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南の国の旅日記
in
マレーシア&タイランド

【ナコーンラーチャシーマー編】

INDEX

2004年10月23日(土) ナコーンラーチャシーマー(コラート)へやってきた!
 深夜、バンコクはドン・ムアン空港に到着。飛行機が停止してみんなが立ち上がり出しても眠りこけていた私。眠い・・・。空港で、ファランポーン駅近くのホテル『NEW EMPIRE HOTEL』を予約し、タクシーにて向かう。ホテルは廊下が広く、作りその物が古い感じ。だけど、クーラー・テレビ・ホットシャワー・朝食付き。部屋もなかなか広い。何より、部屋まで荷物を運んでくれたおじさん・・・おじいさん?がいい人だった。そして、シャワーを浴びて落ち着いたところで、バタンキュー。眠い〜・・・。

 朝食の時間に合わせてムリして起きるつもりはなかったのだけど目が覚めたので、朝食券を持ってレストランへ。レストランの中は人でいっぱいだったので、外に面している通路に置かれたテーブルに着いた。朝の空気が吸えて気持ちがいい。ハトが、細い管から垂れてくる水滴を上手に飲んでいるのを見て、何とも平和な気持ちになった。

 トーストと卵料理の朝食を食べた後、ファランポーン駅へ出掛けて行った。まだ時間が早いのか、通りに人も少なく静かな雰囲気が漂っている。が、駅の中はそこそこの人で賑わっていた。まずは鉄道案内所で時刻表をもらい、どの時間の電車に乗るか決め、それから乗車券売り場で11時45分発のナコーンラーチャシーマー行きのチケットを購入した。本当は急行で行きたかったのだけど満席で買えず、普通列車でナコーンラーチャシーマーに向かう事になった。電車で6時間位かかる距離なのに、何と50B=約150円。鈍行の、ランクが一番下の列車とは言え、安い!そして、これが今回の「旅」なのです(笑)。イサーン(タイ東北部)の玄関口であり、タイ第2の都市らしいナコーンラーチャシーマー、通称コラートへ行ってきます。

 
ファランポーン駅と乗車券売り場

 チケットを購入し、出発時間が決まったところで一旦ホテルへ戻った。テレビをカチャカチャいじっていると、あれ!?私の好きだったドラマ『スイカ』がやっている。というわけで、出発まで『スイカ』を見て笑っていました(笑)。

 時間になり、ホテルをチェックアウト。ダイビング器材がなくなったとはいえ、まだまだ重い荷物を持ってファランポーン駅へ。何でいつもこんなに荷物があるんだろう(笑)?電車の発車まで時間があるのでプラットホームへは行かず、クーラーが効いている駅舎内のイスに座って待機。この時間に、電車内で食べるおやつと飲み物を買った。揚げバナナとカットグァバ。海外での電車初体験、あぁ、楽しみ。


イスに座って発車時刻を待ちます。

 発車時刻が近づいてきたのでプラットホームへ。空いている席を探し、大きくて重い荷物を網棚に上げ準備完了。あとは、電車に揺られて行くだけです。11時45分、時間ぴったりに出発。なかなかスピードが上がって行かない電車を不安に思ったり笑ったりしつつ、流れ行く車窓の風景を楽しむ。風景がだんだんと田舎の風景に変わって行き、ドン・ムアン空港やアユタヤを過ぎて行った。そして車内では、ひっきりなしにお弁当やらおやつやら飲み物やらを持った売り子さんたちが行き交っていて、初体験の私は気になって仕方ないのだけど、とりあえずお弁当1つで我慢(笑)。

 
さすが国内最大の駅、プラットホームが広い!

 
おやつとお弁当。

 ウトウトしたり本を読んだりしながら、電車内での時間を過ごす。だんだんと山の中へ入って行き、全開の窓から木の枝や葉っぱがバサバサ入ってくるので笑ってしまう。ボーっとしてたら危ない(笑)。気づけば日もだいぶ西に傾き、満席に近かった座席も人がまばらになっていた。日が落ちても電車の中は暗く、予定時刻になってもナコーンラーチャシーマーに着かないので、乗り過ごしていないか心配になってしまう。近くの席にいたおじさんに尋ねるともう少し先だと教えてくれ、とても気にかけてくれた。


