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台北旅日記 in 台湾
〜おまけでマレー鉄道の旅〜


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今日はちょっと足を延ばして、九フンへ遊びに行ってきます。
「ノスタルジックタウン」だそうです(笑)。
ここは、映画『非情城市』の舞台になった場所であり、
また、映画『千と千尋の神隠し』を作る際に「ピン!」と何かを与えた場所でもあるそうで。
でもここは雨や曇りが多く、1年365日中、360日は天気が悪いなんて情報も・・・。

さて、今日はどうでしょう。

電車の出発時間にかなり余裕を持って出発。
両替がしたいのです。
空港のレートは良くないだろうと思い、少ししか両替してこなかったのが間違いだった・・・。
街中を歩けば両替屋があると思っていたのだけど見当たらない。
(昨日、わざわざ探したりはしなかったんだけど。)
ホテルのフロントで両替できるものの、空港よりもレートが悪い。

じゃ、銀行だ。
もしくは駅前のデパートみたいなのに入ってるか。

時間が早いのでどこも開いてませーん。

仕方なく
「瑞芳の駅前に銀行なり両替屋がある事を願おう・・・。
観光地だもん、あるよねぇ・・・。」
と、電車に乗りました。
全く「元」がないワケじゃないけど、ココロモトナイ・・・。

電車はものすごい大混雑。
車両にいる方が苦しそうだったので、車両と車両のつなぎ目にいました。
人の熱気があるので、エアコンの冷気が届かないのがキツイけど、
扉の窓から外が見えるし、段差に腰掛けられるし、あるイミ正解だったかも。

約4〜50分で瑞芳駅に到着。
まずはお決まり、記念撮影でも。

今さら顔を隠す必要もないのですが、
なんとなく(笑)。

 

駅を出てまず、銀行もしくは両替屋がないかキョロキョロ。
が、目に入るのはちょっとした露店とタクシースタンド。

 

駅前の道を左に歩いて行ってみると、あった、銀行!
と思ったら閉まってる・・・。

ハッ!!
土曜日じゃん、今日・・・。

が、救世主のように警察署がそびえ立ってるじゃぁ、あ〜りませんか。
両替出来る所さえ教えてもらえればいいのです。
今さらレートがどーこー言わないし。
ホテルでもいいし、どこでもいい〜。

あれっ???
簡単な英語のハズなのに、通じません〜(涙)。

でもみんないい人たちで、次々と話しが分かりそうな人を呼んでくれるのです。
そう、ここは漢字の国。
筆談という手があります。

でも、「両替」じゃ分かりません。
「換金」と書かなくちゃダメみたいです。

みんなであーだこーだと話し合ってくれたようですが、
結局、両替が出来るところは分からず。

仕方なく、駅前の商店街の方へ戻りました。
一応、ちょこちょことお店に入っては、両替できるか聞いてはみたけど。

できないものはできないので、まぁ、あるお金で遊びませう。

気持ちを切り替え、おいしそうな食べ物が並ぶ屋台を覗いて歩いてみました。
朝ご飯食べてないし、何か食べてから行こう。



食べてみたのはこの2品。
お餅みたいのとソーセージみたいなの。
どっちも美味♪
特に写真左の、ネギ入りの焼餅のようなのがおいしかった。
振りかけてくれるコショウみたいなスパイスがおいしくて♪
葱油餅(ツォンヨウピン)ってヤツなのかな。
ウマウマー♪

 

いったん駅に戻り台北車站行きの電車の時刻を確認後、
ダメもとで、金(ゴールド)を扱っているお店のおばちゃんに両替できるか聞いてみました。
結構、金を扱ってる所で両替やってるトコ、あるんだけどな。
残念ながら両替はできなかったけど、

「九フンで出来るわよ。
九フンへはあのバスに乗って行くのよ。
小銭持ってる?」

と、紙幣をコインに崩してくれ、乗車料金を教えてくれました。
何て親切なんでしょう!

バスは出発直前で、満員御礼状態。
そして、乗車料金を払って納得。
マレーシアの路線バスでもそういうのがあるけど、お釣りが出ないのです。
だからおばちゃん、コインに崩してくれたんだ。
どうもありがとう!

バスは左手に海を見下ろしながら、ぐにゃりぐにゃりとカーブしている山道を上がって行きます。
何だかこの眺め、懐かしい感じだなぁ。
どこか日本に似た雰囲気があります。

ほのぼの気分を味わいつつ、「どこで降りるんだろ?」と気になる私たち。
みんながどっと降りる所だろうと思いつつ、バス停に停まる度にキョロキョロ。
スタバ前のバス停に着くと、ゾロゾロっと人が下車。
多分、「舊道バス停」だったと思われます。

さっそくここからの眺めも最高!

