寄らなかったので行ってみる事にした。教会を外から眺めていると中に観光客がいるのが見え、中に入れる事に気がついた。

 
真っ白なセント・アンドリュース教会。

 
教会の中は、女の人が奏でるパイプオルガンの優しい音色に包まれており、お祈りを捧げる人や聖書を読んでいる人たちがいて、とても厳かな雰囲気が漂っていた。ステンドグラスから差し込む光もキレイで、物音を立てないよう静かに中を1周した。

 
ステンドグラスがとてもキレイ。

 
教会内の様子。

 
それから、オーチャードへ行こうとスタンフォード・ロードに出ると、インターネットカフェが目に入ったので30分ほど寄って行った。この時間帯の利用は、30分2.5S$。まっすぐ歩いて行けばオーチャード・ロードになるはずだったのに、気づいたらフォート・カニング・ロードを歩いていた。でも、たいして遠回りにならずにオーチャード・ロードに出れた。サマセット駅まで来れば見覚えのある景色なので、安心して歩いて行く。

 ラッキー・プラザを一通り見た後、DFSへ。お土産を買うつもりで行ったのだけれどピンとくるものがなく、結局何も買わずに出た。伊勢丹に行き食品売り場でお茶などを買い、だいぶ疲れが溜まり始めていたので、オーチャード駅からMRTに乗って、ホテルの最寄り駅ブギスに帰る事にした。

 券売機で切符を買おうとして、5S$札も使えることに気づいた。前は、2S$札までしか使えなかったような気がするのだけど。気のせいかもしれないが、5S$札も使えると便利だ。

 ブギス駅に付き、SEIYUに寄って行く事にした。ここには無印良品も入っていて、シンガポールの無印良品がどんなものなのか興味もあったけれど、とにかく疲れていたので地下にあるスーパーへ水を買いに行った。地下にはフードコートもあり、どんな物が食べれるのか覗いて歩く。何かが食べたいのだけれど、何が食べたいかがピンとこない。とりあえずスーパーで、夜と朝用に、水を2本とヨーグルトを2つ買った。帰りがけ、角煮のような肉が肉まんの皮のような物に挟んである扣肉包が気になったので、1つ買って帰った。ビアードパパのシュークリームやコロちゃんのコロッケ屋、たこ焼き屋、焼き鳥屋などもあってかなり惹かれたけれど、もうすぐ日本に帰るのだからやめた。

 SEIYUの隣にあるパルコを抜け、適当に通りを抜けて行ったらちょうどホテルの所だった。駅からこんなに近かったとは知らなかったのでびっくりしたし、ホテル脇の通りにたくさんレストランがあるのが分かって楽しみが増えた。この近さなら、夜出歩いても安心なので。

 ホテルの部屋に戻って来た時、時刻は19時になるところだった。エアコンの温度を下げ、一気に部屋を冷やしてベッドの上でゴロゴロする。買ってきた扣肉包を食べるとおいしくて、買って良かったと思った。BGM代わりにつけていたテレビで、外国版クイズ・ミリオネアをやっていてびっくりした。お金の単位はルピアだったけれど、内容は全く日本の物と同じで笑ってしまった。


おいしかった扣肉包、2S$。

 このまま寝てしまおうかとも思ったけれどもったいなく思い、20時半頃、駅付近を散歩しに出て行った。ブギス駅を超え、ニュー・ブギス・ストリートを歩いてみる。色々な屋台がびっしりと並んでいて面白い。アルバート・センター・フードコートを覗き、クイーン・ストリートを歩いてみる。ドリアンが山積みになっている所があり、3個で10S$と書いてある。その前にはテーブルが並んでおり、夫婦で3個のドリアンを食べていて、ちょっと驚いた。

 帰りはローチョー・ロードを歩いてSEIYUに戻って来た。お腹はたいして空いていなかったのだけど、もうすぐ日本に帰ると思うと何か食べたくなり、SEIYUのフードコートへ行ってみた。ほとんどのお店が閉店準備を始めていて、食べれるものが限られてしまった。結局、前回も食べたラクサを食べてみる事にした。どうしても臭いらしいラクサを食べてみたかったのだけど、やっぱり臭くなく、シンガポールのラクサはこの味なのだと納得した。そして、デパート内のキレイなフードコートに来るのは、もうやめようと思った。何だかつまらない。通りにあるレストランへ行けば良かった。