だいぶ日が落ちてきました。

 電車の長さと比べてプラットホームが短いため、降りる人は前の方へ移動しないといけないようで、次の駅で降りる人たちが前へ前へと移動して行く。途中で、車掌さんが、「どこまで行くの?」と聞きながら回ってきた。「コラート。」と答えると、「じゃ、まだだ。」という感じで首を縦に振って先へ進んで行った。おじさんにも教えてもらっていたけれど、これで乗り過ごしていないことは間違いない。

 「次の駅かな?」と思っていると、さっきのおじさんが「次だよ。」と教えてくれ、プラットホームに降りれる位置まで案内してくれた。しかも、私の重い荷物まで持ってくれて。駅に着くと荷物を電車から降ろしてくれた。「コープクンカッ(ありがとう)。」と両手を合わせたら、おじさんも両手を合わせて会釈してくれた。タイのこの習慣、いいよね。

 ずいぶん遅れて、ようやくナコーンラーチャシーマーに到着。すでに、辺りは真っ暗だ。駅前には蒸気機関車が飾られてあるそうだけれどそれを見ることなく、そそくさと駅前でトゥクトゥクを停め、乗り込んだ。まずは宿を見つけないと。とりあえず、ガイドブックに載っている安宿『Pho Thong Hotel』へ。中心地にあり、立地的にはとても便利だと思うけれど、なかなか微妙(笑)。狭くて窓はないし、シャワーから出てくる水がしばらく茶色で、鉄のニオイがするのが何とも。もちろん、それで歯磨きすれば鉄の味がします。ミネラルウォーター使えって(笑)?

 一休みしてから、旧市街で行われているナイトバザールへ行こうと部屋を出た。出るとすぐ、タイのジャンヌ・ダルクと言われているタオ・スラナリ像(ヤー・モー)がある広場があり、大勢の人で賑わっている。みんな花を供えていて、タオ・スラナリ像をバックに写真を撮っていた。観光客には見えないし、本当に崇められている人なんだろうな。

 ナイトバザールは、ちょっとした屋台と、子供と若い子向けの洋服とかが沢山売られている印象。・・・あんまりたいしたことはないかも(笑)。それよりも何が驚いたって、こっちでは普通に虫とかを食べるみたいで、調理された色んな虫が売られてて・・・。おぉ。でも、屋台で食べたご飯はおいしかった。英語がほとんど通じないので他の人が食べている物を指差して注文(笑)。それから、道端で売られている豚肉の串焼きやイカの串焼き、ウインナーのような物を買って来て食べた。ビールに合う♪


挽肉とバジルを炒めた物をご飯に載せて。
これか、カオマンカイばっか食べてるかも(笑)。

 ご飯を食べていたらゾウがやって来た!ゾウを連れている人はエサのバナナを売っていてそれで商売をしているわけなのだけど、私が反応するより先に、アキさんの手にはバナナが(笑)。分けてもらって、ゾウにバナナをあげました。上手に鼻を使って、私の手からバナナを取って自分の口へ。ひゃ〜、かわいい♪思わず、ゾウの鼻をピタピタ触っちゃった。固かった。


  
ゾウだ、ゾウだぁ〜♪

2004年10月24日(日) コラート観光
 朝、やっぱり違う所へ引っ越そうとチェックアウト。荷物を抱えて、市場を覗いたりしつつ宿探し。旧市街の方をブラブラしながら、部屋を見せてもらって良かった『Eknakorn Hotel』に決めた。部屋は広くて清潔感があり、窓が大きくて日が沢山入るのがいい。やっぱり、開放感がある部屋はいいな。

 それから、朝ご飯を食べようと街中をフラフラと。意外と食堂らしき物が見当たらず、なかなかご飯が食べれそうな所がない。ふと、店先で大量のソーセージを焼いてるお店があり、何が食べれるかはよく分からなかったけれど入ってみる事にした。言葉もろくに通じず、でも注文できたようなので席に着いて待っていた。横で女の人がせっせとスターフルーツを細かくカットしている。ここは何屋さんなんだろう?何が出てくるか分からず待っているのも面白い(笑)。


スターフルーツをカット中。

 しばらくして出された物は、生春巻きセットのような物だった。沢山の具材が目の前に並べられ、ポカンと見ていたら、食べ方を教えてくれた。店先で焼いていたソーセージもこの具材の1つだったんだな。ハーブのスッキリ感やスターフルーツの酸っぱさが何とも言えないおいしさ。朝からモリモリ食べても、とてもヘルシーな感じ。おいしかったー♪