 

「両替所、どこかなぁ?」
と探しながらも、人の流れについて基山街を進んで行きます。

いやぁ、スゴイ人・人・人!!!
週末だからかな?
チャイニーズニューイヤーの名残?
何だか分からないけど、スゴイ・・・。

細い道の両脇にはお土産屋や食べ物やお菓子の屋台がギッシリ立ち並んでます。
人の流れに乗ったまま、左右をキョロキョロ。
時々は、勧められるがままに試食したり試飲したり。
もうちょっと人が少なかったら良かったけど、楽しいなぁ。

ワイワイガヤガヤ賑わってるんだけど、何て言うのかな。
ガツガツした感じがないんです。
だから、うるさくない。
うまく言えないんだけど、穏やかでゆとりがある感じなんだよなぁ。
そういう所がすごくいい。

 

名物おばちゃんでしょうか?
新聞だか雑誌だかの、紹介された切り抜きが貼ってあったりします。
串刺しになっているのはイカのすり身団子。
1本買って半分こ。
ウマ♪

 

突き当たりからの見晴らしデス。
見えるんですよ、遠くの海までキレイに!
いいお天気。
雨も降ってなければ雲ってもない。
フリースを着ていると汗ばむ位の陽気です。

山も見えました。

 

この晴れ間が続いているうちに、豎崎路に行きたい。
台湾ツアーのパンフレットでもガイドブックでも必ずと言っていいほど載っている、
両脇に赤提灯・前方に海、という景色を見たいのです。

でも、イマイチ位置を分かっていない私たち。
ちゃんとガイドブックを見れば分かるんだろうけど、
とにかく結婚式の前後はバタバタしてしまい、
あんまり下調べができてません。
そして今この時になっても、じっくり腰を据えてガイドブックを見ようとしない私たち。
ホント、行き当たりバッタリ(笑)。

適当に歩いていたら、お寺に出ました。

 

豎崎路はどこだ〜?
とキョロキョロしながら、来た道を引き返して行きます。

下の左の写真を撮っていたら、すぐ近くの屋台のおばちゃんが、
ニコニコしながらピースしてました。
なので、パチリ。

おばちゃん、かわいー(*´▽`*)♪

そうそうちなみに、基山街に両替所も郵便局もありました。
が、やっぱり土曜日の今日はお休み。
もう、両替は諦めた。

 

基山街と豎崎路は交わっている事に気づくことができなかった私たちは、
「ちょっと場所が違うのかも!?」
と、バス通りをてくてく下って行きました。

「何か、どこかの温泉街みたいな雰囲気だねぇ。」
「今度、こっちの方に泊まってみたいね。」
なんて話しつつ。



数分歩くと、「九フンバス停」発見。
そこから上に向かって階段があるじゃないですか。
赤提灯は見えないけど・・・。

「ここじゃない?」
「ここかな?」

なんてガイドブックを広げてやっていると、
「どこに行きたいの?」と声をかけてくれる地元の人らしきおじさん。
間違いなく、この道のよう。
ありがとう!

お、ちゃんと石碑も立ってるじゃないですか。

 

足元の↓こんなのもパチリ。
よく見れば、この先が基山街って書いてあるじゃないですかねぇ(笑)。
なのにまだ、気づいてないんです。
さっき歩いた道の途中から下ってくれば良かったって事に(笑)。



階段を上がって行くと赤提灯が見えてきました。
これだよ、これだよ〜♪

そして右手には、映画館の名残。
これも、パンフレットやガイドブックではお馴染みの眺め。

 

やっと、基山街と繋がっている事に気づいた私たち。
アッハッハ。



九フンでは茶芸館に行きたかったので、『阿妹茶酒館』で休憩する事に。



思いっきりガイドブックで紹介されている所だけあり、日本人も多いんでしょうね。
店員さん、日本語話せます。
メニューも日本語メニューあり。

とにかく短い滞在なので、有名どこを押さえようと思います。
ミーハーだけど、外したくないもん(笑)。
・・・昨日がちょっと失敗だっただけに。

眺めも最高。
写真には写ってないのですが風鈴が吊る下げられており、

チリンチリン〜

と、涼しげな音を立てるのです。

 

お茶は決して安いとは言えませんが、
日本円払いでも構わないとの言葉に気が大きくなる私たち。
茶葉・お湯・茶菓子2種を注文。

テーブルの脇に湯の入ったヤカンというか土瓶のような物を置く場所があり、
湯温が下がらないよう温められています。
テーブルの上には、下の写真のようなセットが用意されます。