臭くないラクサ、4S$。

 22時頃部屋に戻り、温かいシャワーを浴びて、ベッドに倒れこんだ。疲れた。どうも、ショッピングは疲れやすい・・・。

7月25日(日) 歩いて、食べて、お腹いっぱいシンガポール。

 6時に目が覚めた。夜中、疲れていたにも関わらず何度も目が覚め、何だか寝た気がしない。起きる気にならず、8時位までゴロゴロしていた。起きてからシャワーを浴びたり、少し荷造りをする。BGM代わりにつけていたテレビで、日本の旅番組をやっていたのでびっくりした。

 10時前になってようやく部屋を出た。まず、昨日行ったインターネットカフェへ歩いて行く。この時間帯だと、30分1.5S$。早い時間だと少し安く利用できるようだ。

 
歩いていて見かけた日本占領時期死難人民記念碑(左)と、
観光客を乗せた水陸両用のダックツアーズの車(右)。

 
今回、マーライオン・パークに行こうかどうしようか迷ったのだけど、やっぱりシンガポールに来たからにはマーライオンは見ておくべきかと行く事にした。コールマン・ストリートからパダン(芝生が敷き詰められたグランド)へ行き、そこからシティ・ホールと最高裁判所を眺めた。そしてそのままパダンを抜けて行くと正面に、エスプラネード・パークにある英軍戦没者記念碑が現れた。そこを抜けて行くと、通称ドリアンと呼ばれているエスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイの正面に出た。ニコル・ハイウェイを横切り、エスプラネード橋を渡る。そこから目の前に、口から水を吹き出しているマーライオンが見える。

 
シティ・ホールと最高裁判所(左)と、パダンから見た景色。

 
英軍戦没者記念碑(左)と、エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ(右)。

 
マーライオン・パークへ降りて行くと、前回は修繕中だったミニマーライオンも観光スポットの1つとして、観光客を集めていた。マーライオンが正面に見えるところまで行き、写真を撮っていた。すると、後から写真を撮ろうとし始めたシンガポール人が写真を撮っている私の肩を叩き、「邪魔だからどいてくれ。」などと言う。撮り終わってからならともかく、かなりムっとしてしまった。

 
ミニマーライオン(左)と、マーライオン(右)。

 
勢いよく海水を吹き出している。

 
それからアンダーソン橋を渡り、ビクトリア・コンサートホール&シアター前にあるラッフルズ像を見て、最高裁判所を見に行き、シンガポール川沿いにあるラッフルズ上陸記念の地へ行った。川の向こうはボート・キーで、天気も良く気持ちがいい。

 
ラッフルズ像(左)と、最高裁判所(右)。
この辺は木陰も多く、気持ちがいい。


 
キレイな通りを抜けて行くと、真っ白なラッフルズ像が現れる。

 シンガポール川を行き交うバムボートを眺める。前回、ちょっと乗ってみたかったけれど乗らなかった。なので乗ってみることにし、リバークルーズ乗船場へチケットを買いに行った。30分と45分のコースがあるらしく、10分か15分だと思っていたので少し驚いて迷った。なぜなら、12時にはチャイナウンにいたかったからだ。ちょうど11時を過ぎた所なので、「何時にスタート?」と聞くと「今すぐにだよ。」と言うので、30分のコースで乗ってみる事にした。料金は12S$。


リバークルーズ乗船場。

 すぐだと言ったのに、結局10分くらい待たされた。が、別に1人旅なのだから12時にこだわる必要もなく、どうでも良くなっていた。3人のシンガポール人親子を乗せたバムボートを呼び寄せ、そこへ乗るように言われる。そして、テープによる英語での解説が始まって、バムボートはゆっくりと動き出した。まずは左手にボート・キーを見ながら進んで行く。そして今度は右手にクラーク・キーを見ながら進んで行き、その先でUターンをした。今度はマリーナ・ベイに向かって進んで行き、水上からマーライオンを見学。真正面からマーライオンを見る事ができた。そしてその先でUターンをし、いくつもあるバムボート乗り場のうちの1つであるマーライオン・パークの乗船場で、シンガポール人親子は降りて行った。私はラッフルズ上陸記念の地近くの乗船場で降ろしてもらった。