 
ついつい具を多く入れちゃって・・・。皮で包みきれないじゃん(笑)。

 思わぬおいしい朝食でいいスタートを切ったあとは、徒歩にて第1バスターミナルへ。今日は、パノム・ワン遺跡に行く予定。バスターミナルには沢山のバスが停車していて、どのバスに乗ればいいのかよく分からない。チケット売り場の人に聞いても英語が分からなかったり、第2ターミナルからだと言ったりする。何だかよく分からず、警察官に聞いたら「こっちだよ。」と乗り場へ案内してくれた。てっきり大きなバスで行くもんだと思っていたら、ソンテウだった。


ソンテウにてパノム・ワンへ。

 出発まで時間があったので、すぐには乗らずに外にいた。すると、サムローのおじさんがニコニコと、「乗らない?」みたいな事を言ってきた。「これに乗るから。」と、ソンテウを指差して笑っていると、サムローのイスをパンパン叩きながら、「ここに座って写真を撮っていいよ。」みたいな事を言ってニコニコ笑っている。ありがたいけど、そろそろ出発時間。どうしようと思ったのだけど、せっかくだからと急いで撮らせてもらうことに。でも、ソンテウが動き出しちゃって、「あーっ!」と大慌て。周りにいた人も車を停めてくれて無事に乗れました。サムローのおじさん、ありがとうー。

 始めは程よい人数だったソンテウの中も、ちょこちょこ停まってはお客を乗せ、あっという間にいっぱいになった。そこで「いいな。」と思ったのが、子供が乗ってくれば座らせてあげたり支えてあげたり、荷物を持っている人がいれば持ってあげたり、みんなが当たり前のようにそういう事をしていた。そういうのを見ていると、自然と優しい気持ちになるなぁ、と思った。

 ソンテウに乗って3,40分、どこでどうやって降りればいいのか気になっていたけれど、最初に警察官が運転手さんに話してくれていたので、降りる場所で教えてくれた。降りて助手席の窓から、これまた警察官に教えてもらっていた金額を払い、ソンテウは走り去って行った。でも降ろされた場所は、別に観光地でも何でもない。どっちの方向に行けば良いのやら。運転手さんに言われた方向に行きかけたけど違うような気がし、近くにいた人に聞くと真逆の方向を言われた。

 言われた方向へ向かって歩いて行く。上からは太陽が照りつけ、アスファルトからの照り返しもキツイ。行く先には何も見えず、だんだん不安になってくる。本当にこっちなのかな、と思っていたら、目の前に遺跡が現れた。着いた!・・・のはいいんだけど、あれ?これだけ?ガイドブックには、『見ごたえのあるクメール寺院跡』って書いてあるんだけどなぁ(笑)。観光客もほとんどいない。というか、タイ第2の都市らしいコラート、ほとんど観光客を見かけない(笑)。

  
静かなパノム・ワン遺跡。

 
何のお寺なのか・・・(笑)。

 あまりにもあっけなく見終わってしまいフラフラと。ここには犬が沢山いて、警戒した様子で数匹寄って来た。やっぱり、ちょっと怖い。噛まれたら狂犬病にならないとは言えないし。でも、すぐに警戒心はなくなったようで大丈夫だったのだけど、戻ろうと歩き出し、奥の方に子犬がいるのに気づいて遠くから見ていたら、一斉に親犬が走り寄って来たのでドキドキしたー。

 1軒だけあるお土産屋さんでジュースを飲んで一休み。ちょうどモトサイが停まっていたので、ソンテウ乗り場まで乗って行く事に。後部座席にムリヤリ2人で乗ってみた(笑)。足が地面に着いちゃうので意識して足をあげていないといけなくて、楽だったのか辛かったのか(笑)。

 たいして待たずにソンテウがやって来て、そのまま市内に戻った。そして、市内観光を。まず、第1バスターミナル近くでソンテウを降り、朝、バスターミナルに行く途中に見かけたお寺へ。でも、改修中だったので素通り。そのまま路地裏のような小道をのんびり歩いて行った。小さな商店があったりして、とてもいい感じだった。そこを抜けると大きなお寺が見えてきた。何だかとても賑わっていて、誰でも入れる雰囲気だったので建物の中へ入ってみた。中には沢山のお坊さんの写真が飾られていたり、大勢で食事を取った後のようで、食事が終わったお膳が沢山並んでいた。お寺の方へも回ってみたかったけれど、カギこそかかっていなかったけれど門が閉められていて、何か行事が行われているようだったのでやめた。


ここは何だったのかな?