茶葉を入れた急須にたっぷりとこぼれる程に湯を注ぎ、
まずは細長い茶碗に注いで捨てます。
これはざっと茶葉を洗っており、細長い茶碗は香りを楽しむための物。

改めて急須にお湯を注ぎ、最初は20秒だったかなぁ、30秒だったかなぁ、置いてから、
茶葉を漉す網を置いたデカンタのような物にお茶を注ぎます。
(茶器の名称が分からない〜)
それから湯呑み茶碗に注ぎ、お茶を楽しむわけです。

最初は、店員さんが説明しながらやってくれました。

お湯を入れてから置く時間は10秒ずつ増やし、
計6回(5回だったかなぁ。)までおいしく飲む事ができるのです。
確かに、言われた回数以降はおいしくなかった。

・・・この手順はウロ覚えなので、あしからず(^-^;)。



左の写真の細長い茶碗が、香りを楽しむための物。

 

緑豆の落雁のような物と、ココナッツミルクプリンです。
思ったよりも量があったので、
「1種類で十分だったねぇ。」と。

正直、私は落雁のような和菓子っぽいのはあまり・・・(笑)。
口の中でモソモソするのがちょい苦手。
ココナッツミルクプリンはウマウマ♪

 

茶葉は小さな袋詰めの物が出され、約3回分くらい入ってます。
1回で結構飲めるので、お腹はチャプチャプ。
残った茶葉は、阿妹茶酒館オリジナルの赤い厚紙で出来た茶壷に入れて持ち帰らせてくれます。

全部で1060元。
なかなか優雅なひとときでした。

赤提灯と海を見下ろしながらの帰り道。
写真では薄曇に見えちゃいますが、とってもいいお天気でした。
あまりにも穏やかに晴れ渡っているので、
「本当にいつも天気悪いのかなぁ。」
なんて思い、茶芸館の店員さんに聞いてみたところ、
やっぱり普段はあまり良くなく、チャイニーズニューイヤーの間は毎日雨だったそう。
たまたま隣のテーブルにいた日本人観光客のテーブルからも、
「前に来た時は霧がかっちゃてて何も見えなかったのよ。」
なんて声も聞こえてきました。

ヤッタ!



九フンバス停からバスに乗って瑞芳駅へ。
行きと違い、バスは空いてます。
イスに座れて楽チン〜♪



瑞芳駅に到着。
まずは、台北車站行きの切符を購入。
またしても、席無し。

ま、乗れるならそれで良し。

 

出発時間までまだあるので、近くをブラブラ散歩。
↓こんな眺めも、日本の温泉街っぽいよなぁ。



ぶら〜っと歩いてから、また、駅前の屋台街へ。
またまた食べました、ネギ入り焼餅・葱油餅(ツォンヨウピン)。
これ、ホントにおいしー♪
マレーシアにもあればいいのに(笑)。

それから、基山街でずっと気になってた臭豆腐に挑戦。
思ってたほど臭さは感じず、ザっと揚げた豆腐に辛いタレをつけながら食べるとウマー♪
添えられた甘酸っぱいキャベツもいい。
これは絶対ビールに合うよ〜。
ビールが欲しいっ(笑)!!

 

出発時間が近づき、プラットホームへ。
「月台」=プラットホーム。



楽しかったな〜、九フン。
週末の夜は?ライトアップされてキレイみたいだし、
今度はもっとゆっくりと来たいな。

 

台北車站に戻って来たら、まずは両替。
「新光三越ならできるんじゃ!?」
と思ったら、案内所でできました。

地下のフードコートで、おやつを買ってひと休み。
食べたいリストに上がっている魯肉飯(ルーローファン)もあって気になったけど、
そんなにお腹も空いてないし、夕飯はガッツリ飲茶の予定。
お腹、空かせておかなくちゃ。
もしも明日の朝開いてたら、朝ご飯に食べようかな・・・。

魯肉飯とは、豚挽き肉のそぼろがご飯の上に載っているどんぶりです。



何となく気になったのが、バイクのナンバー。
「台北市」と「台湾省」の2つあるんだねぇ。
違いは何なんだろ?



「今日こそ淡水へ。」
と思ったりもしたんだけど、少しだけパラつく雨。
夕日がキレイだから行ってみたいわけで、天気が悪いんじゃね。

なので、中正紀念公園へ行ってみる事にしました。
今から行けば、今日最後の衛兵の交代式が見れそうです。
歩いて行けそうなので、散歩がてらブラブラと。

大きな横断歩道を渡りながら右を見ると、
あ、あれは総統府。

写真だけパチリ。



見えてきました、大きな門!
大きいだろうとは思ってたけど、ホントに大きい〜。

おぉ。

真正面から全部を入れて写真を撮ろうと思うと、
道路を渡って中央分離帯の辺りまで行かなければならず。
横断歩道のない所を渡り始めてから、看板が目に入ってドキドキ。
そういう事すると罰金みたい。