 
バムボートから見たボートキー(左)と、エスプラネード・シアターズ・オン・ザ・ベイ(右)。

 
マーライオン・パークが近づいてきて(左)、マーライオンと正面からご対面。

 
ボートを降り、川沿いをクラーク・キーの方へ向かってのんびりと歩いて行く。それからユー・トン・セン・ストリートを歩いて行き、チャイナタウンへ行った。チャイナタウン・コンプレックスのホーカーズでご飯を食べようと思いながら、パゴタ・ストリートをぶらぶら歩いて行く。白人たちがオープンエアのレストランでビールを飲みながらご飯を食べていて、ものすごくおいしそうに見えてしまったので、ここで食べる事にした。クレイポットに盛られたご飯の上に野菜とシーフードを炒めた物を載せたシーフードライスと、大根やニンジンが入った春巻きと、アイスチャイニーズティーを注文。ご飯はSサイズを頼んだのに多く春巻きも巨大で、結局、食べきれずに残してしまった。でも、シーフードライスは本当においしくて感動した。

 
ユー・トン・セン・ストリート(左)と、パゴタ・ストリート(右)。

 
おいしかったシーフードライス(8S$)と春巻き(5S$)。

 それから、ぶらぶらとお店を覗きながら歩いて行き、ヒンドゥー寺院スリ・マリアマンへ行った。靴を脱いで中へ入る。ここでは靴を預かってもらえず入口に置いていく事になるので少し不安にも思ったけれど、とりあえず置いて行った。裸足で歩くと、日が当たっている場所は結構暑く、小走りになってしまう。ここの寺院もキレイで、たくさん写真を撮った。出る時になって、写真を撮る場合はお金を払わなくてはいけない事を知ったのだけれど、何も言われなかったのでそのまま出て来てしまった。バチ当たり?

 
ここのヒンドゥー寺院もキレイ。

 
本当に細かくできている。

 
何だろう?興味深い。

 
天井もとてもキレイ。

 
それから、チャイナタウン・コンプレックスへ。地下に大きなスーパーマーケットが見えて惹かれたけれど、少し疲れ始めていて面倒臭く思ってしまったので、2階にあるホーカーズだけ見に行く事にした。予想以上に沢山の屋台が入っていて人が多い。みんなが食べている物がどれもおいしそうに見えてしまい食べてみたかったけれど、お腹がパンパンで食べれそうにないので諦めた。何かデザートだけでも食べようかと、デザート屋台を覗いた。目の前にいた女の人が細かい氷がたくさん入ったライチジュースを頼んでいて、それがとてもおいしそうに見えたので同じ物を注文した。

 座れる場所がなかったので渡り廊下のような通路へ行き、人で賑わう小道を見下ろしながら飲んだ。暑さで火照っていた体が、冷たいジュースで冷やされていく。缶詰のライチが入っていておいしい。よく見ると下にベンチがあるので下りて行き、そこに座って飲んだ。周りはローカルの人ばかりで面白い。

 それから、またパゴダ・ストリートに戻ってお店を見て歩き、14時過ぎ、チャイナタウン駅からMRTに乗ってリトル・インディアに行った。リトル・インディアまで1S$。

 
チャイナタウンの町並み。

 
駅から出るとさっそく、おでこにビンディーをつけたサリーを着た女性たちとすれ違った。少し歩くとジャスミンをはじめとするお供え用の花飾りがたくさん売られていたり、インド独特の音楽が聞こえてくる。どこを見てもインド系の人ばかりで、何だか異空間。少しぶらぶらと様子を見て歩き、何があるんだろうと、ズジャオ・センターへ入ってみる事にした。入ると大きなホーカーズがあり、インド系の食べ物屋台がズラリと並んでいる。カレーのスパイシーな香りが漂い、見るもの見るものおいしそうでわくわくする。が、お腹は全く減っていないので、いくら声を掛けられても食べれない。残念。