 お寺の敷地から出ると、目の前は、朝覗いた市場だった。どうやらここは、スラナリ通りみたい。通りに並ぶ、裾上げ屋さんや洋服屋さんを覗きながら、ラーチャダムヌーン通りを越えて、旧市街へ歩いて行った。お腹が空いていたので食堂を探していると、カオマンカイ屋さんがあったので迷わず中へ。一緒に出てくる細いネギをポリポリ食べるのも好き。満足♪


ウマウマ♪

 ご飯を食べた後は、再び観光。仏教学校が併設されているというワット・プラ・ナーライへ。・・・とても静けさが漂っていました(笑)。本当に、観光客がいないよー。


何だか寂しげ。

 お寺の敷地を抜けてチョンポーン通りへ。通りを歩いて行くと、道端でソーセージを焼いている。ずっとずっと気になっていた私、「食べたい!」と一言。「さっきご飯食べたばっかじゃん。」と言われるかと思いきや、「食べる?」とのってくれたので1本購入。バス停のベンチで一休み。すっかり豚肉のウインナーだと思い込んでいたら、中からご飯が出てきてびっくり。面白い!おいしい!


おいしかった♪これもイサーン料理?

 予想もしていなかったソーセージ(?)に満足して、先へ進んで行くと大きな門が現れた。多分、ポンラーン門、だと思う。


旧市街は1辺約1キロの堀に囲まれていて、4ヶ所に門があります。

 門を越えて堀を渡り、ミットラパープ通りへ。車の往来が激しい通りに出たせいか、一気に暑さが増したような気がする。時々水分補給をしながら、次にやって来たのが、ワット・サーラー・ロイ。ここはタイのジャンヌ・ダルクと言われているタオ・スラナリことモー婦人が建てた寺院で、モー婦人の遺骨も安置されているのだそう。ここには少し観光客らしき人たちもいて、雰囲気も明るかった。大きな白い仏像があったり、池の中を得たいの知れない大きな生き物が泳いでいたり、少しのんびりと見学。

    
快晴の中、寺院見学。

 暑い中、朝からかなりの距離を歩いたのでだいぶ疲労感が増し、ソンテウもしくはトゥクトゥクで戻る事にした。ミットラパープ通りで待つも、場所が悪いのか捕まえられそうにない。ふと、通りの反対側にサムローが出入りしている場所があるのが見え、「何でこんな所で?」と思いながら、通りを渡って行ってみた。言葉がうまく通じないので周りにいた人たちが自然と集まって来て、あーだこーだ言いながら、よく場所が分かっていなそうだけどホテルまで行ってもらえることになった。女の人が出て来て、しかもやたらとみんな親切だった。みんな親切だなぁ、と思っていたら、どうやらそこは選挙事務所だったようで、このサムローの人たちも関係者を送り迎えするために雇われた人じゃないかと、アキさんが予想。だから、この辺の地理にあまり詳しくないのかも。そして、「あの女の人、選挙に出てる人だよ。あのポスター、そうじゃない?女って、化粧でこうも変わるのか。」と。確かに、そこらじゅうに貼られているポスターの女の人だったかも・・・。だから、親切だったんだなぁ(笑)。

 部屋に戻って一休み。が、そこでじっとしていられる性分ではなく、再び、1人で市街観光へ(笑)。明るい時間にモー婦人像の写真が撮りたくて、像のある広場目指して歩いて行った。途中、甘〜いニオイが漂ってきた。何だか分からないけど粉を練ったものを薄く伸ばし、それを揚げ焼きみたいにして、最後に練乳のようなものを塗ってクルクルっと巻いている。短いけど買うための行列もできていて、気がついたら並んでた(笑)。


少しパリパリとした生地で、甘くて本当においしかった。

 チュンポン門の前にモー婦人像があり、ここだけはいつも大勢の人で賑わっている。モー婦人は、コラートがラオス軍に襲撃されたとき、機転を利かせて敵兵士にお酒を飲ませて撃退したのだそう。3月下旬から4月上旬には、モー婦人をたたえたお祭りもあるそうで、沢山の新鮮な花々が供えられている様子を見るだけでも、本当にみんなから崇められているのが分かる。