 

この正門を入ると、右手に国立劇場、左手に国立コンサートホールがあります。
まん前には、蒋介石の像が鎮座する中正紀念堂。
その右手前には公園があります。



公園内には池があり、白い太鼓橋が架かってます。
ゴミ箱もかわいい。

 

中正紀念堂です。
青い屋根と白い壁がキレイ。



白い階段を上って2階へ行くと、赤い絨毯が敷き詰められた中に、
蒋介石の像が見られます。
ちなみに階段は89段で、これは蒋介石の享年だそう。

 

蒋介石の像の両脇に立っているのが衛兵。
9時から17時の1時間ごとに、交代式が行われるのです。

この衛兵、何がスゴイって、蝋人形のようにじーっと直立不動の姿勢で立ち続けているのです。
とにかくじーっと立っているのです。

どこを見てるのかな。
1時間もあの姿勢でいて、交代式の時に急に動けるのかな。

すごいよなぁ。

 

汗を拭きに人がやって来ました。
さすがに目の近くを拭かれた時は瞬きしてたけど、
瞬きだってほとんどしないもんなぁ。



17時。
最後なので交代じゃないよね。
お迎え?の衛兵が3人やって来ました。



それまで直立不動だった2人の衛兵が台から降りて合流。
「生き返った!」
って感じたのは私だけ?

 

沢山の人たちが見守る中、5人の衛兵たちは、
ザッザッザッと行進しながら帰って行きました。

 

さぁ次は、小籠包の有名店『鼎泰豐(ディンタイフォン)』へ♪
これまたミーハーな感じもしますが(笑)、最初はね。

こちらも歩いて行けそうなので、食前の運動がてら歩いて行く事に。
「並ぶ」とは書いてあるけど、17時半過ぎには着くだろうし、夕飯時でもないし、さすがにそこまで並ばないでしょう。

なんて思ったのは甘かった。
すでに大行列。
番号札を渡され順番を待ちます。

この間、メニューが書かれた紙切れを渡されます。
注文する品を決め、渡しておくのですね。
なので、順番が来て席に案内されると、たいして待つ事もなく料理が出て来るのです。
料理はすぐ出るし、みんな料理を食べ終えるとすぐに出て来るしで回転が速く、
たいして待たされたという感じもなく。



5品頼んだ私たち、
「2人でこの量はちょっと多過ぎるかもしれませんよ。」
と、日本語を話す店員さんに言われました。
が、
「大丈夫です(笑)。」

席に着くと、小籠包の食べ方が書かれた紙が置かれました。
ショウガの千切りは、いくらでもお代わり自由だそうです。

 

じゃーんっ、料理登場です!

まずは、揚げた豚肉。
「南乳俳骨」好きなので、似たような物を想像して注文してみました。
ちょっと違うけど美味♪

それから肉チマキ。
おいしいけど、ご飯物はお腹が膨れちゃうので、私はつまむ程度で。

 

飲茶〜♪
豚ニラ蒸し餃子とエビシュウマイ。
モチモチプリプリ感がたまりません〜。

 

小籠包です。
まずはタレに絡め、レンゲの上に移動。
少しショウガの千切りも載せます。
少し皮を破って肉汁をすするのが通らしい。
お、おいし〜♪

そして、小籠包をバクっと。
熱ぅ〜〜〜っ!!!
だけど、ウマー♪ウマー♪



どれもこれもアツアツのうちに食べないとおいしさが半減しちゃいますからね。
パクパクとすごい勢いで食べちゃいました。

「すげー。
オレと同じスピードで食べてる・・・。」

驚かれたけど、おいしい物はキッチリ半分こ(笑)。
食いしん坊バンザイ!!

最後、完食した私たちを見た先ほどの店員さん、
「本当に全部食べましたね。スゴイ。」
と驚きつつ、近くのかき氷がおいしいお店を紹介してくれました。
これまた、行けたら行きたいと思っていたガイドブックに載っているお店。
こうなったら締めも有名店で(笑)。

ちなみに、『鼎泰豐』でのお支払い金額は、
ビールも2本飲んで1090元でした。

かき氷専門店『冰館(ピンクァン)』は、『鼎泰豐』から歩いて5分位の所にありました。
観光客だけじゃなく、地元の人もわんさか集まってます。



色々と心惹かれるかき氷があるけれど、
さすがにもう、そんなに入るスペースはありません。
周りのみんなはモリモリと大盛りのフルーツたっぷりかき氷を堪能しておりますが、
私たちは2人で1つ、小さめのマンゴーかき氷を食べました。
程よい量とおいしいマンゴー。
あぁ、満足(*´▽`*)。

 

帰路はバスにて。
バスって窓から色々見れるから楽しい。

あぁ、大満足。




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