 奥は市場のようになっているようで、とりあえず2階へ上がってみる。2階では沢山の洋服が売られていて、どこを見てもカラフルだ。サリーなど欲しいような気もするけれど、まず着る機会がないのでやめた。他にも、ノースリーブの涼しそうなダボっとしたワンピースなども売られていて、これなら暑い夏の部屋着にいいような気もしたけれど、よく考えたら私のカバンにそんなものを入れる余裕はないのでやめた。ダイビング器材は自分の物がいいけれど、大荷物になるのでちょっと大変・・・。


ズジャオ・センターの2階からの眺め。

 1周してから下に下り、市場のような場所を覗きに行った。色々な魚が売られていて面白かった。それから外に出て、リトル・インディア・アーケードへ行く。中にはお土産屋台が立ち並んでいて、日本人も多かった。シンガポールに来た途端、色々な場所で日本語が聞こえてくる。そう思いながらお土産を見ていると、「何かいい物ありますか?」と声を掛けられた。振り向くと日本人のおじいちゃん(と言ったら失礼かな?)で、「何を買ったらいいのか分からなくて。」と言う。世界1周中のピースボートで来たそうで、私もその1人かと思ったのだそう。「ご飯でも食べませんか。」と言われたけれど、お腹は全然空いていなかったので断った。

 外に出て、セラングーン・ロードを歩いて行った。途中で脇道に入ったりしながらヒンドゥー寺院スリ・ヴィラマカリアマン寺院にやって来た。ちょうど時間が悪く中を見学する事はできなかったけれど、ここもキレイな寺院だ。

 
中は見学できなかったスリ・ヴィラマカリアマン寺院。

 ここでUターンをし、駅に向かう。かなり疲れ始めた。時刻は16時で、この後はどうしようかと思いながら歩いていたのだけど、急に、「リトル・インディアでシンガポール名物のフィッシュヘッド・カレーが食べたい!」という欲求が沸き起こった。確か、シンガポールで初めてレストランのメニューとして紹介したお店があったはずだと思い、ガイドブックを広げた。

 レース・コース・ロードにある『Muthu's Curry Restaurant』を探しに行く。が、残念な事にお店は閉まっている。この時間帯はやっていないのかもしれない。どうしようかと思いながら、同じ並びにある『Banana Leaf Apolo』を覗く。ここにもフィッシュヘッド・カレーはある。が、少し冷静に考えてみる。今、私はあまりお腹が空いていない。しかも、このレストランは1人で入るようなレストランには見えない。が、せっかく来たのだし。そう思い、結局、店内へ入って行った。

 時間が時間なので店内には2、3組しかおらず、ゆったりとした雰囲気が漂っていた。フィッシュヘッド・カレーのSサイズと、アイスティーを注文。「ご飯は?」と色々聞かれたのだけど言っている事がよく分からず、適当に「イエス」と言ってしまった。まず、バナナの葉が敷かれ、そこに山盛りのライスと2種類のベジタブルカレーが置かれた。さらに、カゴに入った薄い何かを揚げたお煎餅のような物が置かれた。これだけでも、今の私には十分過ぎるのだけど・・・、と不安に思っていると、ドーンと大きなお皿に大きな魚の頭が入ったカレーが置かれギョっとした。これでSサイズだなんて・・・。とりあえず食べてみる。おいしい!が、辛い!辛いので、辛さをごまかすためにどんどんご飯を食べアイスティーを飲んでしまう。なので、あっという間にお腹が苦しくなっていく。でも、せめて半分以上は食べようと、ムリしてお腹に押し込んでいく。が、辛い。アイスティーがものすごい速さでなくなってしまい、水をもらった。とりあえず魚の身だけは全部食べようと思い食べたけれど、他は半分くらい残してしまった。こんなにお腹がはちきれそうな位食べたのは久しぶりだ。

 
フィッシュヘッド・カレー。
Sサイズは18S$だったと思うのだけど、全部で30S$ちょっと払った。
もしかして、大きなサイズが出てきてたのかな???