 
青空に映えるモー婦人像。この周りには参拝者がたくさん。

 
チュンポン門、表と裏。どっちが表なのか分からないけど(笑)。

 この広場の脇に、堀に沿ってベンチが並んでいる。ここで腰を下ろし、堀の向こうの景色を眺めながら、さっき買った甘いおやつを食べた。おこぼれをもらおうと、ハトがたくさん集まってきたけれど、予想以上においしくてペロリと食べてしまった。またブラブラしに行こうと腰を上げると、ちょうどソーセージ屋台がやってきた。さっき食べた串に刺さったものと、丸い玉が連なったソーセージが焼かれている。この、丸い玉のソーセージもずっと気になってたんだよね。というわけで、思わず買いに行ってしまいました(笑)。買い方がよく分からないうえ、お互い言葉がうまく通じない。私はいくらか聞いてるのだけど、多分おばさんは、最低いくらから、と言ってたんだろうなぁ。その金額を言ったら、丸い玉を2つ、串に刺してくれた。1つが大きなビー玉くらいの大きさなので、おばさんは、「これでいいの?」という風に声をあげて笑ってるし、私も、「あ、こういう買い方だったのか。」とおかしくて笑った。ちなみに、このソーセージの中身もご飯だった。


こんな景気を眺めながらのんびりするのも気持ちがいい。

 その後は、ラーチャダムヌーン通りを南に向かって歩いて行く事にした。マハータイ通りに出るまでの間には沢山の屋台が出ていて、人でごった返している。どんな物が売られているのか覗きながら歩いていると、白と緑の2種類の飲茶が売られていた。う、おいしそう、気になる(笑)。他で売られているの見たことないし、ここで食べないと食べれないかも、と思わず買ってしまいました。我ながらよく食べるよなぁ、少量ずつだけど(笑)。でも、すごくおいしかった!

 南にずっと歩いて行くと、左手に時計塔が現れた。役所みたい。


もうすぐ5時。

 右手にはマハ・ヴィラウォン国立博物館があり、その先にお寺が見えてきた。敷地内に入れるようになっていたので入って行き、写真を撮っていた。ふと視線を感じて振り返ると沢山の人が集まっていて、こちらをチラチラと見ていた。「何だろう?」と周りを見渡して、あ・・・。どうも、お葬式の最中だったようで・・・。ご、ごめんなさい・・・。


西日に照らされるお寺。

 ここで来た道を戻り、新市街をぐるりと回ってみることにした。特に何があるわけでもないけれどブラブラし、最後に市場の中を一回りして、またしてもおいしそうなおやつを見つけて買って帰ることにした。行きに買った甘いおやつを買いたかったのだけど、あっという間に売り切れたようで、屋台そのものがもうなかった。

 
モチモチしていておいしかった。

 今夜もナイトバザールへ。屋台で、イサーン料理のソムタム(パパイヤのサラダ)・ガイヤーン(フライドチキン)・カオニャオ(もち米)などを買い込み、部屋でのんびり夕ご飯。おいしかった♪今日はよく歩いたけど、よく食べた〜(笑)。

2004年10月25日(月) ピマーイ観光
 朝、近くのヌードル屋さんで朝ご飯。好きなタイプの麺を選んで作ってもらいます。チャーシューがたっぷり載っていておいしかった。ただ、水が欲しかったのだけど、無いのか伝わらなかったのか、スープが出てきた(笑)。それと、ここの犬がすごくかわいかった。料理が出てくるのを待っている間、イスに座っている私のヒザの上に両手を載せて立ち上がり、そのままヒザに顔を載せてリラックス。くぅ〜、たまらん♪


チャーシューたっぷり♪

 ご飯を食べてからトゥクトゥクに乗り、第2バスターミナルへ。今日は少し足を伸ばして、タイのアンコールワットとも呼ばれているピマーイ遺跡公園へ観光に行きます。大きなバスターミナルに着き、ピマーイ行きのチケット売り場を探してウロウロ。親切な人がバスまで案内してくれた。とりあえずバスに乗り、出発してからお金は集金されるらしい。決して立派ではないバスだけど、逆にワクワクする。出発時間になり、そこそこの人を乗せたバスは出発。このバスもちょこちょこと停まっては人を乗せ、あっという間にぎゅうぎゅう詰めとなった。全開の窓からも閉まらない入口からもものすごい勢いで風が入り、ピマーイに着いた時は、髪の毛はぐちゃぐちゃのゴワゴワだった。