 この後は、腹ごなしにブギスまで歩いて行き、一旦ホテルに戻ろうかと思ったけれど、ハーバーフロント駅へ行ってみる事にしてMRTに乗り込んだ。何があるのか分からないけれど、ハーバーフロントと言う位だから、海やもしかしたらセントーサ島が見えて、夕日がキレイに見えるかもしれないと思った。ハーバーフロント駅まで1.4S$。

 ハーバーフロント駅からケーブルカーが見えた。知らなかったけれど、ここからセントーサ島に行けるんだ、そう思ったら行ってみたくなり、隣のビルにあるケーブルカー乗り場へ向かった。セントーサ島に行く気はなかったけれど、やっぱりシンガポールに3つあると言われているマーライオンを全部見てみたいので。ケーブルカーは前面ガラス張りと古いタイプの物があり、古いタイプで往復10.9S$。入島料が込みなのだと思う、他で徴収されなかったので。

 チケットを購入後、エレベーターに乗ってケーブルカー乗り場まで上がって行く。うっかり日本人の団体に紛れ込んでしまい、次々と人が乗ってくるので重量オーバーでエレベーターが止まってしまった。みんなで隣のエレベーターへ移る。乗り場で団体が立ち去るのを待ち、最後尾に並んだ。どこかのグループと一緒になるのかと思っていたら、6人乗りのケーブルカーに1人で乗せてくれた。少し微妙な気持ち。なぜなら、ちょっと怖いので(笑)。


セントーサ島に向け出発!

 ケーブルカーからの眺めは想像以上で、最高。目の前にだんだんセントーサ島が迫ってきて、下には、大型のピースボートが停まっていた。ただ、高所恐怖症の私には少し怖い。日本語を選んで音声ガイドを聞いて気を紛らすも、最高地点では91mになるというガイドブックの説明を見てしまったので、「キレイ〜。怖いよー。怖いよー。でも、キレイ〜。」と、1人でぶつぶつ言いながら体を硬くしていた(笑)。

 
ケーブルカーに乗り込んだケーブルカー・タワー(左)。
39番のケーブルカーでセントーサ島を目指す(右)。


 
ケーブルカーから見える眺め。

 
巨大マーライオンも見え(左)、セントーサ島に到着(右)。

 17時半過ぎにセントーサ島に着き、まずは巨大マーライオンを目指して歩いて行く。このマーライオンは中に入る事ができ、入口で8S$払い、チケットとコインを渡された。数人の観光客と一緒にビデオ上映を見て、次の部屋へ移動。すると、渡されたコインを入れる場所がいくつかあり、コインを入れるとカードが出てくる。それを帰りにお土産屋さんで渡すと、お土産に変えてくれるのだそう。

  
巨大マーライオン3連発。

 
ここで(左)コインを入れるとカードが出てきて、こんなキーホルダー(右)をもらった。

 そこからエレベーターに乗り、降りるとそこはマーライオンの口の部分で、マーライオンの口から外の景色を眺めることができる。さらに階段を上がって行くとマーライオンの頭のてっぺんにある展望スペースに出る。ここから360度、周りの景色を楽しんだ。帰りにお土産屋さんでキーホルダーをもらい、外に出た。これで、シンガポールにある3つのマーライオンを全部見れたし、満足。

 
口からの景色と(左)、頭のてっぺんからの景色(右)。

 次の目的地は、アジア大陸最南端の地。こんな場所がある事を知らなかったので、かなり嬉しい。ユーラシア大陸最南端の地だけでなく、アジア大陸最南端の地にまで行けるなんて。深く考えずに目の前の道を歩いて行く。所々に各方面の案内表示が出ているので簡単に辿り着けると思っていた。が、少しズレた方向に歩いて来ている事に気がついた。思っていたよりセントーサ島は広い。暗くなってしまったら周りの景色が見えなくなるので、何とか明るいうちに辿り着かなければ。そう思い、島内を走る無料のモノレールに乗った。

 モノレールは左周りで、私が乗った場所は、アジア大陸最南端の地がある駅の1つ先だった。なので、モノレールで島内をほぼ1周しないと着かない。歩いて行くのとどちらが早いだろうと思ったけれど、モノレールの方が間違いないし、そんなに掛からないだろうと思った。が、走り出したモノレールはとてものんびりとしていて、思わず「失敗した?」と思わずにいられない。が、こうやって島内を観光できるのはいいかもしれない、日が暮れる前に辿り着けるなら・・・。


世界1周の旅を続けるピースボート。

 アンダーウォーター・ワールドで沢山の人たちが降りて行った。私もものすごく行ってみたく、後で来ようかと思いながらモノレールから見ていた。モノレールはシロソ・ビーチを抜けマーライオンの下を通り、約30分近くかかってアジア大陸最南端の地があるパラワン・ビーチに着いた。たいぶ日は暮れかかっているが、間に合った。

 
アジア大陸最南端の地。

 最南端の地には吊り橋を渡って行く。その先に2棟の見晴台があり、何組か観光客がいる。吊り橋を渡って行くと白人の男の子が歩いて来て、「コンニチハ!」と声を掛けてくれたので返事をしようとしたら、「ニーハオ、アンニョンハセヨ。」と続けて言われた。確かに、白人から見たら違いは分からないのかも。そもそも、私もよく分からない(笑)。

 
吊り橋を渡って見晴台へ。

 見晴台からの眺めは気持ちが良かった。2棟は繋がっているので両方から景色を楽しんだ。そろそろ日が沈む頃かと思い、もう少し待っていようかと思ったけれど、日が沈んで真っ暗になってしまうと面倒かと思い帰る事にした。吊り橋を渡り終えると、西の空が一気に赤く染まり出した。ビーチからだと小島が邪魔して、キレイに夕日を見る事ができない。失敗した。すぐに見晴台へ戻ろうかと思ったけれど、風も強くなり始めていて面倒だったので、少しビーチから見ていた。

 
見晴台から見たパラワン・ビーチ。

 
それぞれの見晴台からの眺め。

 
パラワン・ビーチから見た夕焼け(右)。

 もしかしたらどこかからキレイに見えるかもしれないと思い、ゆっくりとマーライオンを目指して歩き出した。もっと明るい時間にセントーサ島を出るつもりだったので見れないと思っていたのだけど、夜になると、マーライオンの目が光るらしい。どこからも夕日をキレイに見る事はできないまま暗くなってしまったが、不気味に目を光らせているマーライオンを見る事ができた。怖い(笑)。


不気味に目を光らせるマーライオン。

 このまま帰ろうと思ったのだけど、ミュージカル・ファウンテンがどのような物なのか気になったので、少し見に行く事にした。モノレールに乗る前に見かけた時はパラパラとしかいなかった見物客が、どこにこれだけの人がいたんだろう、と驚いてしまうほど集まっており、すでに席に着けずに立っている人も沢山いた。すぐに帰るつもりだったので端の方に立ち、ショーが始まるのを待った。

 19時半、光と噴水とレーザー光線によるショーが始まった。劇団員のようなお兄さんが走り回っている。なぜか、ディズニー・シーのショーを思い出してしまった。最後まで見ていたいような気もしたけれど、かなり疲れていたし、混んだケーブルカーやMRTには乗りたくなかったので帰る事にした。もう、アンダーウォーター・ワールドはどうでも良くなっていた。


ショーに合わせて、目からレーザー光線も出るとか・・・。

 ノドがカラカラだったのでケーブルカー乗り場の手前のお店でオレンジジュースを買い、一気に飲み干した。そして、またしても1人でケーブルカーへ。夜だから昼間よりはいいかと思ったけれど、風が強く、揺れと隙間から入ってくる風のピューピューという音が、やはり体を硬くさせた。でも、夜景はとてもキレイ。


ケーブルカー乗り場前から見た夜景。

 私は、ケーブルカー・タワーから乗ったのだけど、その先にもケーブルカーは続いている。降りる時に、「この先のマウント・フェーバーにも行って帰って来れるよ。」と言われ一瞬迷ったけれど、疲れていたしケーブルカーが怖いので(笑)、「もういい。」と言って降りたら、係りの人に笑われた。後から知ったのだけど、ここからの夜景もキレイなのだそう。そして、4番目のマーライオンがあるそうで、見に行けば良かったと少しだけ後悔した。

 ハーバーフロント駅からMRTに乗り、ブギス駅を目指す。ブギス駅まで1.4S$。すでに20時を過ぎている。ブギス駅に着き、またSEIYUを少しだけウロウロしてから、ホテル近くにある、おいしそうで気になっていた肉骨茶屋でご飯を食べる事にした。もう夕飯はいらないと思っていたのだけど、何だかお腹が空いてきたのでスゴイ。でも、考えてみれば今日はまだ2食しか食べていないし、残してるからそんなに食べてるわけじゃないんだ、と自分で自分を納得させてみた(笑)。