トゥクトゥクの座席から見た風景。

 バスを降りてから少し歩くと、ピマーイ遺跡公園の入口に着いた。ここは40Bの入場料が必要で、それだけにきちんと公園になっているし観光客もそれなりに多い。ただ、昨日のパノム・ワン遺跡が期待外れだったので、ここもあまり期待しないようにしていたけど、なかなか良かった。そんなに大きくはないのだけど、「遺跡を見に来た。」と思えるような場所だったかな。でも、「タイのアンコールワット」というのはどうだろう(笑)?

  
テラスを越えて行くと、神殿が現れます。この塔は28mあるんだそう。

  
クメール様式の装飾が立派。

   
回廊の中にひっそりと石像があったりします。

   
奥の方には瓦礫の山も。

 ピマーイ遺跡公園を見学後、サムローに乗ってサイ・ンガーム公園へ。ここは立派なベンガル菩提樹が有名とのこと。枝の絡み合うベンガル菩提樹の森は、外から見ても圧巻。でも、まずは腹ごしらえ、お昼の時間です。ベンガル菩提樹の森の脇に並ぶ屋台で、またまた挽肉バジル炒め載せご飯(名前何て言うんだろう?)とソムタムを。ソムタムに添えられた、生キャベツ・インゲン・空心菜(?)もポリポリと。おいしい〜。


大満足なランチ。

 お腹もいっぱいになり、ベンガル菩提樹の森の入口へ。森の入口で魚やカメや小鳥が売られていて、「お土産かな?」と思いながら、ベンガル菩提樹の森の中へ歩いて行った。絡み合う枝々を見て驚き、自然の力のすごさを思う。森の中は強い日差しも遮られ、とても気持ちいい。「うわ〜。」と言いながら歩いて行くと池のほとりに出た。岸の近くを泳ぐ沢山の魚が目に入り池の中を覗き込んでいると、入口で売られていた魚やカメの入った袋を持った家族連れがやってきた。その家族は池のほとりにしゃがみこみ、買ってきたばかりの魚やカメを池に放し出した。なるほど、ここの池に放してあげるために売られていたんだ。放してあげることでどんな御利益があるんだろう。すごく興味深くて、「買ってみる?」と張り切って言うと、「お金捨てるようなもんじゃん。」と言われ、「え・・・。」と。目が点になっていたらしいです、私(笑)。

  
絡み合う枝々に、池に魚やカメを放す家族連れ。

 ベンガル菩提樹の森を抜け、公園をぐるりと1周。立ち並ぶお土産屋を流し見しながら戻って来ると、行きに乗って来たサムローのおじさんがまだいたので、またそのサムローに乗って、ピマーイ遺跡公園近くに戻った。せっかくなので、ピマーイの街をぶらぶら散策。勝利門を抜け、この辺りでバスに乗れるのではないかと、少し待ってみることにした。でも、バスが来る気配がないので諦めて、ピマーイ遺跡公園近くのバスターミナルへ歩いて行った。そしてバスに乗り、コラートへ。またしても、バスの中は大混雑していた。


牛の親子が、無心で草を頬張っていました。

 コラート市街に戻り、少し新市街をブラブラと散歩。観光客はほとんど見かけないし、ましてや日本人に会う事もないのに、日本料理屋がよく目につく。アキさんが言うには、この地域で働いている日本人がいるのかも、と。日系企業があるのかな。


 
旧市街の方でバスを降りたらありました、ポンセーン門。

 夜は、ナイトバザール近くの食堂で、ビールとチャーハンで夕飯。ここでも言葉が全く通じず、何だかおかしい。やっぱり外国人は珍しいのかな、おばさんたちもニコニコしつつソワソワしたり、気になっている様子。そんなおばさんが作ってくれたチャーハンは、本当においしかった。帰り、ファミリーマートで見たことのない安いビールを1本買って帰った。たいして味の分からない私には、このビールでも十分おいしかった(笑)。

 
おいしかったチャーハンと、初めて見た安ビール。

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