 肉骨茶を注文するともう終わったと言われ、「えっ!?」とものすごく驚いた声を出してしまった。今回の旅の締めは肉骨茶だと食べる気マンマンだったし、今まさに私の目の前で肉骨茶を食べているカップルがいる。あれで終わりだったのかと思うと悔しい。「どうしよう。」と迷っていると、「これオススメだよ。」とクレイポット・チキンを薦められたので、それとアイスチャイニーズティーを注文した。出された料理を食べてニッコリ。本当においしかった。


おいしかったクレイポット・チキン、5S$。

 帰りにセブンイレブンに寄り、缶ビールを1本買って帰った。そして、クーラーを効かせた部屋で1人でカンパイ。いやいや、色んな意味でお腹いっぱい、大満足だ!


最後に記念撮影。お腹いっぱい、大満足!

7月26日(月) ただいま〜、あれ?日本の方が暑い〜!?

 シャワーを浴びて荷造りをしていたら、12時近くになってしまった。1時まで仮眠を取り、2時半(私は、とにかく準備をゆっくりやりたい人なので時間がかかります・・・。)、フロントへ降りて行った。タクシーを呼んでもらい待っている間、フロントにいるスタッフと話しをしていた。タクシーが到着し、チャンギ空港へ出発。さすがにこんな時間なので、スイスイと走る。6時発の飛行機だと言うと「早くない?」と運転手さんに言われたが、また出発時間が早まっているような気もするし、3時位にカウンターが開くハズなのでちょうどいいハズだ。空港までは19S$位だった。

 空港では少し待つようではあったけれど、すぐにチェックインが始まった。やはりチェックが厳しく、個別に口頭で色々と質問された後カウンターでチェックイン、そして、別のテーブルで預ける荷物を全部開けさせられた。それから両替所に行き、マレーシアとシンガポールのお金を日本円に戻した。

 出国審査を受け、中へ。前回利用した無料でインターネットができる場所へ行こうと思ったら無くなっており、代わりに、立ったままでしか利用できないのだけど、数ヶ所に無料のインタネーットコーナーができていた。これでだいぶ時間が潰せる。

 搭乗時刻になり細かいチェックを受け機内へ。行きの席も帰りの席も、偶然27Cだったのでびっくりした。そして、ほぼ予定通りに離陸。3週間の思い出が色々と蘇る。眠いハズなのだけどあまり眠れず、本を読んだりウトウトしながら過ごした。途中で病人が出たようで、「お客様の中にお医者様はいらっしゃらないでしょうか?」とのアナウンスが入る。私の前の方に座っている人の具合が悪かったようで、しばらくして看護士らしき人が現れ、聴診器で心音を聞いていた。こんな状況でありながら成田空港上空の天候が悪く、滑走路の変更があり、なかなか着陸できない。2、30分上空を旋回し、ようやく着陸できた。何度も機体が上がったり下がったりするので気持ち悪くなりそうだった。

 入国手続きを受け、荷物を受け取り、外へ。さすがに疲れていたので電車で帰る気力はなく、リムジンバスのチケットを買いに行った。15時55分発のバスしかなく、1時間近く待つようだ。どうやって時間を潰そうかと思っていると、ふとピンク色のTシャツを着ている集団が目に入った。何だろうと思って近づいて行くと、「ANDY」と書かれたウチワを持っている。よく見るとテレビカメラも数台来ていて、有名人が来るのだと分かった。ミーハーかなと思いつつ、いい時間潰しになるし見てみたいと思い、その集団に混ざって、誰だか分からない有名人を待つ事にした。結局バスの時間になってしまって見れなかったけれど、香港のアンディ・ラウが、映画『LOVERS』のプロモで来日したのだそう。

 空港の外に出て驚く。話しには聞いていたけれど暑い。この3週間ですっかり梅雨は明け、暑い夏になっていた。湿度が高く蒸し暑い中、ほど良くクーラーが効いたバスのふかふかシートの上で、爆睡しながら東京の外れを目指す。今回もまた楽しかったな、いい旅だった!


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